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2019/04/29

自転車事故で1億円の賠償……あなたは大丈夫?

(写真=Thinkstock/Getty Images)
(写真=Thinkstock/Getty Images)
「うわっ、危ない!」

駅前の歩道を歩いていると、真横をかすめるようにスピードを出した自転車が通りすぎてビックリしたことはありませんか?

自転車は車両です。「自転車通行可」の標識がある場合、または13歳以下70歳以上の場合、安全のためやむを得ない場合等を除いて、基本的に車道を通らなくてはいけません。

2013年に公布された改正道路交通法では、下記の通り、自転車のルールが厳しくなっています。

【夜間の無灯】
5万円以下の罰金

【信号無視】
3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金

【飲酒運転】
5年以下の懲役または100万円以下の罰金

【安全運転義務違反】
自転車走行中の携帯電話、イヤホン使用、傘さし運転も5万円以下の罰金

いかがですか。あなたも、ついついしてしまいそうな事が含まれていませんか? しかし、それがヤバイのです。

自転車の対人事故が増えている理由とは

なぜ、こんなに厳しくなっているのでしょうか? その背景には交通事故のおよそ2割は自転車によるもので、中でも歩行者との対人事故が増加していることが指摘されます。そして、その対人事故が自転車に乗る人の「マナーの悪さ」に起因するケースが少なくありません。

最近も自転車を制止しようとした警官に、何と猛スピードで突っ込んで死亡させたという事件がありましたね。

賠償額の判決が1億円のケースも!

自転車だから大きな事故にはつながらない……と思いがちですが、違反すると刑事責任もありますし、民事事件にもなることをご存知でしょうか。例をあげてみましょう。

【9521万円の賠償額】
男子小学生が夜間、自転車で走行中に62歳の女性と正面衝突、女性は意識が戻らない状態になった(2013年の神戸地裁の判決)

【9266万円の賠償額】
男子高校生が昼間、車道を斜め横断、対向車線を自転車で走行していた24歳の男性と正面衝突。男性は言語機能の喪失の後遺症が残った(2008年東京地裁の判決)

このように、1億円近い賠償金を支払わなくてはいけないケースもあります。自転車だからといって甘く見てはいけません。未成年が起こした対人事故の賠償金は、親が支払うことになります。ですから、自転車に乗る人は、主婦・子供を含めて自転車保険に入っていた方が安心と言えるでしょう。

自転車保険にはどんな保険があるの?

自動車やバイクなどは、すべて自動車損害賠償責任保険(自賠責)に強制的に入ることが義務づけられていますが、自転車にはそれがありませんでした。しかし、1億円の判決以降、自転車保険が各社から発売されています。

▽au損保の自転車保険Bycle
  年額保険料:4150円 補償額1億円 ファミリー年額保険料:9660円

▽コープの団体じてんしゃ保険
  家族全員年額保険料:5140円 補償額1億円

▽三井住友住友海上 自転車向け保険
年額保険料:3990円 補償額:3億円 ファミリー年額保険料:7210円
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