貯める&備える
2019/10/06

投資初心者が知っておきたい外貨預金のメリットと注意点

(写真=Zephyr_p/Shutterstock.com)
(写真=Zephyr_p/Shutterstock.com)
日本の定期預金金利は、大手銀行の1年定期で0.010%程度と過去最低水準になっています。100万円を定期預金に預けても利子は年間で100円です。これでは資産形成どころではありません。投資初心者の方が投資を考えているならば、さまざまな選択肢の中でも高金利で為替差益が狙える「外貨預金」が取り組みやすい投資です。

外貨預金の魅力は金利と差益

外貨預金は、円預金よりも高金利の投資が少額、短期間でパソコンやスマホ経由で簡単に始められます。そして、円安時に為替差益が狙えることが最大の特徴です。この2つの魅力があるために外貨預金は投資家から広く支持されているのです。

外貨預金のメリット

最大のメリットは、円投資では得られないような高金利が受け取れることです。例えば三菱UFJ銀行の外貨預金のサイトでは、期間限定で「外貨定期優遇プラン」を行っています。インターネットバンキング経由での10万円以上の外貨定期預金に対し、米ドルの1ヵ月物で年率6%、豪ドルで5%などの金利がつくキャンペーンです。こういった優遇レートのキャンペーンは継続的に行われていることが多く、他行でも実施しているのでホームページなどで確認してみるといいでしょう。

ただし、このレートはあくまで初回限りの限定レートです。満期日以降は契約が自動継続し、金利は店頭表示利率になります。三菱UFJ銀行の場合、2019年5月15日時点で米ドルが1ヵ月で0.330%、1年で0.50%です。豪ドルなら1ヵ月で0.30%、1年でも0.30%です。これでも円預金に比べれば十分に高い水準です。

さらに、為替が円安になると為替差益が見込めます。分かりやすくするために手数料や為替のスプレッド(売値と買値の差)を考慮せずにシミュレーションしてみます。当初110円で10万円分の米ドル預金をした場合、約909ドル分のドルになります。満期日にドル円が120円の円安に振れていたら、満期時の円換算価格は10万9,080円になり、9,080円の為替差益が生じます。金利よりもむしろ為替差益のほうが大きくなることも多いのが外貨預金です。

分散投資としての効果も期待できます。日本の人口増加は2008年に1億2,808万人でピークを迎え、人口減少下では労働投入での経済成長はあまり見込めません。そのため潜在経済成長率は低く、さらに低金利です。資産を円だけに集中しているのはある意味リスクとなるため、外貨預金で国、地域の分散投資をすることでリスクの軽減を図ることができます。
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