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2020/01/05

医療保険とがん保険、どっちを選べばいいかはこう考える

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
医療保険とがん保険には、どのような違いがあるのでしょう。「医療保険は病気全般、がん保険はがんだけ」というイメージ以外にも、実はたくさんの違いがあります。今回は医療保険とがん保険の違いを説明し、選び方の参考となる考え方について解説します。

医療保険は幅広い病気が対象、入院・手術がメイン

まず、医療保険の特徴について解説します。

医療保険は、がん保険と比べると保障対象が広いことが特徴です。がんを含む病気、ケガなどが保障対象になることが一般的です。また、保険によっては躁うつ病などの精神疾患が対象になるものもあります。

一方、保障内容は入院と手術がメインで、通院のみの治療で治った場合、保険金が受け取れないことがほとんどです。ただし保険の種類によっては、診断時や退院時に保険金を受け取れる場合もあります。入院日額は、5,000円・1万円・1万5,000円などの金額設定があり、入院日数に応じて支払われます。

医療保険を選ぶなら、支払限度日数にも注意しましょう。支払限度日数は、60日・120日・180日などがあり、選択できる場合もあります。受け取れる給付金の額は「入院日額×入院日数」なので、支払限度日数は長いほうが安心です。

最近の医療保険の多くは、免責期間が設けられていません。免責期間とは、給付金が支払われない期間を指します。例えば、入院免責が4日の場合、4日以内に退院した場合は給付金を受け取れません。ただし古いタイプの医療保険だと数日の免責期間が設けられていることもあります。最近は医療費削減を目的として、入院期間は短縮される傾向にあるため、免責日数のない医療保険を選びましょう。

医療保険を選ぶなら、先進医療も重要です。先進医療は社会保険の対象外となるため、高額な治療費のすべてを自己負担しなければなりません。先進医療を選択できないと、疾病によっては治療の選択肢が狭まり、命にかかわることもあります。

そのため、先進医療に対応した医療保険を選んでおくと安心です。先進医療に対応した医療保険なら、先進医療のためにかかった交通費なども対象となります。

医療保険に加入するには、診査もしくは告知が必要です。医療保険は、既往歴があると加入が難しくなったり、条件がついて保険料が上がったりすることが多々あります。健康状態に不安があるなら、できるだけ告知のみの医療保険を選ぶと安心です。

がん保険はがんに特化、入院・手術だけでなく通院も対象

続いて、がん保険の特徴を解説します。

がん保険の保障対象はあくまでがんであり、その他の病気やケガは保障されません。一方で、医療保険とは異なり、入院・手術に加えて通院に対しても給付金が支払われることが大きな特徴です。

最近では、放射線・化学療法の発展によって、通院治療の割合が増加してきました。そのため、がん保険に入る場合は通院保険金も重視して選びましょう。

がん治療では、入院が長期化する場合も多々あります。そのため、医療保険と比べると支払限度日数が長く設定されています。1,000日程度の支払限度日数であれば安心して治療に専念できるでしょう。

がん保険を選ぶなら、診断時に一時金を受け取れるタイプが安心です。がんと診断されたら、誰もがこの先の治療や生活に不安を覚えることでしょう。診断時に受け取れる一時金は、そんな不安を少しでも軽減してくれる効果があります。

また、最近では退院時にも一時金が受け取れるタイプのがん保険があります。がんの治療では、退院後も継続的に通院しながら治療を続けていくことになります。そのため、退院時にまとまったお金を受け取れると、治療の励みになります。

がん保険に加入するには基本的に告知が必要になることが多いですが、保険会社や保険商品によって変わります。ただ、医療保険と比較すると、既往歴があったとしても過去にがんにかかったことがなければ加入できる可能性が高くなります。
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