貯める&備える
2018/05/24

個人年金保険を「外貨建て」で契約する意味って何?

(写真=Sean K/Shutterstock.com)
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「公的年金だけでは老後が心配」--。40代ともなれば老後はそう遠くなく、不安に思う方は多いでしょう。老後資金は、働いているうちに考えておきたい課題です。

将来に備えた貯蓄や資産運用の一つとしては、「外貨建ての個人年金保険」という選択肢もあります。円の商品と比べると金利が高いことがメリットですが、為替のリスクなど注意したい点もあります。

老後に備える個人年金保険とはどんなものか?

(写真=metamorworks/Shutterstock.com)

個人年金保険は、60歳や65歳などの契約時に定めた年齢から、5年、10年などの一定期間にわたって毎年一定額の年金が受け取ることができる、公的年金の不足を補う商品です。

個人年金保険のメリットは税金の支払いが安くなること

基本的には、60歳や65歳まで保険料を払い続けますが、保険料を一括で支払う「一時払い商品」もあります。保険料を支払っている間は「生命保険料控除」が適用されるので、税金(所得税と住民税)の支払いが安くなることがメリットです。

加えて、年金受取時の税金も優遇されています。例えば、40歳から60歳まで毎月2万円を支払って(総支払額480万円)、60歳から年間50万円を10年間受け取る場合、50万円-{(50万円×480万円÷(50万円×10年)}=2万円(雑所得)に対して課税されるので、税金も少額で済みます。

死亡保障がないことも特徴

運用利回りを良くするために、通常の保険とは違って、死亡保障がないことも特徴です。保障が不要という方には、コツコツと将来に向かって積み立てができるという点では優れていますが、途中で解約すると元本割れになる(支払った保険料よりも戻ってくる金額が少ない)ことがデメリットとなります。

ただし、保険会社によっては保険料の支払いを途中で中止できる商品もあり、ライフプランの変更に対応することもできます。

外貨建て保険のメリットと注意点

(写真=rumo777/Shutterstock.com)

円建ての個人年金保険の予定利率は1%以下となっているのに比べ、外貨建て商品(主にアメリカドル、オーストラリアドル)は2~3%と高くなっています。

外貨建てといっても支払いは円で行うことができ、通常の銀行口座もしくはクレジットカードでの決済となりますが、為替レートによって支払いの金額が変動します。保険会社によっては、「毎月1万円」と円での指定ができる商品もあります。
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