(本記事は、杉田卓哉氏の著書『外貨積立から不動産投資まで今すぐ資産を増やす「マネー新常識」』サンライズパブリッシング、2018年4月10日刊の中から一部を抜粋・編集しています)

【『資産を増やすマネー新常識』シリーズ】
(1)もはや円貯金は「ハイリスク・ローリターン」である
(2)長生きは危険?平成が終わる今考える「将来のリスク」
(3)つまらない労働は「時間を売る」ことと同じである確かなワケ
(4)バカは「あるものを恐れない」から成功する 賢者が成功できない理由
(5)なぜ成功するならオリジナルではなく「完コピ」が重要なのか

成功者は他の成功者を完全にコピーする

新しい物事を始めるときの勉強はどのような姿勢で臨むべきでしょうか。それは、理想とする成功例や成功者について、一から十まで完全にやりかたを真似することです。

私の妻は元ケーキ職人で、今では退職して自宅でケーキ作りの教室を開いています。生徒さんはみなレシピに沿って作るのですが、中にはスポンジケーキが思うように膨らまない人がいるそうです。

たいていの場合、この原因は砂糖の量を減らしてしまうことだそうです。理由を聞いてみると、「甘さ控えめがいいと思ってレシピの分量を変えた」といいます。

砂糖には甘味をつけることの他にもうひとつ、泡立ちをよくし生地を膨らませる役割があるのです。そうとは知らずに自己流のアレンジを加えてしまった生徒さんは期待通りの結果が得られなくなります。

表面的に、中途半端に一部だけ真似するようでは意味がありません。成功者のすることには、一挙手一投足に意味があるのです。

本質がわからないうちは余計なアレンジをせず、全てを真似するようにしてください。