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2020/07/09

キャッシングの金利と利息の計算方法を返済方式別に解説【カードローン】

(写真=PIXTA)
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キャッシングをする際、金利を意識して利息を計算していますか?お金を借りるときは、つい借入額と金利のみに意識が行きがちですが返済方式によってかかる利息はかなり変化します。カードローンやキャッシングを利用する前に返済方式を確認して、支払利息の金額を計算しておきましょう。今回は、キャッシングの金利と利息計算に必要な知識を紹介しつつ、キャッシングを利用する際の注意点も解説します。

キャッシングの「金利」と「利息」の意味

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キャッシングをする際、気にしたい数字は金利と利息です。金利と利息について同じ意味と勘違いしている人も少なくありません。そこでまず基礎知識として金利と利息の意味について説明します。

1金利とは元金に対する追加支払金額の「割合」

金利とは、キャッシングした元金に対して追加で支払う必要があるお金の「割合」のことです。さらに通常キャッシングの金利として表示される場合は、貸金業法で定められている上限利率同様に年利で表示されています。

2利息とは金利で発生する「金額そのもの」

利息とは、元金から金利を使って計算した支払金額のことです。例えば、50万円をキャッシングして年利が18%となっている場合、1年間借りたままの状態と仮定すると1年後に支払う利息は50万円×18%=9万円となります。しかし、実際にキャッシングの返済を行う場合は月ごとに行うため、毎月支払う利息の計算は、以下のように算出します。

・毎月の支払利息額(円未満切り捨て)=借入残高×年利÷365日×借入日数(月の場合30日平均)
借入日数は、借り入れの当日は除きます。例えば、10万円を18%で30日借り入れた場合の支払利息は10万円×18%÷365日×30日=約1,479円です。

キャッシング金利の上限と「トイチ」

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キャッシングの金利は、利息制限法で上限が定められています。しかし、違法な貸金業者は、上限金利を守らず「トイチ」なとどいわれる法外な金利を請求する場合も少なくありません。具体的に上限の金利とトイチでは、利息額がどのように違うのかを計算で確認してみましょう。

1キャッシングの金利は貸金業法で上限が決まっている

利息制限法で決められているキャッシング金利(年利)の上限は以下の通りです。
 
元本の金額 上限金利
10万円未満 年利20%
10万円以上から100万円未満 年利18%
100万円以上 年利15%

元本の金額が大きくなるにつれて段階的に金利が抑えられていることが分かります。先ほどの例(50万円をキャッシング、年利18%、最初の30日で1回目の支払い)で初回の利息額を計算してみましょう。

・50万円×18%÷365日×30日=約7,397円

このケースでの初回の返済分の利息は、7,397円です。

2トイチとは10日で1割と非常に高い金利のこと

法外な金利の代表例としてトイチを取り上げましょう。トイチとは「10日で1割(10%)」という非常に高い金利です。1日1%なので年利に直すとなんと365%となります。先ほどの例をトイチで計算すると1ヵ月後に要求される利息額はどうなるか計算してみましょう。

・50万円×365%÷365日×30日=15万円

その差は何と14万2,603円です。しかし、実際にはトイチで要求される利息のうち法律で定められた年利18%以上の金額や元金は支払う義務はありません。

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キャッシングの返済方式別利息計算方法

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それでは、キャッシングの返済方式別に利息の計算方法について解説します。

1代表的な返済方式3つ

キャッシングの代表的な支払方法は「1回払い」「リボルビング払い(元金定額払い)」「残高スライド定額リボルビング払い」の3種類です。

・1回払い
翌月に全額支払うため、1ヵ月分の利息のみかかる返済方式です。非常にシンプルで分かりやすい支払方法といえます。

・リボルビング払い(元金定額払い)
一定の元金+利息を支払う方式です。借入残高が大きいと利息の金額が大きくなるため、返済当初は支払金額が多くなりますが、毎月支払い元金が減るに従い支払額も少しずつ減っていきます。

・残高スライド定額リボルビング払い
リボルビング払いと似ていますが借入残高の減少に伴い毎月の支払額も下がっていく点が特徴です。例えば、借入残高が50万円の場合は1万3,000円、5万円の場合は2,000円など借入残高によって毎月の支払金額が変化します。

2返済方式別の利息計算方法(1ヵ月分の利息・総支払利息)

それでは、返済方式別の利息計算式と1ヵ月分の利息、総支払利息の金額を比較してみましょう。事例として10万円を年利18%で借り入れた場合を「1回払い」「リボルビング払い(元金定額払い)」「残高スライド定額リボルビング払い」の3つをシミュレーションしていきます。

※リボルビング払いの返済は1万円×10回、残高スライド定額リボルビング払いは、借入残高5万円超は毎月1万円、5万円以下は毎月5,000円を返済と仮定
 
返済方式 1ヵ月分の利息 総支払
利息
1回払い 10万円×18%÷365日×30日=1,479円

総支払回数:1回
1,479円
リボルビング払い
(元金定額払い)
10万円×18%÷365日×30日=1,479円
9万円×18%÷365日×30日=1,332円
8万円×18%÷365日×30日=1,184円
7万円×18%÷365日×30日=1,036円
6万円×18%÷365日×30日=888円
5万円×18%÷365日×30日=740円
4万円×18%÷365日×30日=592円
3万円×18%÷365日×30日=444円
2万円×18%÷365日×30日=296円
1万円×18%÷365日×30日=148円

総支払回数:10回
8,139円
残高スライド
定額リボルビング払い
●借入残高5万円超10万円までは毎月1万円の返済
10万円×18%÷365日×30日=1,479円
(元金8,521円)
9万1,479円×18%÷365日×30日=1,353円
(元金8,647円)
8万2,832円×18%÷365日×30日=1,225円
(元金8,775円)
7万4,057‬円×18%÷365日×30日=1,096円
(元金8,904円)
6万5,153円×18%÷365日×30日=964円
(元金9,036‬円)
5万6,117円×18%÷365日×30日=830円
(元金9,170‬円)

●借入残高5万円以下は毎月5,000円の返済
4万6,947円×18%÷365日×30日=695円
(元金4,305‬円)
4万2,642円×18%÷365日×30日=631円
(元金4,369‬円)
3万8,273円×18%÷365日×30日=566円
(元金4,434円)
3万3,839‬円×18%÷365日×30日=501円
(元金4,499‬円)
2万9,340円×18%÷365日×30日=434円
(元金4,566円)
2万4,774円×18%÷365日×30日=367円
(元金4,633‬円)
2万141円×18%÷365日×30日=298円
(元金4,702‬円)
1万5,439‬円×18%÷365日×30日=228円
(元金4,772‬円)
1万667円×18%÷365日×30日=158円
(元金4,842‬円)
5,825円×18%÷365日×30日=86円
(元金4,914‬円)
911円×18%÷365日×30日=13円
(元金911円)

総支払回数:17回
1万924‬円

上記のようにリボルビング払いで支払うと総支払利息額が大きく膨らみます。残高スライド定額リボルビング払いになるとさらに返済回数が増えて総支払利息額が増えることが理解できるのではないでしょうか。

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キャッシングの利息を節約する方法

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キャッシングの利息を節約するには、できるかぎり早く元金を減らす必要があります。具体的な方法は以下の2通りです。

1.1回払いを利用

キャッシングをする場合は、できるかぎり1回払いで返済を済ませてしまうことで支払利息を少なくできます。ただ1回で利用するキャッシング額をできるかぎり少なくしないと1回払いでの返済は難しいかもしれません。

2.リボルビング払いが関係する場合は元金を臨時返済

キャッシングでリボルビング払いを利用する場合は、元金を臨時返済で早く減らすことを意識すると返済回数が少なくなるため総支払利息額を抑えられます。ボーナスや臨時収入を利用して無理のない範囲で臨時返済を検討しましょう。

カードローンやクレジットカードのキャッシングは、臨時返済を提携ATMの操作で行えます。ただすべてのカード会社がATMでの臨時返済には対応していないため、その場合はカード会社に連絡して臨時返済の手続きをしましょう。

海外でのキャッシングサービスにも金利がかかる

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海外旅行に行ったときには、支払いをできるかぎりクレジットカードで済ませると楽です。しかし、チップや電車賃など現金が必要な場面もあるかもしれません。その際は、クレジットカードなどが利用できる海外ATMを活用すると便利でしょう。ただし海外ATMでキャッシングを利用した場合も金利はかかるため注意が必要です。海外旅行先でのキャッシングを考えている人は、以下の点も押さえておきましょう。

1海外キャッシングサービスは金利プラス為替レートの影響も

海外キャッシングサービスは、現地通貨を引き出しますが決済のタイミングで為替レートに大きな変動がある可能性があります。為替レートの換算日は、カードの利用データが決済センターに到着した日付です。カードを実際に利用した日から決済センターにキャッシングのデータが届くまでの間に為替が大きく円安に振れてしまうと為替差損が出る点は留意しましょう。

2海外キャッシングはサービスの事前申込が必要

海外キャッシングサービスの利用前には、事前に海外キャッシングの利用可能枠を設定するなど事前の申し込みが必要なカードもあります。海外旅行に行く前に利用する予定のカードがそのまま海外キャッシングサービスに使えるかどうかを確認しておくと安心です。

3海外キャッシングの限度額は要チェック

通常の利用可能枠と海外キャッシングの利用限度額は同じとは限りません。事前に利用枠を設定する場合は自分で確認するので良いですが念のため事前に海外キャッシングサービスの利用限度額を確認しておきましょう。

キャッシングを利用する際の注意点

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最後にキャッシングを利用する際の3つの注意点について解説します。

1クレジットカードのキャッシングは事前に申し込みが必要

クレジットカードでキャッシングを利用する場合は、ショッピング枠とは別に事前申し込みが必要です。クレジットカード作成時にキャッシング枠を申し込んでいた場合は問題ありませんがキャッシング枠を0にしている場合は、改めて申し込まなければなりません。

2総量規制や総利用枠の関係で収入証明書が必要な場合がある

キャッシング枠を申し込む場合、総量規制や総利用枠の関係で、収入証明書が必要な場合があります。具体的には「利用限度額が50万円を超える」「他社の借入額と申請する利用限度額の合計が100万円を超える」といった場合です。収入証明書として求められる書類は、源泉徴収票や納税通知書、確定申告書の控えなどでカード会社から指定があります。

収入を証明する書類を提出しない場合は、総量規制などで問題にならない程度の利用限度額が定められるか、キャッシング枠の審査自体がストップするため注意が必要です。どうしてもキャッシングを利用したい場合は、総量規制などの枠で問題にならない程度に申し込む利用限度額を少なくしましょう。

3キャッシングを申し込む時点で審査が入る

キャッシングを申し込む時点で必ず金融機関の審査が入ります。クレジットカードを作った段階では問題がなくても「最近他社で延滞を何回かやってしまった」という場合は要注意です。「今審査を避けたい」という場合は、キャッシングの申し込み自体も避けたほうが無難でしょう。

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事前に無理のない返済計画を立てよう

キャッシングの金利と利息の意味および利息額の基本的な計算方法について解説しました。返済方式によって変わってくる総利息額は、臨時返済によって元金を繰り上げ返済することで少なくすることも可能です。キャッシングを利用する際は、事前に無理のない返済計画を立てましょう。単にカード会社が設定した毎月の約定返済だけでなく計画的に元金を臨時返済で支払うことで返済は早く終了します。計画的なキャッシングの利用で苦しい時期を乗り越えてくださいね。
大手Slerにてシステムエンジニアを経験後、フリーランスのライターに。FX・保険・不動産・フィンテックなど、金融に関する記事を多く手掛ける。
 
大手Slerにてシステムエンジニアを経験後、フリーランスのライターに。FX・保険・不動産・フィンテックなど、金融に関する記事を多く手掛ける。
 


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