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2019/02/07

アラフォー年収250万円の私。もらえる年金額はいくら?

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
アラフォーおひとりさまが年収250万円で働いている場合、老後の年金額はどのくらいになるのでしょうか?老後に不安を抱えているという人も多いことかと思いますので、今回は具体的な年金額を知る方法についてお話しします。

派遣社員の年金制度って?

今回は「年収250万円」という設定なので、勤務形態は派遣社員を想定します。まずは、派遣社員の年金制度についてお話ししましょう。公的年金制度は2階建の構造となっていて、1階部分は20歳以上60歳未満のすべての人が加入する国民年金、2階部分は民間の会社員が加入する厚生年金です。

厚生年金に加入することは国民年金を含めた2つの年金制度に加入することになります。派遣社員の場合は、2016年に日本人材派遣協会がアンケート調査を行ったところ、厚生年金に加入するべき派遣社員のほぼ全員ともいえる97.1%が厚生年金に加入をしていることがわかっています。

自分が受け取る年金額の計算方法

実際に受け取る年金額を計算してみましょう。以下は簡単に手計算で年金額を算出できる計算式です。おおよその金額ですがイメージをつかむには十分です。

国民年金(老齢基礎年金)

受取年金額(年)=2万円×加入年数
※受け取るのに必要な加入資格期間は10年以上必要

厚生年金(老齢厚生年金)

受取年金額(年)=加入中の平均年収×0.55%×加入年数
※受け取るのに必要な加入資格期間は1ヵ月以上必要(ただし、国民年金の受給資格を満たしていること)

平均年収250万円の場合、受け取る年金額はいくら?

仮に22~60歳まで平均年収250万円で派遣社員として働いた場合、65歳から受け取れる年金額はどのくらいになるでしょうか。(20歳から国民年金保険料を納付しているものとします)

国民年金(老齢基礎年金)

2万円×40年(20~60歳)=80万円

厚生年金(老齢厚生年金)

250万円×0.55%×38年(22~60歳)=52万2,500円

合計 <国民年金(老齢基礎年金)+厚生年金(老齢厚生年金)>

80万円+52万2,500円=132万2,500円

65歳から受け取る年金額は年間約132万円になります。現在、公的年金の受給開始年齢は65歳のため60歳で退職した場合65歳までの5年間の生活資金を備える必要があります。しかし、60歳以降、年金受給開始の65歳まで働き続けることができれば受け取る厚生年金は約7万円増えて59万2,500円となり、年金額の合計は約139万円になります。
 

年金だけで老後は暮らせるの?

2017年の総務省が行った「家計調査・家計収支編」によると、60歳以上シングル女性の1ヵ月あたりに支出する金額は約15万円、年に換算すると180万円です。140万円以下の年金だけで生活するのは厳しいといえます。60歳あるいは65歳まで働いた場合、年金以外に必要な金額を計算してみましょう。

60歳まで働いた場合

  • 受け取る年金額 約132万円×22年(65~87歳)=約2,904万円
  • 生活費 約180万円×27年(60~87歳)=約4,860万円
60歳まで働いて退職、平均寿命87歳まで生活することを考えると不足金額は約1,956万円になります。

65歳まで働いた場合

  • 受け取る年金額 約139万円×22年(65~87歳)=約3,058万円
  • 生活費 約180万円×22年(65~87歳)=約3,960万円
65歳まで働いた場合は受け取る年金額が増え、備える生活費は少なくて済みます。不足金額は約902万円です。より長く働くことで不足する老後資金を抑えることができることがわかります。 

老後の備えどうする?

試算はあくまでも家計支出の平均に基づいているので、自分の生活費によって変わります。また、もう1点注意したいところが、「家計調査・家計収支編」の住居費の金額です。月当たり約1万4,000円となっていることから持ち家であることが想定されます。持ち家でない場合には別途に備える必要があるでしょう。

目標額を決めて今から対策すれば十分間に合います。最近ではiDeCoなど公的保険にプラスして給付を受ける私的年金制度もありますし、副業やキャリアアップで年収を増やすのも一つの手です。そして、より長く働き続けるために、日頃から自身の健康を意識しておくことも重要になります。健康でなくなることは医療費もかかるため経済的にもマイナスですし、健康であればより人生を楽しむこともできるのではないでしょうか。

文・三原由紀(合同会社エミタメ代表・ファイナンシャルプランナー)

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