お金を借りる行為、すなわち借金は「良い借金」と「悪い借金」に分類できます。借金なんてどんな理由であってもダメだと感じている人も多いかもしれませんが、目的によっては正当化できることもあるのです。
3つの側面から借金の是非を考えていきましょう。
■「目的」と借金の善し悪し
一般的に、住宅ローンや自動車ローンなどの「資産」を持つための借金は良い借金、一方で「消費」のための借金は悪い借金とされます。
ローンを組んで住宅や自動車などを手に入れれば、必要金額を自力で貯めなくてもその資産を持つメリットを享受できます。また、それらの資産を購入金額以上でうまく売却できれば、リターンが生まれることもあります。ただし、返せる見込みがないほど多額のローンを抱えるのはNGです。
消費のための借金はどうでしょうか。消費という行為は、お金を使ったあとに資産のようなものが残らず、リターンを生む可能性もありません。できるなら消費のための借金は避けたいものです。
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■「金利」と借金の善し悪し
続いて、金利の面から借金を考えてみましょう。シンプルに、金利が低い借金は良い借金、金利が高い借金は悪い借金といえます。金利が高ければそのぶん、返すお金が増えるので当然のことです。