貯める&備える
2020/08/19

スマホ投資はどこで始める?おすすめアプリと自分に合うスマホ投資の選び方

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

近年、スマホ1つで手軽に投資できるサービスが注目を集めています。スマホ投資とはどんなものなのでしょうか。具体的にどんなサービスがあって、どうやって選べばいいのかもあわせて解説します。

スマホで投資!スマホ証券やスマホ投資サービスって?

「投資」というとどんなイメージがあるでしょうか。

お金持ちが証券会社の窓口に行ったり電話をかけたり、いろいろなグラフが映ったたくさんのパソコン画面とにらめっこしたり、そんな風景を思い浮かべる方もいるかもしれませんね。

でも、最近はスマホでサクッと投資できるアプリなどが登場し、今まで「投資には縁がない、遠い世界のものだ」と思っていた方や初心者でも、気軽に少額から取り組めるようになっています。

こうした、スマホで投資商品の購入や売却ができるサービスのことをまとめて「スマホ投資」と呼んでいます。

スマホ投資にはどんな種類がある? 

(写真=PIXTA)

 

ひとくちに「スマホ投資」といっても、その中身はさまざまです。たとえば、次のようなものが該当します。

証券会社のアプリ

従来から存在する証券会社が、アプリでも注文できるようにしたものです。窓口に行ったりWebサイトからいちいちログインしたりしなくても、アプリで手軽に銘柄チェックや売買などを済ませられるようになっています。

スマホ証券

従来の証券会社と違って、スマホでの取引に特化したサービスを展開する新しい証券会社も続々と出てきています。アプリの使いやすさだけでなく、銘柄選び、手数料、最低投資額など、あらゆる面で初心者でも手軽に始めやすいような工夫がされています。

ポイント投資

ポイント投資は名前のとおり、貯まっているポイントを投資資金として運用をスタートできるサービスです。普段のお買い物で貯めた楽天ポイント、Tポイント、dポイント、LINEポイント、さらに飛行機のマイルなども利用できます。

ロボアドバイザー

お金を託すと、ロボアドバイザー(AI)が自分の趣向に合った投資先を自動で選んでくれる投資サービスもあります。自分で投資先を選ぶだけの知識や自信がない方でも、完全にお任せにできるので手軽です。

おつり投資

おつり投資は、クレジットカードや家計簿アプリのデータをもとに、お買い物したときの端数(おつり)分を自動的に投資に回せるサービスのことです。投資先は、運用のプロやAIが決定するので自分で考える必要もありません。

複数の特徴を兼ねるサービスも

これらは明確に区分されているわけではありません。たとえば、ポイント投資ができる証券会社のアプリ、ロボアドバイザーを活用できるおつり投資、また複数の特徴を兼ね備えているサービスなどもあります。

そのため、ややこしく感じてしまうかもしれませんが、自分が特に試したいサービスに目星をつけて、よく調べてみましょう。以下で、具体的なサービス名や特徴について紹介していきます。

証券会社のスマホアプリ

(写真=PIXTA)

 

証券会社のアプリは多数ありますが、どちらかというと店舗を構える昔ながらの証券会社よりも、ウェブ上のサービスを熟知したインターネット専業の証券会社の方が使いやすいものが多い傾向があります。

楽天証券「iSPEED」

株に特化したアプリで、売買の注文だけでなく銘柄検索やニュース検索なども充実しています。特に、口座を持っている方なら無料で日経新聞の記事を読むことができます。Apple Watchと連携させて株価をチェックすることもできますよ。

楽天証券では楽天ポイントを投資に利用することもできるので、楽天市場や楽天カードなどをよく利用する方におすすめです。

SBI証券「SBI証券 株アプリ」

こちらも大手ネット証券の株アプリです。楽天証券同様、売買だけでなく情報収集までこれで完結してしまえるほど、中身が充実しています。

2018年12月に人気だった旧アプリ「HYPER株アプリ」が終了し、「SBI証券 株アプリ」として新しくなりました。2020年3月には、最短1タップで発注できる「スピード注文機能」が追加されるなど、どんどん進化しています。

  楽天証券 SBI証券
手数料 0円~
(投資額50万円まで:
いちにち定額コース)
0円~
(投資額50万円まで:
アクティブプラン)
いくらから投資できる? 100株~ 1株~(500円以下)
投資先は誰が選ぶ? 自分 自分

スマホ証券のアプリ

(写真=PIXTA)

 

近年新しく出てきたスマホ証券のサービスも見てみましょう。

LINE証券

トークアプリ「LNE」のユーザーなら新たにアプリをダウンロードしなくても利用でき、LINE PayやLINEポイント使った投資もできます。

folio(フォリオ)

「VR」「ペットと暮らす」「子育てを楽しく」など、気になるテーマを選んで投資できるサービスが特徴です。ロバアドバイザーに完全にお任せできる「おまかせ投資」やロボアド進化版の「FOLIO ROBO PRO」もあります。「LINEスマート投資」はLINEを通じてこのfolioを利用できるサービスです。

One Tap BUY(ワンタップバイ)

その名の通り、簡単に株が買えることがウリのサービスで、銘柄選択から購入まで3タップで完了できます。選べる投資先の数は絞られていますが、日本株だけでなく米国株も選べます。One Tap BUYはスマホ決済のPayPayと連携してPayPayボーナスを使った運用体験のサービスも提供しています。

STREAM(ストリーム)

手数料は無料で、しかも東証立会外取引(ダークプール)を利用した「SMART取引」という方法を採用しているため、通常の取引所経由の売買よりも有利な価格で取引できることがあります。株仲間ができるコミュニティも人気です。東大発フィンテック企業の子会社であるスマートプラス(SMART+)という会社が運営しています。

  LINE証券  folio(フォリオ) One Tap BUY
(ワンタップバイ)
STREAM
手数料 【取引所取引】
買付手数料:無料
売却手数料:
取引価格に応じて
99円~1,771円

テーマ投資:
柄銘ごとに売買代金の0.5%
(1銘柄の最低手数料は50円)

おまかせおよび
FOLIO ROBO PRO:
預り資産の年率1%(税抜)。
ただし、運用額が3,000万円を
超える部分には、
年率0.5%(税抜)の
割引料率が適用

One Tap BUYが算出した
基準価格×0.5%
(時間外は海外有価証券:
0.7%、国内有価証券:1.0%)
※その他、入出金の際の
手数料も別途必要
取引手数料:無料
(取引所より有利な価格で
取引が成立した場合は、
その有利になった金額の
半額を手数料として支払う)
いくらから
投資できる?
株:1株~(500円以下)
投資信託:100円~

テーマ投資:
1万円台~

おまかせ投資:
10万円
FOLIO ROBO PRO投資:10万円

1,000円 株式は100株~
投資先は
誰が選ぶ?
自分 テーマ投資:
テーマは自分で
選択し中身は
folio任
おまかせ投資:
ロボアドバイザー
FOLIO ROBO PRO:
ロボアドバイザー
自分 自分

ポイント投資ができるサービス

(写真=PIXTA)

 

サービスごとに利用できるポイントの種類が違いますので、自分がよく利用するお店やや貯めているポイントを考慮して、都合のよいものを選びましょう。

日興フロッギー

日興フロッギーはSMBC日興証券が運営するスマホ投資サービスで、dポイントを使って投資できます。さらに、お金に関する記事が数多く読めて、その記事内に出てきた銘柄を直接購入できるとのいうのが特徴です。投資の勉強をしながら実践まで、気軽にできるでしょう。

SBIネオモバイル証券

Tポイントを活用したいならSBIネオモバイル証券(ネオモバ)です。Tポイントで投資ができ、さらに手数料の支払いでTポイントが貯まります(期間固定)。SBI証券のiDeCoや、WealthNaviのロボアドバイザーによる運用も利用することができます。

  日興フロッギー SBIネオモバイル証券
利用できるポイント dポイント Tポイント
手数料 購入時
100万円以下の注文なら0円
100万円超の注文は1%
売却時
100万円以下の注文なら0.5%
100万円超の注文は1%
50万円以下:200円
50万円超300万円以下:
1,000円
300万円超500万円以下:
3,000円
500万円超1,000万円以下:
5,000円
1,000万円超:
100万円ごとに+
1,000円。上限なし。
※月額(税抜き)
いくらから
投資できる?
100円~ 100円~
投資先は誰が選ぶ? 自分 自分

ここまで出てきた楽天証券やLINE証券でもポイント投資ができます。

おつり投資ができるアプリ

(写真=PIXTA)

 

買い物時に出たおつり(端数)を自動的に投資に回せるというサービスです。おつりの額や毎月の最大投資額などの設定もできますよ。

トラノコ
 
トラノコは、なんとわずか5円から投資ができます。飛行機のマイルで投資ができたり、歩数計と連動して歩くだけで投資資金が貯まるしくみがあったり、おつり投資だけにとどまらずかなり多彩な投資サービスを展開しています。

マメタス

マメタスは後述する「WealthNavi」の系列で、家計簿アプリMoneytreeと連携させて使うのが基本です。投資先選びはAIにお任せできます。

  トラノコ マメタス
手数料 運用報酬0.3%

月額利用料300円(税抜き)
年率1%
いくらから投資できる? 5円 1万円
投資先は誰が選ぶ? 自分で3つのファンドから選ぶ
詳細は運用のプロにお任せ
ロボアドバイザー

ロボアドバイザー

(写真=PIXTA)

 

ロボアドバイザーは、簡単な質問に答えるだけで最適と思われる投資プランをAIが自動的に作成し、運用してくれます。運用を完全にお任せできるので、投資初心者にも人気があるサービスです。

WealthNavi(ウェルスナビ)

ロボアドバイザー最大手で、各金融機関にもサービスを提供しています。

THEO(テオ)

THEOでは、プロが構築したアルゴリズムを元に、AIがリスクを抑えながら資産を運用します。運用しながらdポイントが貯まる「THEO+docomo(テオプラスドコモ)」というサービスもあります。

  WealthNavi(ウェルスナビ) THEO(テオ)
手数料 年率1%(税抜き)。
3,000万円以上は
0.5%(税抜き)。
年率0.65%~1%(税抜き)
(利用状況による)
いくらから
投資できる?
10万円
(積立の場合、1万円~/月)
10万円
(以前は1万円から投資できましたが
ルールが変わりました)
投資先は
誰が選ぶ?
ロボアドバイザー ロボアドバイザー

自分に合ったスマホ投資サービスを選ぶポイントは? 

(写真=PIXTA)

 

せっかく投資するなら、できるだけお金が増えるサービスを利用したいと思うかもしれませんね。でも運用結果はやってみないとわからないのが悩ましいところです。

そこで、得られる利益に影響し、投資前から確実にわかっている「手数料」に注目してみましょう。スマホ投資の中には、初心者が始めやすいように手数料を抑えているサービスもあれば、高度な技術を使っているために手数料が割高になっているサービスもあります。よく比較してみましょう。

そのほか、以下のような点も選ぶポイントになります。

  • いくらから投資をスタートできるのか(手元資金をいくらまで出せるのか)
  • 自分で投資先を選びたいか、任せたいか
  • アプリの使いやすさ

また、スマホ投資の中にはNISA(投資で得た利益が非課税になる制度)の対象になるものとならないものがあります。税制優遇制度を利用したいなら、それができるサービスなのか事前に確認しておきましょう。

投資デビューも簡単!スマホ投資を始めてみよう

(写真=PIXTA)

ここまでご紹介したとおり、スマホで投資できるサービスは多数あります。必ずしも1つに絞る必要はありませんので、いくつか試してみて使い勝手が良いものを選ぶというのもひとつの手です。

これまでなかなか勇気が出なくて投資に挑戦できなかった方も、まずは、なくなっても惜しくないような金額から気軽に実践してみてはいかがでしょうか。

 
文・ばばえりFP事務所代表)
自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、お金について猛勉強!銀行・保険・不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。AFP資格保有。

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