貯める&備える
2019/03/03

つまらない労働は「時間を売る」ことと同じである確かなワケ

(写真=Kite_rin/Shutterstock.com)
(写真=Kite_rin/Shutterstock.com)
(本記事は、杉田卓哉氏の著書『外貨積立から不動産投資まで今すぐ資産を増やす「マネー新常識」』サンライズパブリッシング、2018年4月10日刊の中から一部を抜粋・編集しています)

【『資産を増やすマネー新常識』シリーズ】
(1)もはや円貯金は「ハイリスク・ローリターン」である
(2)長生きは危険?平成が終わる今考える「将来のリスク」
(3)つまらない労働は「時間を売る」ことと同じである確かなワケ

お金よりも時間が大事

最近幸せを感じたときのことを思い出してください。どんな場面ですか?

おいしい紅茶を飲んで一息ついたこと?温泉につかって疲れがとれたことですか?日曜の朝に愛犬と一緒に時間を気にせずゆっくりと眠れたこと?職場から疲れて帰ってきて、子どもの屈託のない寝顔に癒されたことでしょうか?

おそらく、ほとんどがお金と直接的に結びつかない場面なのではないでしょうか。数値に換算できるものでもありません。

もし買うことができたとしたら、それは時間を買うということです。

残業で終電を逃して会社に泊まり込んだら子どもの寝顔を見ることはできませんが、少しお金を払ってタクシーを使えば、自宅に帰ることができます。

私もかつては寝る時間を削ってまで仕事をしていた時期がありました。しかし、睡眠の確保は人生の課題のひとつであると思うようになってからは、帰れる距離であっても宿をとるなど、少しでも時間を有効に使うように心がけています。

寝る時間の確保が大事だと思うようになったのは、ある人の早世がきっかけです。

サラリーマン時代の上司で、「鉄人」と呼ばれていたその人は、全く睡眠をとらずに働いていました。タバコも吸い、食事もあまりとらない人だったので何が原因だったのかはわかりませんが、40歳くらいで亡くなってしまったのです。

1日8時間睡眠をとるとして、人が起きている時間は人生の3分の2ほどです。彼は寝ずに過ごすことによって、残りの人生を前倒しに消費してしまったのではないでしょうか。

時間はまさに命です。

2017年7月に亡くなった聖路加国際病院名誉院長の日野原重明さんは、「命は時間の連続でできている」といった趣旨の言葉を残しています。私も全く同感です。

今こうした瞬間にも時間は流れており、決して後戻りすることはできません。人生80年だとすると、約2億5千万秒という時間が連綿とつながり続けて、人の命になっているのです。

サラリーマンの生涯年収はおよそ3~4億円といわれています。労働自体が楽しいという場合はともかく、給料を得ることだけを目的として働いているようでは、一生分の時間を3億円で売っているのと同じことです。

極端な話、労働収入で得られるのと同じだけの価値を他の方法で提供することができれば、労働の時間から解放されます。

自分の人生を、幸せな時間を買い戻すことができるのです。ただ、気を付けなければならないのは、お金があれば幸せになれるとは限らないということです。

お金である程度の時間を買えるという側面はあるものの、買った時間をどのように使うかは別の問題になります。

幸せとお金とは全く別次元のものです。普段の生活で幸せを感じることのできない人は、お金で時間を買えたとしても、そこで幸せを感じることは難しいでしょう。

不幸せなお金持ちになるだけです。あくまでもマネーは手段であり、目的ではないということを思い出してください。
(画像=Webサイトより ※クリックするとAmazonに飛びます)

杉田卓哉(スギタ・タクヤ)
北九州市立大学卒。一般社団法人マネー総合研究所所長。財形や投資など、マネーに関する専門家。大手精密機器メーカー・オリンパスに勤務していたサラリーマン時代に不動産投資を行い、5000万円の家賃収入を得てリタイアしたことから、不動産投資を核とした財産形成を得意としている。最近は上場企業や金融機関などからマネー・リテラシー教育に関する社内研修や講演などの依頼も多数寄せられている。

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