第六天社
さてさて、これだけではありません。本殿でお参りした後は、そのまま後ろを向いてみて。第六天社があります。
これは関東近郊の方以外には、あまり馴染みがない神様かも。というのも、もともとは広く日本で祀られていましたが、織田信長が厚く信仰していたことから、後に天下をとった豊臣秀吉が、拠点としていた西日本を中心に第六天社を廃止してしまったんです。
関東でも300ちょっとしか祀っている神社はありません。もともと仏教の天魔を祀っていましたが、神仏習合により神様が変更となり、淤母陀流神(おもだるのかみ)を祀ることになりました。おもだるのかみは、人体が完ぺきであることを表した神様で、その完ぺきさを表すことから、望む姿を目指す、つまり諸願成就の神様です。
金刀比羅宮
まだまだあります!本殿を正面に見て左側には、金刀比羅宮(ことひらぐう)があります。
祀られているのは、大物主神(おおものぬしのかみ)、別名は大国主命(おおくにぬしのみこと)。別名のほうが認知度が高いかもしれません。大国主命は、海の彼方から波間を照らして現れた神様という説があり、航海の安全や海難救助を司る神様でもあります。そのため海を背にして祀られています。
稲荷社
まだまだ!稲荷社もあります。
一番馴染みのある神様ではないでしょうか。五穀豊穣、産業興隆、家内安全、交通安全、芸能上達と万能の神様です。
展望台から眺める江の島
いやいや、神様がたくさんいらっしゃってかなりお腹いっぱいです。境内の奥の海に面したところには、ちょっとした展望台スペースがあります。
この展望台は江戸時代には、幕府の命令で湾を守るための番所が設置されていました。外国の船の侵入を防ぐために、ここで日々海を見張っていたわけですね。
ここからは、神奈川の有数観光スポットである江の島を眺めることが出来ます。夕陽の時刻になると、こんな風に幻想的な風景になって、とっても癒されます。
おわりに
最初にお話した小動神社の由来、覚えていますでしょうか?
その昔、風がないのに美しくゆらぐ松があったことから小動(こゆるぎ)という名が付いたと言います。風がないのに松が揺らぐ、この現象こそパワースポットの条件なんです。
神社に通い出すと神様に呼ばれるようになると言います。そして神様もウエルカ~ムのサインを参拝者に出してくれるんです。いろんなサインがありますが、最も代表的なものが、お参りをしているときに、突然風が吹くというもの。小動神社の「風がないのに松が揺らぐ」はまさに神様のウエルカムの気持ちをあらわしていると言えるでしょう!
小動神社は、夢で呼ばれて訪れる人も多いという不思議な神社です。この記事を読まれたあなたも確実に小動神社に呼ばれていると思いますよ!ぜひ一度訪れてみては?
提供・トリップノート
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