中谷美紀さん主演の金曜ドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS)もテーマになっている不倫。単身者同士の恋愛にはないさまざまな側面がクローズアップされますが、今回は金銭面を中心にコストパフォーマンスを考えてみました。

冒頭のドラマでは既婚者同士の不倫が描かれていますが、今回は独身女性と既婚男性の不倫について女性側から解説します。

不倫のコストはどのくらい?既婚者が離婚しなかった場合

不倫は発覚したけれど、既婚男性の妻が「離婚」を選択しなかったとしましょう。

既婚男性の妻が離婚しないのを前提に、不倫相手の女性に対して慰謝料請求をすると、裁判になっても請求金額はおおむね50万~100万円くらいです。

不倫のコストはどのくらい?既婚者が離婚した場合

既婚男性の妻が不倫を理由に離婚を選択したときは、既婚男性・不倫相手双方に慰謝料を請求する場合と、不倫相手だけに慰謝料を請求する場合があります。

このケースでは、離婚の原因が不倫にあると裁判で認められると、最低でも150万円~200万円の慰謝料を支払わなければならなくなる可能性があります。最近はそれ以上に慰謝料が認められることもあります。

不倫のパフォーマンスってなに?

(写真=PIXTA)

コストに対して、得られる「パフォーマンス」は何でしょうか。

オトナの余裕が感じられる既婚男性と過ごす蜜のような時間でしょうか。既婚男性が自分より年上ですと、これまでの人間関係・仕事の面で自分が知らないさまざまな経験をしています。同世代の友人たちから得られる知識・経験と違う世界があることを教えてくれたり、仕事に活かせるアドバイスが得られたりすることもあるでしょう。

また、既婚男性には家庭があることや、職場でも地位があることからくる、安定感があります。職場などでの人間関係や仕事で息詰まることがある独身女性の、悩みやグチを既婚男性ならではのゆとりで受け止めてもらえ、居心地の良さを感じることもあるでしょう。既婚男性がかなりの年上の場合、デート代は男性側が持ってくれるかもしれません。

あるいは一番の醍醐味は、背徳的な関係がもたらす「スリル」でしょうか。悪いことをしているというスリリングな「ドキドキ感」。はたまた引き裂かれる運命だからこその「胸キュン」は、独身同士の恋愛にはないものがあるでしょう。

ただ、それらの「パフォーマンス」を得るには先述したようなコストがかかるのも事実。200万円、という金額をあなたはどう感じるでしょうか。

fuelleの読者の皆様の年齢になると、仕事のことに加え、自分の健康や親の介護などの問題が出てきて精神的・肉体的な負担が増す年代です。将来さまざまな試練や苦難を乗り越える必要が出てくることも頭に入れておきましょう。

文・片島由賀(弁護士・勁草法律事務所)

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