今年から「iDeCo(個人型確定拠出年金)☆」にほとんどの現役世代が加入できるようになり、多くの方が加入の申し込みをしています。

厚生労働省によると、2016年3月末の加入者数は25.7万人でした。しかし、約1年後の2017年2月末には37.9万人に激増しており、ある金融機関のホームページには、加入手続きにだいぶん時間がかかると注意喚起の文言もありました。

わたしも昨年末に加入申し込みをし、この2月に第1回目の掛け金の引き落としがあったばかりです。

" ☆iDeCo(イデコ)とは?
個人型確定拠出年金(こじんがたかくていきょしゅつねんきん)のこと。公的年金や企業年金にプラスするかたちで、自分で積み立てる「年金」のこと。拠出したお金を、投資信託などで運用する。個人でも節税ができることや、2017年1月から加入対象者が拡大したことから、いま、老後資金づくりの方法として注目を集めている。(参考:これなら分かる!「確定拠出年金」がお得と言われる理由)"

iDeCoに加入するにはiDeCo口座を開設する金融機関サイトから資料請求をしますが、郵送で届いた書類には専門的な書式に小さな文字がビッシリと並び、難しそう……。少し面倒になりながらもなんとか記入・押印し、書類を返信しました。書類に不備がなければ、手続き終了!

……のはずが、恥ずかしながら押印漏れで戻ってきてしまい、スタートはだいぶ遅れました。こういった書類不備、結構あるみたいですよ。

となると、「どなたか目の前で説明してくださーい」と言いたくもなりませんか?
そこで今回は、そんなiDeCo申込時の不安を店頭窓口でサポートしてくれる、おススメの金融機関をご紹介します。

iDeCo運用機関を選ぶポイント3つ

まず、iDeCoの金融機関選びのポイントを簡単に説明すると

①ラインナップ

取り扱っている運用商品は、金融機関によって数も内容もさまざま。こんな投資先で運用してみたいといった希望の運用テーマや運用会社があれば、希望に近い、希望どおり品ぞろえもチェックポイントです。

②コスト

iDeCoに加入後、必ずかかる費用は次の4つ。

  • 収納手数料→国民年金基金連合会に支払う
  • 事務委託手数料→信託銀行に支払う
  • 口座管理手数料→運営管理金融機関に支払う
  • 信託報酬→信託銀行に支払う このうち、収納手数料と事務委託手数料は、どの金融機関を選んでも同じです。「口座管理手数料」は加入期間中かかるコスト。無料から毎月数百円かかるところまでさまざまあるので、なるべく安いところを選びたいですね。

    「信託報酬」は投資信託で運用している間、給付時にかかる手数料です。つもりつもって将来の年金額に影響するので、信託報酬の低い投資信託が多くラインナップされているかも、大切なチェックポイントです。

    (写真= Africa Studio/Shutterstock.com)

③使いやすさと加入後のサービス

運用商品の変更のしやすさなど、加入後の手続きが簡単かどうか。また、ポートフォリオの充実度、窓口やコールセンターでの相談はできるのかといった使い勝手も、長くお付き合いするうえでは重要なこと。