やっぱり「お偉いさんに気に入ってもらう」ことで巡ってくるチャンスはあるんですよね。これからの忘年会シーズンで、役職付きの人とも会話する機会が出てきます。とはいっても親に近い年齢の相手とどんな話をすればいいかわからない……!人間は、自分と同じものが好きな人には少し気を許してしまいがち。40代上司なら、このあたりのアニメが好きな可能性が高い!? 20代でも楽しめそうな4作品を集めました。
『AKIRA』(1988年公開)
東京オリンピックを翌年に控えたネオ東京を舞台に、「健康優良不良少年」金田と、金田の幼馴染で衝突事故をきっかけに超能力に覚醒した鉄雄、反政府ゲリラとしてテロ活動に参加する少女・ケイたちの戦いを描いた劇場版アニメです。
原作漫画を描いた大友克洋は、フランスで開催された「第42回アングレーム国際漫画祭」で日本人として初めて最優秀賞を受賞。大友自ら劇場版のメガホンを取り、製作期間3年、総制作費10億円という当時のアニメーションとしては驚きの規模で制作されました。
洗練された映像は、今観ても全く古臭さを感じさせません。作品の舞台が「東京オリンピックを控えた2019年」なので、話題にも出しやすそうです。「新アニメ化プロジェクトが進行中なんですよ」と教えてあげると、上司も喜んでくれるかも!
『シティーハンター』(1987年4月放送開始、全51話)
『週刊少年ジャンプ』にて連載された北条司の人気漫画が原作。都会の悪を掃除する「スイーパー」冴羽獠の活躍を描いたアクションです。エンディングテーマに起用されたTM NETWORKのヒット曲「Get Wild」は、ある意味もっとも有名なアニソンと言えるかも?
テレビアニメ版だけでもシリーズが4つ存在し、さらにテレビスペシャルに映画に……と、今から知ろうとするのは、なかなかハードルが高そう。2019年2月に公開された新作映画『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』をひとまずチェックすれば安心です。
こちらの新作は、冴羽獠役の神谷明を始めオリジナルキャストにこだわり、長年のファンからも絶賛されました。「新作映画を観て面白かったんですけど、次に何を観ていいかわからなくて……。課長のお気に入りのエピソードは何ですか?」のように質問しちゃいましょう。
ちなみに2019年11月29日よりフランス実写版映画『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』も公開中です。
『魔法の天使 クリィミーマミ』(1983年7月放送開始、全52話)
10歳の女の子・森沢優が、妖精ピノピノから1年間の期限付きで「願いがかなう魔法」を授けられ、素敵な女性に変身した姿でアイドル歌手・クリィミーマミとしてデビューする物語。スタジオぴえろ魔法少女シリーズの記念すべき第1作です。
当時まだ新人だった歌手・太田貴子の歌声に、パステルカラーの配色など、隅々まで「かわいい!」がギュッと詰まっています。現代の「ゆめかわいい」につながる世界観の作品と言えそうです。
2013年に30周年記念プロジェクトが立ち上がって以来、いろいろなグッズが発売され続けています。2019年7月には「サンキューマート」、同年11月には「Charles Chaton(シャルルシャトン)」からスペシャルコラボアイテムが発売されており、80年代アニメであるにもかかわらず、現代でファッションアイコンになっているのが凄い!