貯める&備える
2020/10/17

『オカネコ』より

家計相談で多い悩みと改善策を紹介!具体的な事例も参考にしよう

毎月の収入と支出のバランスが悪く、家計が赤字になる家庭は少なくありません。どうしても個人でうまく運用できない場合には、経済のプロに家計相談をするのも一つの手です。今回は、家計相談で多い悩みは何か、具体的な事例やその改善策、家計の見直しに有効なバランスシート、ファイナンシャルプランナーの役割などについて解説します。

1. 家計相談で多い悩みと改善方法!

ファイナンシャルプランナーへの家計相談には、さまざまなものがあります。ここでは、家計相談で多く見られる悩みや改善策を見ていきましょう。

1-1. 貯金ができない

家計相談において、「なかなか貯金ができない」と悩む人が多い傾向です。特に、無駄遣いをしている意識はなくても収入と支出の差があまりないため貯金に回す金額を確保できない家庭もあります。しかし、無駄遣いはしていないつもりでも雑費などひとくくりに管理しているお金は目に見えづらく、使途不明金が意外と多いケースが見られます。目に見えないお金が増えると、知らないうちに支出が膨らんでいることもあるので注意が必要です。

貯金ができないという人は、何のために貯金をするかをもう一度よく考え、貯金の目的と貯蓄額を具体的に設定することが大切です。そうすることで貯蓄目標に向かって節約するなど、生活にメリハリがつくようになるでしょう。

1-2. 保険料が高い

家計を圧迫している項目の一つが保険という家庭は少なくありません。独身時代に加入した保険をそのまま継続し、見直しの仕方がよくわからない人も多いのではないでしょうか。結婚して子どもが生まれるなど家族構成が変わると、必要となる保障額も変わるので保険の見直しをしたほうがおすすめです。なかには、死亡保障額や入院保障額などを見直すことで、毎月の保険料を大幅に減らすことができるケースも見られます。まず、見直したほうがいいのが生命保険です。一家の大黒柱が死亡した際に十分な保障額が得られるかは重要なポイントですが、同時に毎月無理なく支払える保険料であることも大切になります。

さまざまなプランがあるので、保険料が安めの掛け捨て型の保険や、子どもが学校を出るまでの期間限定で支払う定期保険、収入保障保険などを検討するのもいいでしょう。家族構成や各家庭に合わせて保険を選ぶことが重要です。

1-3. 固定費を抑えられない

毎月支払う固定費に無駄があることも、貯蓄ができない原因の一つです。電話代や車の維持費などの固定費は、一度決めると見直しをしないことも多く、意外と無駄が出やすい項目でもあります。転職や結婚、出産などでライフスタイルに変化があった場合は、固定費の見直しを行うことも有効です。例えば、通勤に車を使わずたまにしか車に乗らないという場合は、カーシェアリングなどを利用して駐車場代やガソリン代、自動車保険料、税金などの維持費を削減することができます。また、携帯電話の料金プランの見直しをしたり、大手キャリアから格安SIMに変えたり、固定電話を解約したりするなども検討してみましょう。

これらを実践することで毎月の固定費を数万円削減できるケースもあり、年間にすると数十万円もの差が生まれます。節約したお金は貯蓄に回したり、住宅ローンの返済にあてたりするなど有効に使うことができるでしょう。

1-4. 赤字が続いてしまう

家計の赤字が続くことから、ファイナンシャルプランナーに家計相談をするケースもあります。日頃から家計簿をつけているのに赤字になる人は、家計簿に記入したことで満足し、内容を振り返っていないケースが多い傾向です。まずは、毎月の支出を正確に把握することが赤字解消への第一歩となります。また、毎月の給与では積み立てができないからと、ボーナス分で積み立てを行っている場合も注意が必要です。赤字とは、収入を支出が上回っている状態なので、家計簿でこれらのバランスを目に見えるようにすることが大切になります。何にいくら使ったのかの支出を明確にし、収支を黒字にするよう心がけましょう。

2. 家計相談の事例を紹介!問題はどこにある?

家計相談の事例にはどのようなものがあるのか、こちらの段落で具体的に見ていきましょう。

2-1. 共働きでも赤字の家庭

共働き家庭でも毎月の収支が赤字になってしまう事例があります。こちらは、やはり家計に問題があるといえるでしょう。なかでも多いのが、夫婦がそれぞれで自分の収入を管理し、お互いにどれくらいの収入や支出があるのかを把握していないケースです。趣味や交際費などに優先してお金を使ってしまい、家計に回す分が十分に確保できないという例もあります。子どもがいる場合は、将来の教育費を貯蓄しておいたり、老後の生活資金を確保しておいたりする必要があるでしょう。

子どもを予定していない場合でも老後資金は必要です。そのため、できれば夫婦の収支を一つの財布で管理すると目に見えるので安心です。そうすることで資産運用などを視野に入れ、貯蓄額を増やしていくことが可能になります。

2-2. 無駄な出費の多い家庭

問題のある家計の事例として、ある特定の項目の支出が多すぎる例が挙げられます。例えば、趣味に使う支出が多すぎる場合などがそれにあたります。スマホでゲームを楽しむ人は多いですが、意外とお金を使うのが課金や通信費です。1回の支出は、数百円とそれほど高くありませんが、数を重ねることで思った以上に支払っているというケースも少なくありません。そのため、ゲームをする際には上限を設けるなどして、通信費を減らす努力をしましょう。また、外食が多いことも家計を圧迫する原因となるため、1カ月の外食の予算を決めておくことも大切です。

「自炊をすることで食費を抑えられる」「外食が続くと健康的にもあまり良くない」などを考慮し、外食の回数を控えることも考えましょう。他にも、子どもに多くの習い事をさせているのであれば、教育費を見直すことも視野に入れてみることも大切です。習い事があまりにも多すぎると、家計だけでなくスケジュール的に子どもに負担がかかりすぎている可能性もあります。子どもも交えて一度よく話し合うのもいいでしょう。毎月の生活費とのバランスを考えたうえで、無駄な出費は極力減らすことをおすすめします。

3. 家計のバランスシート

家計のバランスシートとは、各家庭の「資産」と「負債」をすべて書き出して目に見える形にしたものです。資産には貯蓄や保険、不動産など、負債には住宅ローンや奨学金の返済などが含まれます。資産から負債を差し引いた額が「純資産」となり、純資産がいくらあるかを把握することで、家計がきちんと運営されているかどうかを判断する材料となります。いくら資産が多くても、同時に負債も多いのであれば手元にあまりお金が残らないことになるのです。純資産がマイナスになるようであれば、企業であれば債務超過の状態になるため、より金利の低いローンなどに切り替えることなども検討しましょう。

4. ファイナンシャルプランナーの大切な役割とは?

「ファイナンシャルプランナー」とは、各家庭の収支の問題点を把握し、見直しをするための適切なアドバイスをするプロフェッショナルです。日々の生活における支出の見直しや節約方法はもちろん、貯蓄方法などについてもアドバイスしてくれます。現状の問題を相談者と一緒になって整理し、現在だけでなく将来を見据えた長期的なライフプランニングを行うのが特徴です。結婚や出産、病気など人生にはさまざまなライフイベントがあり、その時々に応じたファイナンシャルプランニングが必要になります。

ファイナンシャルプランナーは、素人にはわかりにくい税やローン、資産運用などの専門家です。培ってきた知識と経験を生かして、無理のない家計運用を提案することが重要な役割になります。

提供・オカネコ(お金の専門家にチャットですぐ相談できるWebマガジン)


【こちらの記事もおすすめ】
平均貯金額を【年代・世帯別】に紹介!子育てや老後に必要な貯金額と賢く貯めるコツも解説
家計簿をつけているのに、お金がたまらないのは、なぜ?
FPに相談するとはどういうことなのか?
40歳の平均貯金額は?教育費や老後にかかる費用と貯めるコツ5選
国立大学の学費はいくら?生活費や留学費用など大学生活でかかる各費用を解説
PREV 40代自営業子どもは2人、国民年金だけではリタイア後に家計破綻?
NEXT 予算管理のために家計簿をつけよう!家計改善のコツについても解説

続きを読む






Feature