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2019/10/17

ねんきん定期便が届かない?いつ届くのか、届かない場合の対処方法を紹介

(写真=PIXTA)
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仕事を退職した後の老後の生活費は主に「退職金」「貯金」「年金」の3つがメインになります。受給から亡くなるまで受け取ることができる公的年金は、老後の資金計画を立てるうえで非常に大切です。年金情報は1年に1回届く「ねんきん定期便」を見ることで確実な情報を得ることができます。しかし、なかには何年も受け取った記憶がない……なんていう人もいるかもしれません。

今回はねんきん定期便が届かない原因や対処法、ねんきん定期便を受け取った後にできる老後の対策法などについて紹介します。

年金っていくらもらえる?ねんきん定期便で知ることができる

そもそもねんきん定期便とは、自分の将来の年金額や納付漏れがないかを確認できる非常に大切な書類です。また働き盛りの人にとっては、あまり普段意識していない老後のことを考えるよい機会にもなるでしょう。ねんきん定期便の内容をしっかりと把握することで年金記録の漏れや誤りに気付いて将来の年金を守ることができます。

また受給できる年金額など具体的な数字を知ることで老後の資産設計にも役立てることができるでしょう。安心した人生のプランを描くために重要な書類のため、確実に受け取れるようにしておくことが大切です。

https://fuelle.jp/save_prepare/detail/id=3241

50歳未満と50歳以上の人用のねんきん定期便はなにが違う?

ねんきん定期便は、50歳を境に様式が変わります。まず50歳未満の人に届くねんきん定期便は、今までに払った公的年金の保険料に基づいた年金額が記載されています。年金加入歴が短い若い人などは記載されている年金額が少なくて驚くかもしれませんが、今後保険料を支払っていくにつれて年金額も増えていくので安心してください。

一方、50歳以上の人に届くねんきん定期便は、現時点の状態で60歳まで年金加入を続けた場合の推定の年金額が記載されています。そのため50歳以上の人に届くねんきん定期便は実際にもらえる金額に近い数字になっているといえるでしょう。もちろん記載されている年金額で確定ではありません。50歳以降の人でも支払う保険料が大きく増えたり、60歳以降も働いて厚生年金保険などに加入し続けたりすると年金額を増やすことができます。

ねんきん定期便は誕生日ではなく誕生月に届く

「ねんきん定期便」は1年に1回、誕生月に届きます。ただしあくまでも「誕生月」であって「誕生日」に届くわけではないため押さえておきましょう。ほとんどの人の「ねんきん定期便」は誕生月の2ヵ月前に作成され、誕生月に届くように送付されるのが一般的です。ただし例外として1日生まれの人は誕生月の3ヵ月前に作成され誕生月の前月に届きます。

例えば3月10日生まれの人は3月31日までに、8月1日生まれの人であれば7月31日までに届くはずです。もし届かない場合、いくつか原因が考えられるので早めに次の対処を検討してみましょう。

ねんきん定期便が届かない3つの理由

ねんきん定期便が届かない場合にはなんらかの理由があります。ここでは、年金定期便が届かない主な3つの理由について確認していきましょう。
  • 引っ越しや転勤などで住所変更手続きが完了していない場合
  • 1997年1月以降に加入しておらず基礎年金番号を持っていない場合
  • 情報漏えいで勝手に情報を変更されている場合

引っ越しや転勤などで住所変更手続きが完了していない場合

「ねんきん定期便」が届かない理由として最も多いのが、日本年金機構に届けられている住所と現在の住所が異なっている場合です。自営業など国民年金の第1号被保険者は、自分で住所変更の届け出をする必要があります。一方、国民年金の第2被保険者の会社員は会社を経由して手続きがなされますが、まれに会社員の配偶者で「国民年金の第3号被保険者」の場合、会社での手続きができていない可能性があるので注意が必要です。

1997年1月以降に加入しておらず基礎年金番号を持っていない場合

かつては国民年金と厚生年金保険、共済組合にそれぞれに独自で年金番号が付けられていましたが、1997年1月からすべての年金制度に基礎年金番号が導入されました。そのため1997年1月以降にどの年金制度にも加入していなかった人は、基礎年金番号がなく「ねんきん定期便」が届かないことがあります。

情報漏えいで勝手に情報を変更されている場合

最も悪いパターンが、年金事務所に登録されている情報が勝手に変更されている場合です。ノートパソコンやスマホの紛失や、サイバー攻撃を受けるなどが原因で保存している年金情報が流出してしまう可能性があります。万が一自分の年金情報が勝手にどこかに漏れると、情報を変更されたり悪用されたりしてしまうおそれも否めません。

そのため引っ越した覚えがないのに「ねんきん定期便」が届かない場合は日本年金機構に問い合わせるなど早めの対応を心がけましょう。
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