貯める&備える
2020/07/25

節約・貯金は家族みんなで取り組もう!家計簿共有のメリット・方法・注意点

節約をしようと思っても、家計の管理が上手くいかない、家計簿が続かないなどの悩みを持つ人は多いです。しかも、自分だけがいくら頑張っても、家族が協力してくれなければ、節約は上手くいかないでしょう。そのようなときは、家計簿を家族で共有するのがおすすめです。ここでは、家計簿を家族で共有した際のメリットや方法、注意点などを紹介します。

1.そもそも家計簿をつけるのはなぜ?

家計簿を実際につける前に、家計簿のメリットを把握しておくと、モチベーションが上がりやすくなります。家計簿のいいところは、収入と支出、貯蓄状況がしっかりと管理できることです。お金の流れが目に見えるようになるため、家計の状況を分析しやすくなります。過去にお金を使いすぎてしまったときは、その日のデータを振り返ってみましょう。無駄遣いの内容が思い出せるので改善点がわかり、節約のプランが立てやすくなるはずです。家計簿を定期的に確認すれば、節約の意識が自然と生まれていきます。

家計簿をつけていると、「何にどれぐらい使っているか」「どういう場面で使いすぎているか」といったお金の使い方の傾向がみえてきます。その結果、計画的にお金を使えたり、貯金をしやすくなったりするでしょう。

2.家計簿を共有するメリット

家計簿の記録を一人でやるのは、なかなか大変なものです。家族で共有すれば、記録作業や管理の負担を分散することができるうえ、記入の間違いや計算ミスに気が付きやすくなるでしょう。途中で面倒くさくなるといった、三日坊主にもなりにくいです。また、家計簿を共有することで、節約の意識も一緒に共有できて協力し合えます。何を目標にしてお金を貯めるのか、その意思統一ができれば節約は成功しやすくなるでしょう。家族全体の家計状況をもとに、将来のプランに関しての話し合いもできます。

「旅行がしたい」「家電を買いたい」など、やりたいことは人それぞれです。高額商品を購入する予定があるときに、現時点でどれだけの収支があるのかを家族全員がわかっていれば、話し合いもスムーズに行えます。一人は家計がわかっているが、もう一人は家計が見えていないとなると、予算を決めるのも難航するでしょう。

節約をするためには何かを削らなくてはなりません。食費、教育費、趣味などの娯楽費など、節約の方向性はさまざまです。家族で節約する際には、一人が頑張っても限界があります。たとえば、趣味などの娯楽費を節約しようと思っても、家計が見えていない人がいると猛反発を受ける展開もあり得るでしょう。家計簿を共有して家族で資産管理ができていれば、節約の方向性も決めやすくなるのです。

3.手書きの家計簿を共有する

ここでは、手書きの家計簿を共有した際のメリット、デメリットについて紹介します。

3-1.方法

家計簿をつける方法として、大学ノートを使うアプローチがあります。大学ノートに日付や項目、かかった費用などを記入していきましょう。項目によって色分けをすれば、見やすさがアップします。付箋やシールを貼るのもよいアイデアです。家計の状況に合わせていろいろとアレンジしていくと、見やすくなるだけでなく、家計簿をつけるのが楽しくなります。かかった費用を手書きするのではなく、レシートを貼り付ける方法もおすすめです。「これは無駄使いだった」と思われる項目には、カラーペンで印をつけておきましょう。あとから振り返った際に、問題点が把握しやくなります。

家計簿の初心者であれば、大学ノートよりも、使いやすいデザインになっている市販の家計簿を利用するほうがよいかもしれません。手帳と一体型のタイプも、スケジュール管理と家計管理を同時にすることもできて便利です。月末になったら、項目を集計し、無駄な出費が多ければ振り返りを実施してください。同じ失敗を繰り返さないような、次月の目標設定を考えることが大事です。順調にいっているのであれば、さらに高い目標を設定する、もし無理があるようであれば目標を立て直すことも必要になるでしょう。

3-2.メリット・デメリット

手書きで家計簿をつけることで、数字に強くなるメリットが期待できます。また、電子データのように、パソコンがクラッシュして突然データが消えるというリスクもありません。しっかりと整理して記録を残し続ければ、何年も記録をさかのぼれます。誰かと共有したいときにもノートを開くだけですむので、お手軽です。一目ですぐに状況がわかり、確認方法が簡単なのが、手書き家計簿の特徴といえるでしょう。

デメリットは自分で書いたり、計算したりする必要があるため手間がかかるところです。記入が漏れたり、計算ミスをしたりする可能性もあるでしょう。電卓の扱いになれていないと、何回もやり直すことになるかもしれません。手書きの家計簿をつけるのが大変すぎて、記入するだけで満足をしてしまう人もいます。本来は家計簿をつけて振り返ることに意味がありますが、振り返りをする時間や労力まで使い切ってしまうのです。こうなってしまうと、家計簿の意義は半減するといえるでしょう。また、クレジットカードや電子マネーの使用状況、ポイントの保有数、預金口座の確認をその都度しなくてはならないのも面倒なポイントです。

4.家計簿をエクセルで共有する

家計簿を共有する際のアプローチとして、エクセルを選択したときのメリット、デメリットを紹介します。

4-1.方法

エクセルで家計簿をつけるときのポイントは日々の記録、年間の収支状況、金融資産状況など、目的に合わせてシートを分けることです。入力項目や計算式の設定も欠かさず行いましょう。エクセルにあまり慣れてない初心者であれば、無料テンプレートをダウンロードしての利用がおすすめです。テンプレートは既に項目が用意されているので、自分で考える必要がありません。

ただし、提供元は信用ができるのか確認をするようにしましょう。作りがずさんで、計算式がおかしかったりレイアウトが崩れていたりすると、計算間違いが起きて使いにくいです。そのテンプレートが自分にとって使いやすいかどうかも考慮しましょう。家計簿に慣れてきたら、デザインを自分好みにカスタマイズするのもおすすめです。

4-2.メリット・デメリット

エクセルは、自分に適した内容にカスタマイズできるのが魅力です。集計が容易にできて、計算式を設定すれば自動で計算をしてくれます。計算ミスをどうしても避けたい人は、手書きよりもエクセルのほうがよいかもしれません。グラフ機能を使えば、家計の状況が視覚的に把握でき、分析に役立ちます。収支額の変動を確認することで、改善策が見つけやすくなるでしょう。印刷もできるため、情報の共有もしやすいです。

デメリットは記入や確認をする際に、毎回パソコンを起動する必要がある点です。起動時間はパソコンのスペックにもよりますが、いずれにせよ毎回だと手間になるでしょう。また、パソコンとエクセルに関する基礎知識がないと、スムーズに家計簿をつけられない可能性が高くなります。慣れないうちは、特に自分で入力するのに時間がかかるでしょう。エクセルはパソコンがなければ起動できず、紙媒体やアプリに比べて、持ち運びに適していないのも不便です。

5.家計簿をアプリで共有する

ここでは、家計簿をアプリで共有するメリットとデメリットについて解説します。

5-1.方法

家計簿のアプリを使うためには、まずスマホなどにダウンロードが必要です。自分のライフスタイルや家計状況に合ったアプリを選び、ダウンロードしてください。家計簿アプリを使用するためにはIDとパスワードを作成し、会員登録をしなくてはなりません。同じアプリとアカウントを利用するだけで、複数人での情報共有がいつでもできます。銀行口座やクレジットカードと連携したいときには、事前登録が必要です。ただし、これらの情報は漏洩すると大変ですので、取り扱いには十分に注意してください。レシートを自分で入力するのが面倒な人のために、レシートを自動で読み取れる機能もあります。

アプリは有料版、無料版に分かれています。無料版でもいろいろな機能がそろっていますが、有料版はさらに便利な機能があるため、悩みどころでしょう。迷ったときは、最初無料版で開始し、物足りないようであれば、有料版に切り替えるのがよいでしょう。

5-2.メリット・デメリット

家計簿アプリのメリットは、なんといっても集計が簡単なところです。いつでもどこでも記入ができるため、情報がリアルタイムに更新されていきます。アプリが自動計算するので、エクセルのように計算漏れを防ぐことができますし、記入漏れも少なくなるでしょう。複数のスマホで情報を共有できるのも大きな強みのひとつです。

クレジットカードや電子マネー、ポイントやマイル、預貯金などをまとめて管理する際にも優れています。家計簿アプリの種類によっては株や証券を管理できるアプリもリリースされています。予算に対する実績が明確に出せ、家計状況の分析もはかどるでしょう。利用するだけでポイントが貯まったり、クーポン券がもらえたりするアプリもなかにはあります。

家計簿アプリのデメリットは操作ミスや機種変更などをした際に、データが消えてしまう可能性があるところです。セキュリティは施されているものの、情報漏洩するリスクも捨てきれません。有料版のアプリであれば、より便利な機能が使用できますが、仮にその料金が月額500円だとすると、1年で6000円の出費となります。その出費に見合ったパフォーマンスを出せるかどうかは、慎重に考えたほうがよいでしょう。家計簿アプリは使いやすいものが多いですが、それでも最初は操作に慣れるのに時間がかかりがちです。機能が十分に使いこなせるようになるまでは、辛抱する必要もあります。

6.家計簿の共有を続けるコツ

家計を見直し、貯蓄を増やしていくためには、家計簿の共有を継続することが重要です。そのために必要なポイントを、ここでは3つ紹介します。

6-1.目標を立てる

家計簿の共有を続けるためには、何のために貯蓄するのかを明確にすることが大切です。家計簿をつけるのは、相当な負担がかかります。目的をしっかり定めていなければ、やる気は長く続かないでしょう。具体的な目標金額を決めると、モチベーションは維持しやすくなります。最終的な目標を決め、それに対して毎月の目標を逆算し、予算を決定させましょう。目標は家計簿に書き、皆で必ず共有します。進捗がわかるようにすると、頑張る気力が湧きやすくなります。目標はできることなら、ブログやSNSにアップしてみてもよいかもしれません。周りに宣言することで、目標に向かってやらざるを得ないシチュエーションを作れます。

6-2.項目を明確にする

家計簿の項目は数が多すぎると、記録するのが面倒です。かといって少なすぎるのも用途がわかりにくくなります。食費の項目は必須として、あと4~8項目ぐらいをプラスするぐらいで丁度よいでしょう。食費や日用品費は生活に使うものだけをカウントします。コンビニで突発的に買ってしまったものや、娯楽目的に使ったものは集計に含めません。家電や旅費、冠婚葬祭費など、めったにかからない費用は別枠にしたほうが管理しやすくなります。

6-3.らくな方法を考える

出費が発生した時点でそれぞれが、すぐに記入するのが家計簿の基本的なルールです。ため込んでしまうと、書くのが面倒になります。その都度が難しければ、まとめて記載する日を作るなど、習慣化することで記録がらくになるでしょう。家計簿ノートやアプリを選ぶときにはデザインが気に入ったものや、操作がシンプルなものをできるだけ選ぶようにしましょう。使いやすいものを選べば、楽しく続けやすくなります。家計簿は細かい計算をすればするほど手間が増えますので、100円以下の出費は切り捨ててもよいかもしれません。細かい部分にこだわるのではなく、負担を減らすほうが長続きするでしょう。

7.家計簿を共有する際の注意点

家計簿を共有するのであれば、お小遣い制を検討してみましょう。それぞれが使い道に関与しないお金をつくるのも一案です。お小遣いは、おのおのが自分で管理します。毎回不定期なお金を渡すよりも、お小遣いといった形で一定額にしたほうが家計簿はつけやすくなるのです。

アプリを使用するときはログインIDとパスワードが流出しないように注意しましょう。セキュリティをおろそかにしていると、家計簿の情報が第三者に渡る可能性が出てきます。いつもとは違う環境でログインすると確認メールがくる、二段階認証が必須など、セキュリティがしっかりしているアプリを選ぶようにしてください。パスワードは厳重に管理するのも大切なポイントです。また、家族で家計簿を共有しているにも関わらず、家計が改善しないときには、ファイナンシャルプランナーにアドバイスを求めてみてください。

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