貯める&備える
2018/11/10

大切なのは貯蓄の額より貯蓄率!40代おひとりさまは毎月いくら貯金する?

(写真=Andrey_Popov/Shutterstock.com)
(写真=Andrey_Popov/Shutterstock.com)
周りの人がどのぐらい貯金しているのかは気になるところですが、40代の平均貯金額は○○万円!とわかっても、いきなり大金を貯金できるわけではありません。貯金を増やすには毎月の生活費からコツコツと貯金を重ねていくしかないのですが、どれだけ貯金できるかはその人の収入や環境によって変わります。今回は、40代のおひとりさまでは毎月どのぐらいを貯金に回せばいいのかをご紹介します。

貯蓄率ってどういう数値?

(写真=KimSongsak/Shutterstock.com)

貯蓄率とは、年間の手取り収入(可処分所得)からどれだけ貯蓄に回したかという割合のことを言います。手取り収入の中には、ボーナスや見舞金などの臨時収入も含まれ、黒字率と言われることもあります。

貯蓄の範囲は各種調査によって変わることがありますが、ここでいう貯蓄とは、銀行や郵便局への預貯金のほか、貯蓄性のある保険、株や債券などの有価証券、iDeCoやNISAなどを利用した掛金なども含みます。

そのため、自分は全然貯金していないと思っている人でも、会社で財形貯蓄をしていたり、個人年金保険に加入していたりと、実際は貯蓄をしているかもしれません。

シングルの平均貯蓄率を年代別に紹介

(写真=takayuki/Shutterstock.com)

では、周りの人はどのぐらい貯蓄をしているのでしょうか?ここでは、金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する家計調査」[単身世帯](2017年)から、シングルの貯蓄率を年代別に紹介します。

まず、20代と30代の貯蓄率は19%と、手取り収入の約2割を貯蓄に回していました。

若い時に収入の2割を貯蓄できる習慣が作れればひとまずは及第点ですが、一方でまったく貯蓄をしなかったという人が、20代で19.4%、30代では16.5%の割合でいました。

40代の貯蓄率は15%、50代では14%と、世代が上がるにつれて徐々に減少していきます。

シングルでも貯蓄率が減っているのは、交友関係が広がることや、新しい趣味など生活の充実のため、支出が増えることも大きな原因として考えられます。

また、年収300万円の時の月3万円と、年収500万円の時の月3万円とでは、貯蓄額は同じですが、貯蓄率は減ります。

毎月いくら貯金しようと決めるのは大切なことですが、若い時に決めた貯金額で満足せず、収入が上がるに従って「もう少し貯金を増やしてみようかな」と貯蓄率を基準に見直してみることがより大切になってきます。

結局どれぐらい貯蓄すればいいの?

(写真=Syda Productions/Shutterstock.com)

40代に差し掛かると、貯蓄は老後を見据えて計画的に行う必要があります。

そのためには、まずボーナスに依存しないで貯蓄できるようになりましょう。ボーナスは会社の業績に依存するものなので、大幅に減ることもありますし、最悪支給されなくなる可能性もあります。

例えば、月々まったく貯金していないけれど、ボーナスはほとんど貯金しているから大丈夫と考えている人はいないでしょうか。また、月々貯金はしているけれど、買いたいものはまとめてボーナスで買っているという人も要注意です。

理想を言えば、ボーナスは使うことを期待せずに、8割を貯蓄に回しましょう。

その上で、月々の手取り収入からコツコツと貯蓄を続けることが大切です。

月々の貯蓄の割合は、1人暮らしと実家暮らしの人で大きく異なりますが、1人暮らしの人でも15%?20%、家賃や光熱費などが大幅に抑えられる実家暮らしの人では35%は貯蓄に回したいものです。

これらの貯蓄率を目安にしながら、収入の変化によって何年かに1度、貯蓄額を見直しましょう。

貯金額が変わっていない人は、一度見直しを

40代、そして50代になると、収入を得られる残りの期間が少なくなってくるので、より老後のための蓄えをすることが大切になります。その時に、若い時に決めた貯金額を見直さないでいると、年収に比べて実は貯金している額は多くなかったということになってしまいます。何年かに一度、または立場や転職などで収入の変化があったとき、自分の貯金は収入に比べてどうなのか、見直してみましょう。

文・松岡紀史(ライツワードFP事務所代表・ファイナンシャルプランナー)

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