将来のために貯金したり、スキルアップのための習い事をしたり、さらに趣味に使えるお金を増やしたいと思ったら、お給料の中からお金を捻出しなければなりません。1人暮らしの人がすぐにできるのが、支出の見直しと食費の節約ではないでしょうか?

今回はその食費の節約のコツを詳しくみていきましょう。

1人暮らしってなかなか「おうちごはん」ができないんです

(写真=Anton Mukhin/Shutterstock.com)

健康的に過ごしながら食費を節約するためには、自炊をするのが一番いい方法だとわかっています。しかし、1人暮らしで毎日仕事に追われて忙しかったり、一人分のご飯やお弁当を作るのが面倒くさくなったりして、なかなか続けられないのも仕方がないことです。

そこでまずは、食費に毎月いくら使っているのか、家計の状態をみることから始めませんか?総務省統計局のデータによれば、単身世帯の食費の1ヵ月の平均額は、お酒と外食費を除いて24,094円です。

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(写真=PIXTA)

もしも1ヵ月の食費が24,094円を超えているとしたら、次の方法で食費の節約に取り組みましょう。

食材節約のコツ1、コンビニや外食を控えて基本は「自炊」

食費を節約するには、食材を選び自分で調理することです。コンビニのお弁当やスーパーで売られているお惣菜や半調理済み食品を買うと、調理時間の短縮にはなるでしょう。仕事が忙しくて調理時間が取れないときなどに、時々利用するのは便利なものです。しかし、自分で調理する手間を惜しまない自炊の習慣ができると、食費の節約につながっていきます。

食材節約のコツ2、買い出しは一週間分の献立を考えて「まとめ買い」

週に一度のまとめ買いも、食費を減らすのに効果が高い方法です。しかし、とりあえずスーパーに行って安いものを買い、メニューはそのあとに考えるというのでは、一回の買い物の量が多くなりムダが出やすくなるものです。まずは、「毎日の夕食メニューを決めて、野菜や付け合わせをそれにプラスする」、「安さにつられて大量買いしない」、「常温、冷蔵、冷凍、乾物の4つで保存できるものをバランスよく買う」などの工夫をして、自分なりのまとめ買いルールを作ると長続きできます。

そうすることで、ムダなものを買わずに済むため食費が節約できます。さらに、買ってきた食材をすぐに使えるように下準備しておくことで、毎日の調理時間が短縮され、外食やお総菜の購入を減らすこともできるようになっていきます。

食材節約のコツ3、常に冷蔵庫の中身を把握

一人分の料理は量が少ないため、買ってきた食材を一度に使い切れず、ムダにしてしまうことも。たとえば、買った食材を使い切るために、レシートを冷蔵庫のドアに貼っておいて、使ったら横線を引いて消すというような工夫をして、冷蔵庫の中に何が残っているのかを把握しておくこともポイントです。

食材節約のコツ4、セールや割引などに惑わされないが「見切り品」はゲット

1週間の献立を考えて、冷蔵庫の中をチェックして買い物に行くようになると、セール品や割引商品を見つけたとしても、考えながら買い物ができるようになります。しかし、冷凍食品やインスタント食品、缶詰や乾物類など日持ちのするものが見切り品になっているときは買っておくのも良い方法です。お弁当のおかずやもう一品欲しいときなどに使えるからです。