この記事は書籍『かんたん!書き込み式 保険払いすぎ見直しBOOK』の内容を抜粋したものになります。

前回の記事はこちら
「がん保険」は治療費ではなく「生活費」として考えよう

※以下、書籍より抜粋

学資保険 ほかの方法で貯めたほうがいい!?

学資保険ではお金はほとんど増えない

学資保険は、子どもが高校や大学に進学するための教育資金を準備する積立です。また、親(契約者)が死亡したときは保険料が免除されるという、保障の機能も備えています。
 
保険期間の満了時に保険金を受け取るほか、入学の節目に祝い金が出るものもあります。
 
学資保険もマイナス金利の影響によって 販売中止に追い込まれたり、保険料が上がったりしています。
 
現状では予定利率が低いため、学資保険で学資を貯めるメリットはほとんどありません。
 
たとえば、学資保険で200万円を貯めるのに、総額186.5万円の積立が必要 です。年利に換算すると1.74%となり、定期預金よりはいいです。
 
しかし、保険は超長期の固定金利ですから、インフレで金利が上昇したときは不利になります。
 
とはいえ、貯蓄が苦手な人には向いているといえるでしょう。普通預金で管理していると、つい使ってしまいがちです。
 
確実に貯める必要がある教育資金のための別口座として、利用する価値はあると思います。

ほかにも、こんな方法がある!

ここで学資保険以外に、学資を貯める方法もご紹介しておきましょう。
 
近ごろ増えている方法ですが、低解約返戻金型の終身保険を学資保険がわりに使うこともできます。学資保険より増える商品もあり、親の死亡にも備えられます。
 
もっとも、こちらもインフレには弱い保険です。あるいは、積立定期も考えられます。ただ、利率が低いので、まだ学資保険のほうがいいケースもあります。
 
一方、積立投信は有効だと思います。安定的な運用商品を選べば、リスクも抑えられます。
 
さらに、NISAを使うと売却益や配当が非課税になるので、とても有利です。
 
2018年からは「つみたてNISA」がスタートしました。これを利用した場合は、最大で800万円まで積み立てることが可能になります。

「子どもの教育費は学資保険で」という固定観念にとらわれず、こちらも検討していただきたいと思います。

(画像=Webサイトより ※クリックするとAmazonに飛びます)

長尾義弘(ながお・よしひろ)
ファイナンシャルプランナー、AFP。お金のしくみ、保険のカラクリ についての得する情報を発信している辛口の保険評論家。徳島県生まれ。いくつかの出版社の編集部を経て、1997年に「NEO企画」を設立。出版プロデューサーとして 数々のベストセラーを生みだす。著書には『保険はこの5つから選びなさい』『お金に困らなくなる黄金の法則』(河出書房新社刊)などがある。

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