貯める&備える
2020/05/21

新生銀行のメリット・デメリット詳説!各種手数料優遇が魅力

(写真=PIXTA)
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新生銀行は、ネットバンキングをいち早く導入し各種手数料無料など他行に先駆けたサービスを展開してきた銀行です。個人ユーザーに向けたサービスにも積極的で個人向け商品のラインナップも豊富にあります。また最近では3種類から好きなポイントを選んで貯めることもできるようになりました。本記事では、そんな新生銀行のメリット・デメリット、新生銀行の口座開設に向いている人の特徴について解説します。

新生銀行の特徴      

(写真=PIXTA)

新生銀行の主な特徴として各種金利や取扱商品、新生銀行の利用度合いに応じて各種手数料の無料回数が決まる「新生ステップアッププログラム」の概要を解説します。

新生銀行の各種金利

新生銀行円普通預金金利と主な定期預金金利は以下の通りです。
 
預金種別 期間 年利
普通預金金利 1,000万円未満 0.001%
1,000万円以上 0.002%
定期預金金利 2週間満期預金
インターネット:50万円以上
2週間 0.030%
パワーフレックス円定期預金
1,000円以上500万円未満
1・3・6ヵ月、
1・2・3・4・5年
0.010%
パワーダイレクト円定期預金30
インターネット限定:30万円以上
1・3・6ヵ月、
1・2・4・5年
0.010%
3年 0.200%
パワーダイレクト円定期預金100
インターネット限定:100万円以上
1・3・6ヵ月、1年 0.010%
2・4・5年 0.020%
3年 0.200%
※金利は2020年4月28日時点

新生銀行の普通預金金利は、年利0.001%で他のメガバンクと大きな違いはありません。一方、定期預金は、2週間満期預金の0.03%やインターネット限定のパワーダイレクト円定期預金3年で0.2%が突出して高い金利です。
 

新生銀行の主な取扱商品

新生銀行は、各種預金や投資信託、FXなどの「貯める」「資産形成」の商品と住宅ローンをはじめとした各種ローンなど「借りる」サービスがあります。そのうち預金関連商品は、円預金・外貨預金・仕組預金の3種類があり、提供されている商品は以下の通りです。

・円預金
パワーフレックス円定期預金、パワーダイレクト円定期預金など

・外貨預金
2週間満期外貨預金、円からはじめる特別金利プランなど

・仕組預金
パワード定期(円投資型)、パワード定期プラスなど

パワーダイレクト円定期預金のようにインターネット限定の商品や2週間満期の円定期預金や外貨預金など短期で満期を迎える商品などは特徴的な商品です。

3段階の「新生ステップアッププログラム」

新生銀行には、取引金額や毎月の残高により、さまざまな優遇措置が受けられる「新生ステップアッププログラム」があります。プログラムは「新生スタンダード」「新生ゴールド」「新生プラチナ」の3段階で、ステージが上がるごとに優遇内容もアップグレードする仕組みになっています。主なステージアップ条件は以下の通りです。

【新生ゴールド】
  • 所定の円預金:月間平均残高が100万円以上
  • 所定の投資商品:月間平均残高が30万円以上
  • 預け入れ総資産:月間平均残高が200万円以上
  • 投資信託の積立:投資信託の積み立てが月5,000円以上など
  • プリペイドカードGAICA(Flex機能付き)へのチャージ:円の場合月1万円以上
  • その他、各種ローンの残高1円以上など
【新生プラチナ】
  • 所定の円預金:月間平均残高が2,000万円以上
  • 所定の投資商品:月間平均残高が300万円以上
  • 預け入れ総資産:月間平均残高が2,000万円以上
  • 住宅ローン:利用している人
  • その他、ラグジュアリーカードの引落口座に新生総合口座を指定&1円以上の引き落としなど
本プログラムでの主な優遇内容は、コンビニATM手数料無料、他行宛振込手数料が月最大10回無料、円定期預金の金利優遇、外貨預金の手数料優遇などです。
 
  新生スタンダート 新生ゴールド 新生プラチナ
コンビニATM
手数料
110円 無料
他行宛振込
手数料
月1回無料
以降は314円(税込み)
月5回無料
以降は210円(税込み)
月10回無料
以降は105円(税込み)
円定期預金
の金利優遇
1年もの:0.010%など 1年もの:0.015%など 1年もの:0.020%など
外貨預金
の手数料優遇
米ドル:片道15銭など 米ドル:片道9銭など 米ドル:片道7銭など
外国送金
の受取手数料
  2,000円キャッシュバックで実質無料
住宅ローンの
事務手数料割引
  1万5,000円割引 3万円割引

新生銀行のメリット5点 

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新生銀行を利用するメリットは以下の5点です。

振込入金でTポイント・dポイント・nanacoポイントのいずれかが貯まる

「新生ポイントプログラム」は、新生銀行の口座へ振込入金などを行うことで「Tポイント」「dポイント」「nanacoポイント」のいずれか好きなポイントが貯まるお得なサービスです。ポイントが貯まる主な利用方法と貯まるポイント数は以下のようになっています。
 
利用内容 1回ごとの付与ポイント 月最大付与ポイント
プログラムに月1回エントリー 1ポイント
インターネットバンキングログイン 3ポイント
口座へ1万円以上の振込入金 25ポイント 200ポイント
口座振替登録 50ポイント 100ポイント
プリペイドカードの利用 200円ごとに2ポイント 100ポイント
積立投資信託5,000円以上
積立外貨預金1万円以上
10ポイント

振込入金は、他行からの入金となるため、振込手数料が無料の金融機関を選ぶことでポイントを有効に貯めることが可能です。貯めたいポイントは毎月変更することもでき、月の途中からエントリーしてもその月全体に適用されます。毎月忘れないようにエントリーを続けさえすれば毎月少しずつポイントが貯まります。

新生ゴールド以上でコンビニATMでの出金手数料が完全無料

「新生ステップアッププログラム」で新生ゴールド以上になるとコンビニのATM手数料は何回でも無料になります。新生スタンダードでは、1回につき110円必要なので月10回コンビニATMを利用して入出金する場合は、1ヵ月で1,100円の節約になる計算です。他行の場合、ATM出金手数料の無料回数は制限のあることが多いため、この点でかなり優位な点といえます。

ステップアップで他行宛の振込手数料優遇も大幅アップ

新生ゴールド以上のステージになると他の金融機関宛の振込手数料も大幅に優遇されます。新生ゴールドで月5回無料、新生プラチナでは月10回無料です。他行宛に振り込むケースが多い人は、かなり負担が軽減されるでしょう。さらに無料回数を超えて支払う振込手数料についても新生スタンダードでは314円だったのが、新生ゴールドでは214円、新生プラチナでは105円と大幅に安くなるのが特徴です。

例えば、月15回他行へ振り込む場合、新生スタンダードで4,396‬円もかかっていたのが、新生ゴールドになるだけでも2,100円と負担を大幅に軽減できます。

ANAマイレージクラブ会員ならANAマイルも貯まる

ANAマイレージクラブ会員の場合、新生銀行で口座開設をして円定期預金または外貨預金をすることでANAマイルも貯まる常設プログラムの利用もおすすめです。口座開設後、忘れず専用エントリーフォームからエントリーすることで本プログラムの参加資格が得られます。第1段階は、口座開設でもれなく300マイルが付与されます。

第2段階では、口座開設月を含む3ヵ月目の月末までに以下のいずれかの条件を満たすことでさらにマイルを得ることが可能です。
  • 円定期預金3ヵ月もので1回300万円以上預けると300マイル
  • 外貨預金(円から外貨)50万円ごとに500マイル、最大1万マイル
ある程度まとまったお金を預金できるならANAマイルも一緒に貯めましょう。

ANA JCBカードってどんなカード?マイルやポイントの貯め方も解説します!

2週間定期預金は普通預金並みの使い勝手で利息0.03%

2週間定期預金は、定期預金と普通預金のメリットを共存させた利用しやすい定期預金です。2週間預けるだけで通常0.001%の年利が0.03%と30倍にもなります。一般的に定期預金は長い期間預ける分、使いたいときに使えない問題があります。しかし、2週間定期預金は、拘束期間が短いためそのデメリットを軽減してくれる使い勝手の良さが魅力のため、新生銀行を利用するメリットの一つです。

新生銀行のデメリット4点 

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新生銀行のデメリットは以下の4点です。

新生ゴールドの条件達成はハードルが高め

新生銀行の大きなメリットである各種手数料の優遇を受けるには、新生ゴールド以上のステップアップが必要です。他行に比べて新生銀行は申請ゴールドにステップアップするための条件が比較的厳しい点がデメリットといえます。比較的負担が少なく借り入れをしない方向で考えるなら「積立投資信託を月5,000円ずつ」が低いハードルで条件達成が可能です。

またはアプラス発行の「プリペイドカードGAICA(Flex機能付き)」に毎月1万円チャージして日常の買い物に利用するのも良いでしょう。どちらの利用方法も「新生ポイントプログラム」でポイントを貯める方法にも入っていますのでポイント獲得も同時に達成できます。

新生スタンダードのままでは他行宛振込手数料が高い

新生スタンダートの場合、コンビニATM手数料は毎回110円かかってしまいます。また、他行宛振込手数料も月1回しか無料ではなく以降は314円と他のネット銀行と比べても高めです。新生銀行は、新生ゴールド以上のステージでないと手数料の面であまりお得とはいえなくなる点には注意しましょう。

定額自動振込や定額自動入金サービスがなく手動での振り込みが必要

他のネット銀行では、定額自動振込や定額自動入金サービスをサポートしている場合があります。これらのサービスは、毎月決まった振り込みがある場合はとても便利です。残念ながら新生銀行には今のところこれらのサービスはなく毎月手作業で振り込み・振替を行わなくてはなりません。

目的別に子口座を持つことができない

ネット銀行の中には、親口座の下に目的別の貯金口座を作成し、それぞれの口座で貯金を管理するサービスを提供しているところもあります。新生銀行は、円預金・外貨預金などの種類はありますが、同じ円預金口座の下に目的別口座を持つことはできません。

新生銀行の利用に向いている人

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新生銀行の利用に向いている人の特徴は以下の3点です。

新生ゴールド以上にステップアップするための条件を簡単に満たせる人

新生銀行は、新生ゴールド以上のステージを獲得することで手数料の優遇など大きなメリットを享受できるようになります。新生ゴールドでは、一部満たしやすい条件もありますが、新生プラチナの場合は、住宅ローンを利用するかで条件を達成できるため、これから住宅ローンを組む予定があれば新生銀行を検討してみる価値はあるでしょう。

コンビニATMを利用した入出金が多い人

コンビニATMを使って細かく入出金をする人で、新生ゴールド以上のステージになれる場合も、新生銀行に向いている人です。24時間いつでもATM出金手数料が無料なので、年間で考えると手数料分の金額を節約できます。

「新生ポイントプログラム」対象のポイントやANAマイルを貯めている人

「新生ポイントプログラム」対象となっているTポイントやnanacoなどのポイントを貯めている人や、ANAマイルを貯めている人も、新生銀行を利用するメリットがあります。給与口座はなかなか動かせないという場合も振込入金でポイントが得られるので給与口座を移動させる必要がありません。

条件をクリアしてお得なサービスを享受しよう

新生銀行を利用するかどうかのポイントは「新生ステップアッププログラムで新生ゴールド以上の条件を満たせるかどうか」です。無理なく新生ゴールド以上の条件を満たせる場合、各種手数料や預金金利の優遇などのメリットは大きく、新生銀行の提供するお得なサービスをより多く享受できます。デメリットもあわせて他行と比較し、自分に適した銀行かどうかをじっくり検討してみてくださいね。

文・藤森みすず

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