老後の資産形成の手段として注目を集めている「iDeCo(イデコ)」。これまで月払いしかできませんでしたが、制度が改正され半年払いや年払いの設定も可能となりました。今回はこのiDeCoの支払方法にフォーカスしてみましょう。
そもそもiDeCoって?
iDeCoは、60歳まで一定金額を毎月積み立て、その掛け金を用いて定期預金や保険、投資信託といった金融商品を選定し運用する仕組み。60歳以降にその運用資金を受け取ることができます。このiDeCoのメリットは大きく3つ。
- 所得控除が受けられる
- 運用益には税金がかからない
- 受け取りは「退職所得控除」「公的年金等控除」の対象となり、税金が優遇される 老後資産の形成に役立つだけではなく、節税効果も見込めることから加入者数は年々増加しています。
半年払いや年払いも可能に!そのメリットとは?
2018年1月に制度が改正され、月払いだけではなく半年払いや年払いも可能に。この改正によるメリットは以下の通りです。
手数料の軽減
拠出する度に毎月手数料が必要でしたが、そのうちのひとつ「国民年金基金連合会手数料」の103円を、半年払いや年払いを選択することで節約することができます。
ボーナス払い可能に
iDeCoには月の拠出額に限度がありますが、これまでは残高不足等で引き落としができなかった場合、翌月にまとめて支払うことはできませんでした。しかし、制度改正により、年間限度を超えなければまとめ払いも可能に。また、月払い額を抑えてボーナスで補填するという方法も選択できるようになりました。
まとめ払いのデメリットや気をつけることはある?
まとめ払いで気をつけなければいけない点は、ドルコスト平均法が活用できないこと。投資信託のような価格変動のある金融商品の場合、月単位で拠出することで投資のタイミングが分散できるため、価格の変動幅を抑えることができます。しかし、まとめ払いにすると価格変動幅は大きくなり、リスクも大きくなってしまう可能性があります。
価格変動のある商品でリスクを抑えたい場合、月払いの方がよいでしょう。
使い勝手がよくなったiDeCoを始めてみよう!
制度が改正され、ますます使い勝手がよくなったiDeCo。将来の老後資金が不安、ボーナスを有効に運用したいという人は、ぜひこのタイミングでiDeCoを始めてみてはいかがでしょうか。
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文・万代未希(ファイナンシャルプランナー)
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