貯める&備える
2019/03/17

ポイント投資のやり方は?どんなサービスがあるの?

(写真=PIXTA)
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「ポイント投資」という言葉を耳にしたことはありますか?「ポイント投資」とは買い物した時に貯まるポイントを使って投資の疑似体験をしたり、実際に投資したりできる運用サービスのことです。保有ポイントを利用するので元手が要らずリスクも低いというメリットがありますが、まずはその仕組みや具体的なサービス内容を確認しておきましょう。

ポイント投資の魅力は「元手不要」で保有ポイント以上の損失リスクがないこと

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さまざまな企業が、ポイントを使って投資を体験できる「ポイント投資」サービスに参入しています。クレジットカードなどで貯まったポイントを使い投資信託や株式の運用が行えるサービスで、通常取り引きのようにまとまったお金が不要なのに加え、ポイント以上の損失が生じないので安心です。

「ポイント投資」にはサービス提供会社により「疑似体験」ができるものと「資産運用」ができるものの2パターンがあります。まず「疑似体験」のポイント投資は、東証株価指数や投資信託の運用実績がポイントの増減として反映される仕組みになっています。

疑似体験のためポイントが実際に投資されているわけではないものの、指数や実績の変動によってポイント数が増えたり減ったりします。手数料は無料ですが、上昇時に口座から取り出せば儲けにつながり、下降時であれば損失となります。

「疑似体験」ですので証券口座の開設は不要。会員サイト内の運用口座を利用してポイントの増減を確認する場合が主ですのでとても簡単です。口座の中のポイントを現金化することはできないものの、好きな時に口座から引き出し、通常ポイントとして利用できるので、投資のお試し体験として気軽に始められます。

一方で「資産運用」のポイント投資は体験を楽しむのではなく、運営会社がポイントを買い取り、実際に金融商品を購入することで投資を実践するサービスです。一般の投資と同様に、投信運用会社が運用する投資信託の買い付けにポイントを充当する仕組みで、つみたてNISA口座での利用も可能です。

実際に投資を行なうため、まずは運営会社に証券口座を開設する必要があります。口座開設後は、商品を買い付ける分のポイントがあればすぐに始められますが、通常取り引きと同様に運用報酬がかかる場合があります。

永久不滅ポイントやdポイントで楽しめる「疑似体験」サービス

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「疑似体験」の代表格はクレディセゾンが運営する「ポイント運用サービス」で、会員向けサイトの「Netアンサー」か「アットユーネット」経由でIDを取得すれば運用口座が作れます。100ポイントからチャージが可能で1ポイントから運用でき、1ポイント単位で自由に取り出せて通常の永久不滅ポイントとして使えるので安心です。

クレディセゾンのポイント運用サービスは商品の豊富さが特徴で、投資信託は国内の東証株価指数に連動する「日本株コース」や米国市場の株式指数に連動する「アメリカ株コース」、外国株式・債権を中心に積極的なプラス幅を狙う「アクティブコース」や国内債権を中心に安定的運用を目指す「バランスコース」の4種類から選べます。株式はカルビー、日清食品、ホンダなどの銘柄から選択することができます。

NTTドコモの「ポイント投資サービス」も手持ちのdポイントを運用ポイントに変換して投資体験ができるもので、dアカウントとパスワードを入力し規約に同意すれば終了。100ポイント単位で交換でき、1ポイント単位で引き出せ、dポイントとして利用できます。

対象は投資信託2種類で、株式に大きく比重を置き高いリターンを目指す「アクティブコース」と、株式よりも債券に比重を置き安定したリターンを見込む「バランスコース」となります。運用ポイントは提携先の投資運用会社が設定する投資信託の基準価格に連動して毎日変動するため、投資のイメージを理解することができます。

「資産運用」サービスは楽天スーパーポイントなどで投資信託や株式に投資

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「資産運用」ができるポイント運用サービスで注目されているのが、楽天スーパーポイントを利用する「投資信託ポイント投資サービス」です。楽天証券が実施しているもので、投資信託の通常注文だけではなく投信積立にもポイントが使えます。まずは楽天証券に口座を開設することが必要で、本人確認書類の提出や勤務先の情報の入力も必要です。

楽天銀行では2,000本以上の投資信託を扱っており、手数料が0円の商品も1,000本以上あるため、初めはその中から選ぶとリスクが低減します。投資信託の銘柄により必要なポイントの最小額は多少異なるものの、基本的には100円から買い付け可能です。

初心者にとって投資信託を選ぶのは難しいと思いますが、ホームページではお金に関する関心事別に楽天証券が選んだおすすめの投資信託が紹介されています。運用益が非課税になるNISA口座でもポイントでの投資ができるのはうれしいですね。

TORANOTECが運営する投資アプリ「トラノコ」も、ポイントの「資産運用」サービスを始めました。提携先のポイントは決められた換算率で現金に交換されて投資され、1回5円以上から運用できます。

現在、「ポイントタウン」や「ネットマイル」など4つのポイントサイトと提携しており、順次拡大していく予定とのこと。事前の口座開設は必要ですが、毎月の投資額が確定する締め日の前ならばいつでもキャンセルでき、通常ポイントに戻せます。

扱っているのは国内・海外の資産を分散投資できる投資信託で、安定重視・バランス重視・リターン重視の3種類から選べます。運用商品が少なく、アプリで完結できるというシンプルさは初心者向けといえるでしょう。ただ、当初3ヵ月間は無料なものの、その後は月額300円の利用料や出金時の手数料がかかってしまうので、少額の運用者はマイナスになる可能性もあります。

まずはハードルが低いポイント投資で資産形成への第一歩を

(写真=PIXTA)

投資に興味があっても知識不足や元手がかかるために着手できなかった人にとって、「ポイント投資」は始めやすいサービスといえます。実際に体験することで、投資がどのようなものか理解できるうえ、やり方次第では資産形成への第一歩となることでしょう。

文・渡辺友絵(ライター・編集者)

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