日本最北に位置する市、稚内市。その先端である宗谷岬は、一般人が立ち入れる場所としては日本の最北端です。今回は、日本の最果てと言っても過言ではない宗谷岬と、宗谷湾をへだててすぐ西にあるノシャップ岬をご案内します。
見どころの多い「ノシャップ岬」
日本最北端の宗谷岬に行く前に、まずはノシャップ岬を紹介します。
アイヌ語で「岬が顎のように突き出たところ」の意味を持つノシャップ岬。宗谷岬とは宗谷湾をへだてて相対しており、緯度としては宗谷岬より5度南に位置します。
西側には利尻島をのぞむことができます。
日本2位の高さ(43メートル)を誇る稚内灯台、ノシャップ寒流水族館、青少年科学館など見どころも多いので、宗谷岬と一緒に訪ねましょう。
ノシャップ岬へのアクセス
ノシャップ岬は稚内駅前バスターミナルから宗谷バスで10分ほどのところにあり、後述の宗谷岬より気軽にアクセス可能です。ノシャップ岬から宗谷岬までは、車で40分ほどかかります。路線バスでノシャップ岬から宗谷岬へ行くことはできないため、車がない方は一度稚内駅前バスターミナルにもどりましょう。
なお定期観光バスに申しこめば、稚内駅前バスターミナルへもどらずに、他の観光地と一緒にノシャップ岬と宗谷岬をまわることは可能です。
一般人が立ち入れる日本の最北端「宗谷岬」
一般人が足を踏み入れられる場所としては、日本の領土の最北端に位置する宗谷岬。
撮影スポットとして有名な日本最北端の地の碑。旅行好きにとっては、いつか必ず訪れたい聖地のような場所といえるかもしれません。
碑は北極星、つまり星形の一角を象った形をしており、中央にはN(北)の文字があります。円型の台座は平和と協調を表しています。
ロシアのサハリンまでの距離はわずか43キロ。天気が良ければ、海の向こうにその姿をのぞむことができます。
宗谷岬へのアクセス
稚内駅前バスターミナルから宗谷岬までは、路線バスで50分ほどかかります。自分で運転するかタクシーに乗れば35分ほどの距離です。