貯める&備える
2018/09/12

「スポーツ選手や歌手が入る専門的な保険」って実在するの?芸能人の保険事情

こんにちは。保険ライターの紳さんです。

保険は「万が一の備え」として身近にあって欲しいもの。しかし、正直に言って「わからない」ことも多いですよね。

そこで僕は保険に関する「わからない」ことを無くしていくために、保険にまつわる様々な疑問を詳しい専門家の方にお聞きし、記事を書いています。

 今回のテーマは芸能人が入る専門的な保険についてです。

 例えば、有名な歌手にとって声帯(喉)は命だと思うんですよね。万が一、なんらかの病気や怪我で声帯の機能が失われた場合、とんでもない被害となるわけです。

実際に起こったケースでは、音楽家でボーカリストのつんく♂さんは喉頭がんによって声帯の摘出手術を受け、声が出せなくなったことがありました。

「よりにもよって」、ということが起こり得るのが人生ですよね。

万が一に備えて、スポーツ選手や歌手、女優などの芸能人は自分の体の一部(商売道具)に保険をかけておきたいところ。

でも、実際にそんな専門的な保険ってあるのかな?

芸能人が入る専門的な保険とは?

大谷翔平の手首は世界の宝だ。

羽生結弦の脚に保険はかけなくて良いの?

石原さとみの顔は? シミができるだけでも大問題だ。

特定の芸能人は体の一部の機能を損なうと人生を左右しかねない重大な損害が発生します。保険に入ってないと不安だと思いますが、実際にそんな専門的な保険はあるのでしょうか?

知りたい。一般人である自分とは無関係だけれども、知りたい。

そこで今回、保険について詳しい専門家である株式会社アークライフ・ライフプロデューサーの中里春奈先生に詳しい話をお聞きしたいと思います。

紳さん:中里先生、よろしくお願いします。

中里さん:よろしくお願いします。

体の一部にかける保険の有無

紳さん:先生、実際に芸能人が体の一部にかける保険というのはあるのでしょうか?

中里さん:一般的な保険の商材として「体の一部にかける保険」というのはありませんが、自分の体の一部に特別な保険をかけている芸能人というのはたくさんいるんです。

紳さん:たくさんいるんですか!? 保険の商品としては無い、ということは、どうやって保険をかけているのでしょう?

中里さん:一般的な保険の代理店と相談するのではなく、保険会社に直接交渉することになります。

紳さん:なるほど。ということは、掛け金とか、保証される額とかも話し合いで決めるんですか?

中里さん:そうですね。実際にどれぐらいの価値があるか、万が一の事態が起きた場合、どのくらい損害が発生するかを計算して保障金額を決めるのでしょう。掛け金も普通の計算とは異なるかと思います。
 
中里さん:ちなみに、脚に保険をかけるスポーツ選手や芸能人は多いですね。例えばポルトガルのサッカー選手、クリスティアーノ・ロナウドさんは自身の脚に多額の保険をかけているのは有名です。

中里さん:他にもテイラー・スウィフトさんもステージに立てなくなると困るので脚に保険をかけてますし、美脚を誇る韓国のアイドルグループなんかも脚に保険をかけています。

紳さん:なるほど、面白い! 脚の役割こそ違うものの、どの方も脚が命の商売をしていることに代わりはありませんね。

中里さん:脚以外だと、顔、眼(瞳)、胸やお尻といったパーツに保険をかける例がありますね。珍しいところでは筋肉に保険をかけた人もいます。

紳さん:芸能人ってすごい……。

中里さん:というわけで、実際に羽生結弦くんや石原さとみさんが保険に加入しているかどうかは知りませんが、芸能人が保険会社と直接交渉することによって体の一部に保険をかけることはできるんです。

紳さん:保険会社もなかなか融通が効きますね。計算がすごく難しそうだけど。
 
紳さん:ちなみに僕のような一般人が体の一部に保険をかけることも、交渉次第で可能なんですか?

中里さん:可能だとは思いますが、紳さんの体の特定部位にどんな価値があって、その部位の機能が損なわれるとどんな損害が発生するか、お互いに認識しないといけなくなります。

中里さん:多分、話し合いの途中でめちゃくちゃテンションが下がると思いますね。お互いに。

紳さん:僕もそう思います。

中里さん:一般人はあまり、そういう保険は入る必要はないですね。

 

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