欲しいものは沢山あるし、貯金もしたいし、行きたいところも沢山ある…そうなると真っ先に食費を節約しようと考える方も多いのでは?でもちょっと待って!むやみやたら食費を削ってしまうのは考えもの。3つのポイントを押さえて賢くお買い物をしましょう。

1.調味料にはお金をかける

毎日使っている調味料、意識して選んでいますか?もし、成分表示を確認せずなんとなくで購入しているならば少し見直したいところです。

一概には言えませんが、安価なものほど様々な添加物や化学調味料が使われていることが多いため、まずは成分表を確認して購入することをオススメします。

薬膳の世界では自然界でとれないものは体を冷やしてしまう性質だと考えます。そのため、化学調味料や添加物が入っている調味料を使い続けると、体が冷えて不調の要因になるとも考えられています。

ですので、是非とも使用頻度が高い調味料こそこだわって選んでほしいのです。もし、すべての調味料にこだわるのは難しいという方は、料理の“さしすせそ”である砂糖、塩、酢、しょうゆ、味噌からお金をかけてみましょう。
選ぶときのポイントはシンプルな配合で、聞いたことがある食材でつくられているもの。例えばお醤油であれば、小麦、大豆、食塩でつくられているものを選ぶと体にやさしく美味しい調味料に出合えるはずです。

2.旬の食材にはケチらずお金をかける

「旬の食材を食べよう」この言葉、頭では良いと分かっていても少し割高でなかなか買わないかも…という方も多いのでは?
もしそうならば、すごくもったいない!ストイックには出来ないけれど、ゆるく体にいいことは摂り入れたいという方こそ、旬の食材にはお金をかけることをオススメします。

なぜなら、旬に出回る食材にはその季節に起こりやすい不調をケアしてくれると考えられているから。

例えば、梅雨時期に旬を迎えるそら豆や絹さやなどの緑のお豆類。これらの食材には身体に溜まった余分な水分を排出してくれる利尿作用が期待できます。

余分な水分が溜まるとどうなるかというと、体の重だるさや胃腸の不調が出やすくなります。梅雨時期は1年の中で一番体に余分な水を溜め込みやすいシーズンといわれていますので、利尿作用が高い食材を食べることでこれらの不調を先回りしてケアすることが期待できます。

このようにその季節に出てくる食材たちは意味があって収穫されています。ぜひ旬の食材をチェックしてから食材の買い出しに出かけましょう。