1982年製作のアメリカ映画『48時間』について、そのあらすじやキャストの情報、続編や寄せられたレビューなどをご紹介します。俳優エディ・マーフィのデビューともなった今作は、今も色褪せない名作として知られるサスペンスアクションです。気になっている方はもちろん、次に観る面白い作品をお探しの方もぜひ参考になさってください。
映画『48時間』の作品情報
映画『48時間』は、1982年制作のアメリカ映画です。サスペンス・ミステリーに分類される作品で、上映時間は114分です。サンフランシスコを舞台に、刑事と囚人という正反対な二人がタッグを組み、凶悪脱獄犯を追うというストーリーです。
製作を担当したのはローレンス・ゴードンとジョエル・シルヴァーで、監督は「ロング・ライダーズ」で知られるウォルター・ヒルです。脚本はロジャー・スポティスウッド、ウォルター・ヒル、ラリー・グロス、スティーヴン・E・デ・スーザらが共同で制作しました。
この作品はエディ・マーフィの映画デビュー作でもあり、他にニック・ノルティ、アネット・オトゥール、ジェームズ・レマー、フランク・マクレーらが出演しています。
撮影が行われたのはカリフォル二ア州モデストで、1982年5月17日より開始し、のちに舞台をロサンゼルス、サンフランシスコに移して三ヶ月で完成となりました。
映画『48時間』のキャスト
映画『48時間』には、どのようなキャストが出演しているのでしょうか。ここからは、主要な登場人物と、それぞれを演じたキャストについてまとめます。
ジャック・ケイツ役:ニック・ノルティ
ジャック・ケイツを演じたのはニック・ノルティです。ロサンゼルスのパサデナ・プレイハウスとステラ・アドラー・スタジオにて下積み時代を経たのちに、1972年の映画「Dirty Little Billy」にてデビューを飾りました。
その後出演したテレビシリーズ「リッチマン・プアマン 青春の炎」で人気を博すこととなり、エミー賞とゴールデングローブ賞TVドラマ部門の主演男優賞にノミネートされました。映画「48時間」では、エディ・マーフィとの凸凹コンビが注目を集めます。
「サウス・キャロライナ 愛と追憶の彼方」と「白い刻印」ではアカデミー主演男優賞にノミネート、「Warrior」では同助演男優賞にノミネートされました。
レジー・ハモンド役:エディ・マーフィ
レジー・ハモンドを演じたのはエディ・マーフィです。1981年、「サタデー・ナイト・ライブ」のキャストに抜擢されたことで注目を集め、『48時間』にて映画デビューとなりました。そして最年少コメディアンの誕生として、世界中で話題となります。
全米で大ヒットとなった『ドクター・ドリトル』など、数々の話題作に出演したほか、「LIFE」では制作と主演を兼ねました。ディズニーアニメの『ムーラン』やその他いくつかの作品では声の出演をしています。またミュージシャンとして、1984年にはグラミー賞を受賞しています。
アルバート・ギャンズ役:ジェームズ・レマー
アルバート・ギャンズを演じたのはジェームズ・レマーです。弁護士の父と公務員の母の間に生まれた彼は、高校進学後音楽の道を志し、一旦は中退しました。しかしその後復学し、ニューヨークの俳優養成学校ネイバーフッド・プレイハウスにて演劇の勉強をします。
学校卒業後には、同校の劇団員として、全国を周りながら俳優としてキャリアを形成していきます。スクリーンデビューは、1979年の映画「ウォリアーズ」でのことでした。同作はウォータ・ヒル監督による映画で、以後も彼はヒル監督の作品に多く出演します。