貯める&備える
2019/02/10

60歳から始める「収入をさらに増やす方法」とは

(写真=fizkes/Shutterstock.com)
(写真=fizkes/Shutterstock.com)
(本記事は、田中佑輝氏の著書『58歳で貯金がないと思った人のためのお金の教科書』、アスコム社、2018年12月25日刊の中から一部を抜粋・編集しています)

【『58歳で貯金がないと思った人のためのお金の教科書』シリーズ】
(1)年金生活では「年収が約200万円ダウン」する?
(2)年金生活を始める一番おトクな年齢は?迷ったときに選ぶポイント
(3)「社員以外の働き方」で年金が多くもらえるワケ
(4)固定費を見直すだけで月8万の節約!カンタンに支出をカットする方法
(5)60歳から始める「収入をさらに増やす方法」とは

※以下、書籍より抜粋

60歳から始める投資は、手堅く、安全に資産を増やせるもので!

「収入をさらに増やす方法」についてお話ししましょう。

60代以降の収入の基盤となる年金を「損することなく」受給する方法を学び、余計な支出をカットできたら、今度は「資産運用」、つまり、投資によってお金を増やしていきます。

過去に一度も投資をしたことがない人、あるいは投資に失敗した経験がある人は、もしかしたら、投資を「怖いもの」と思っていらっしゃるかもしれません。

「難しくて、素人には無理」「投資で儲かるのは、ひと握りの人」という印象を抱いている人もいるでしょう。

しかし、そのような考えは、今すぐ捨ててください。

たしかに、世の中には、リスクが高い投資、損をする可能性の高い投資もありますが、この本で紹介する方法なら、ギャンブル性はなく、安心・安全に、手堅く資産を増やすことができます。

決して怖くない「投資」もあるのです。

そもそも、みなさんがふだん、当たり前のように行っている「預金」も、立派な資産運用であり、投資です。

金融機関は、預金者が預けたお金を利息をつけて企業に貸し出し、その利息の何パーセントかが預金者に還元されます。

つまりみなさんは、預金を通して間接的に企業に投資し、利息を受け取っているわけです。

しかし、預金は今、もっとも効率の悪い資産運用の一つだといえます。

日本では、ここ何年も、超低金利時代が続いています。

かつて、バブル期には銀行の定期預金の金利が6%に達したこともありましたが、現在の金利は0.01~0.02%、多くても0.1%程度の金利しかつきません。

金利0.01%ということは、たとえ100万円を10年間預けても、受け取ることのできる利息はわずか1000円です。

ところが、100万円を投資に回し、年利1%で10年間運用すれば、利益は10万4620円となります。

しかも年利1%を実現するのは、投資においてはそう難しいことではありません。

私がこれまでアドバイスさせていただいたご相談者の中にも、投資を始めることにより、少しずつ、しかし着実に資産を増やしていらっしゃる方がたくさんいます。

ですから、みなさんもぜひ、60代以降の生活をより安心で豊かなものにするため、投資にも目を向けてみてください。

ただ、最初にお伝えしておきたいことがあります。

投資をする際には、「時間に余裕のある資金」を使うようにしてください。

たとえば「来年、家のリフォームをするための資金」など、すぐに使う予定のあるお金は、現金のまま置いておきましょう。

私が考える「運用に回してもいいお金の額」は、以下の通りです。

現時点の貯金−3か月分の生活費−3年以内に使うまとまったお金

過去のご相談者のみなさんのケースなどを考えると、収支がプラスであれば、「収入−支出」の半分くらいは運用に回しても支障がないことが多いのですが、まずは先ほど挙げた額を上限の目安としましょう。

また、ハイリスク覚悟で大儲けを狙う必要はありません。

家計や資産の整理ができれば、ハイリターンを得るために無茶な運用をしなくても、1~2%程度の利回りで、60代以降の生活に必要なお金は十分に手に入れることができます。

【ポイント】
収入が大きく減る60代以降、より豊かな生活を送るうえで、手堅くリスクの低い投資=資産運用は、心強い味方となる。
(画像=Webサイトより ※クリックするとAmazonに飛びます)

田中佑輝(たなか・ゆうき)
株式会社アルファ・ファイナンシャルプランナーズ代表取締役。
小学校から10年間シンガポールで過ごす。 大学卒業後、日本経済を学ぶため、日本国内の外資系銀行に入社。 専属ファイナンシャルプランナーとして活躍。 その後、2011年、「アルファ・ファイナンシャルプランナーズ」を設立。 大手新聞社、大手旅行代理店などの企業の社員に向けたセミナー、コンサルティングも手がけ、 これまで1万人以上の方の「老後不安」を解消。

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