貯める&備える
2019/08/16

外貨建ての生命保険に入る前に知るべきメリット・デメリット

(写真=Marsan/Shutterstock.com)
(写真=Marsan/Shutterstock.com)
外貨建ての生命保険があるのをご存じでしょうか。外貨建ての生命保険は円建てに比べて貯蓄性が高いといわれて注目されていますが、どのような仕組みになっているのでしょうか。

外貨建ての生命保険とはそもそもどういうものか

外貨建ての生命保険とは、アメリカドルやユーロ、オーストラリアドルといった外貨で保険料を払い込み、外貨で保険金や解約返戻金(へんれいきん)を受け取る生命保険のことです。保険金の補償額は外貨を基に算出され、保険会社は外貨で運用を行います。「通貨が外貨である」こと以外は一般的な日本円建ての生命保険と仕組みは同じです。

通貨が外貨である場合、為替相場の変動の影響を受けます。為替の変動による為替リスクは、保険会社ではなく契約者または受取人が負うことになります。外貨建ての生命保険の種類には、終身保険、養老保険、個人年金、変額個人年金保険などがあります。保険料の支払いは、日本円建ての生命保険と同じように一括払いや月支払いとなります。

外貨建ての生命保険に入るメリット

外貨建ての生命保険には主に下記の4つのメリットがあります。

日本円建ての生命保険より予定利率が高く、貯蓄性が高い

日銀のマイナス金利政策による影響で、日本円建ての保険商品では、高い運用利率を設定することが難しくなっています。しかし、日本よりも金利の高い国の外貨で運用すれば、高い運用利率を設定することが可能です。そのため、外貨建ての生命保険において設定される予定利率が高くなり、貯蓄性が高まります。

日本円建ての生命保険より保険料が割安

保険金額が同じ場合、予定利率が高い保険のほうが支払う保険料が安くなります。そのため同じ内容の生命保険と比べると、外貨建ての生命保険は日本円建てのものよりも安い保険料で設定されていることが多くなっています。

資産の分散ができる

外貨建ての生命保険に加入することで、自分の資産を日本円だけではなく、外貨で持つことになります。日本円は比較的安全な通貨だといわれていますが、日本の景気が悪くなることで日本円の価値が下がる可能性もあります。日本円と外貨に資産を分散することでそのリスクに備えることができるようになります。

為替差益が出る場合がある

保険金などの受取時の為替が、契約時よりも円安になった場合、運用益だけではなく、為替差益も受け取ることができます。そのため、一時払いのタイプは、円高に進んでいるときに契約すると保険金の受取時に為替差益を期待できます。
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