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2018/05/05

保険加入時の告知義務 うそをついたり黙っていたりしたら保険金がもらえないかも?

(写真=Vitali Michkou/Shutterstock.com)
(写真=Vitali Michkou/Shutterstock.com)
生命保険に加入するときは、自分の健康状態についてありのままに伝えなければならない。これを「告知義務」という。健康状態に何も問題がなければいいのだが、今は元気だけれども「一昨年前に入院した」「最近、インフルエンザで通院した」「数年前に手術を受けた」という人もいるだろう。こうした場合、どのように告知をすればいいのか迷うかもしれない。それぞれの状況に応じてどう答えるべきなのか確認しておこう。

告知書ではどのようなことを聞かれるのか?

保険に加入するときの診査方法には被保険者が記入する「告知書扱」、健康診断書や人間ドックの結果のコピーを提出する「健康診断書扱」「人間ドック扱」、面接士による「面接士扱」、診査医による「医師扱」がある。

「面接士」は聞きなれないかもしれないが、生保の契約の際、被保険者の健康状態や告知記載事項の確認などを行う人のことだ。生命保険協会の試験に合格すればなれる。

診査方法は保険金額の大きさによって変わるのだが、ここでは一番簡単な診査方法である「告知書扱」についてみていこう。

告知書の主な質問項目

告知書で聞かれることは、被保険者の身長、体重、職業、そして過去5年以内の健康状態についてである。

健康状態の質問とは、現在治療中の病気はないか、今までに入院や手術を受けたことはないか、がんにかかったことはないか、健康診断での異常の指摘はないかなどである。実際の告知書での質問項目は次のような内容だ。

(1) 最近3カ月以内に、医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがあるか。
病気やけがに限らず、「医師に診てもらった」事実があれば、告知が必要だ。

(2) 過去5年以内に、手術や7日間以上の入院をしたり、保険会社が特定している告知書記載の病気で一度でも医師の診察・検査・治療を受けたり、それ以外の病気で7日以上の投薬を受けたことがあるか。
「7日以上」とは、初診から最後に診察を受けた日が7日間以上の場合のこと。再検査・精密検査・定期的な検査・診察を受けている場合や、自己判断で治療を中断した場合も告知が必要だ。

(3)今までにがん(悪性新生物・悪性腫瘍)または上皮内がんにかかったことがあるか。

(4)過去2年以内に、健康診断・人間ドックを受けて、異常(要再検査・要精密検査・要治療)を指摘されたことがあるか。

(5)身体の障害について、「視力・聴力・言語・そしゃく機能」に障害があるか。「背骨(脊柱)」に変形や障害があるか。

(6)(女性の場合)現在妊娠しているか。

以上が保険に加入する際に聞かれる主な項目だ。上記の内容に被保険者自身がありのままに正確に答えなければならない。生命保険募集人に口頭で健康状態を伝えても告知したことにはならないので気を付けよう。

告知をしなければならない微妙なケース

実際、「こういう場合は告知しなければいけないのか?」と迷うことがあるかもしれない。具体的な例を挙げてみよう。

例1……1年前に急性胃腸炎で通院を1日したが、薬は7日分処方された。

例2……健康診断で前立腺肥大の疑いで「要再検査」と指摘があったが、自覚症状がないため再検査は受けていない。

例3……健康診断で子宮筋腫を指摘されたが「要経過観察」と言われた。

例4……1年に1回定期的に「子宮頚部異形成」のため診察・検査を受けている。

例1の場合……(2)に該当するため告知する必要がある
例2の場合……(4)に該当で要告知。
例3の場合……「要経過観察」が告知の対象となるかどうかは保険会社によるため、しっかり告知書を読んで判断する。
例4の場合……(2)に該当するため告知する必要がある。

微妙で判断が難しいケースもあるが、迷うときには保険会社や募集人に一度聞いてみるといい。また風邪やインフルエンザなどで一度診てもらったが完治したという場合には、告知が要らない保険会社もあるのでその点も事前に確認しておこう。
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