NISA口座を開設して投資を始めてみたいけれど、どこで開設したらよいか迷っている人もいるのではないでしょうか。今回は、NISA口座開設数がネット証券でトップのSBI証券について、メリットや評判をお伝えします。ぜひ口座開設の参考にしてくださいね。
- SBI証券は商品が豊富で手数料が安い証券会社
- 一般NISA、つみたてNISAは利益が非課税になる少額投資制度
- SBI証券の一般NISAの取引コストは業界最低水準
- SBI証券のつみたてNISAは、積立頻度を「毎日」「毎週」「毎月」から選べる
- SBI証券のNISA口座は、ポイント制度が使いにくいという声も
SBI証券の特徴

まずはSBI証券の会社の概要についてみてみましょう。
商号 | 株式会社SBI証券 |
---|---|
本店所在地 | 東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー |
代表取締役社長 | 髙村 正人 |
資本金 | 483億2,313万円 (2021年6月30日現在) |
事業内容 | 金融商品取引業者 |
登録番号 | 関東財務局長(金商)第44号 (2007年9月30日) |
設立年月 | 1999年4月26日 (商号変更日) |
主要株主 | SBIグループ100% |
取扱商品 | 国内株式、外国株式、投資信託、債券、 FX、先物オプション、CFD(くりっく株365)、 金・銀・プラチナ、保険 |
証券総合口座数 | 約603万口座 (2021年3月末時点) |
預り資産残高 | 約19兆3,480億円 (2021年3月末時点) |
NISA口座開設数 | 約213万口座 (2021年3月末時点) |
外国株式取扱国数 | 9ヵ国 |
SBI証券はネット証券の中で口座開設数がトップであり、多くの人に選ばれている証券会社です。同じグループの「SBIネオモバイル証券」と「SBIネオトレード証券」も含めると、口座数は700万口座を超えます!

これほど多くの人に選ばれるSBI証券の特徴を見ていきましょう。
- 金融商品のラインアップが豊富
- 手数料が安い
- クレジットカードで積み立てができる
- IPO取扱銘柄数がダントツ
- 取引ツールが豊富
- ネット証券最多の外国株
SBI証券の特徴:金融商品のラインアップが豊富
SBI証券には豊富な金融商品が揃っているため、投資初心者から上級者まで自分に合う投資ができるでしょう。
SBI証券で取り扱う主な商品を紹介します。
国内株式 | 現物取引 信用取引 PTS取引 単元未満株(S株) など |
---|---|
外国株式 | 米国、中国、韓国、ロシア、ベトナム、 インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシアなど |
投資信託 | 投資信託 外貨建MMF |
債権 | 円貨建債券 外貨建債券 |
商品が豊富なSBI証券なら、自分の経験に合わせて選ぶことができますよ。
SBI証券の特徴:手数料が安い
投資を始める時に気になるのは、手数料でしょう。SBI証券は少額で投資を始めたい人でも気軽に行えるよう、主要ネット証券の中で手数料が最安のプランがあります。
例えば「アクティブプラン」では、1日約定代金の合計が100万円までは手数料が無料です。約定代金が200万円までなら1,238円(税込)、300万円までなら1,691円(税込)です。
他社と比較すると、SBI証券の手数料の安さがよりわかるでしょう。100万円までは0円の証券会社もありますが、200万円以降はSBI証券が最安です。
1日の約定 代金合計 |
SBI証券 アクティブ プラン |
楽天証券 いちにち 定額コース |
auカブコム証券 1日定額 手数料 |
松井証券 ボックス レート手数料 |
マネックス証券 1日定額 手数料 |
---|---|---|---|---|---|
50万円まで | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 550円 |
100万円まで | 0円 | 0円 | 0円 | 1,100円 | 550円 |
200万円まで | 1,238円 | 2,200円 | 2,200円 | 2,200円 | 2,750円 |
300万円まで | 1,691円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 2,750円 |
以降100万円 増加ごとに |
+295円 | +1,100円 | +1,100円 | +1,100円 ※1 |
+2,750円 ※2 |
※2 マネックス証券の1日定額プランの約定代金100万円超は、約定代金300万円ごとに2,750円(税込)が加算される。

安部 智香(安部智香ファイナンシャルプランニングオフィス代表)
SBI証券の特徴:クレジットカードで積み立てができる
SBI証券では、クレジットカードで積み立て決済が可能です。対象カードは「三井住友カード」で、毎月100円~5万円まで投資信託で積み立てができます。
一度設定すると毎月自動で積み立てができ、決済額に応じてVポイントが貯まります。
還元率は0.5%。満額の月5万円を積み立てた場合、1年間で3,000ポイントが貯まります。2021年12月までは、キャンペーンでプラス1%が還元されます。

安部 智香(安部智香ファイナンシャルプランニングオフィス代表)
SBI証券の特徴:IPO取扱銘柄数がダントツ
SBI証券のIPOは、取り扱い銘柄数が他の証券会社と比べてもダントツです。2020年4月~2021年3月におけるSBI証券のIPO銘柄の取扱数は80社。同期間において全上場会社のうち約93%の銘柄を取り扱っています。
他社と比較してみると、SBI証券のIPO取扱数の多さが分かります。
証券会社名 | 引受社数 | 関与率 |
---|---|---|
SBI証券 | 80 | 93.0% |
みずほ証券 | 58 | 67.4% |
SMBC日興証券 | 47 | 54.7% |
大和証券 | 44 | 51.2% |
楽天証券 | 43 | 50.0% |
野村証券 | 41 | 47.7% |
マネックス証券 | 40 | 46.5% |
またSBI証券ならではのサービスとして、「IPOチャレンジポイント」があります。IPOチャレンジポイントとは、新規上場株式のブックビルディング後の抽選・配分に外れた際に付与されるポイントのことです。
次回以降のIPO申込時にポイントを使用することでIPOに当選しやすくなります。
【IPO銘柄も空売りができる】
SBI証券の「HYPER空売りサービス」も特徴的です。

SBI証券なら、市場や他社証券では空売りができないようなIPO銘柄や新興市場銘柄も「HYPER空売りサービス」で空売りができます。
IPO銘柄は、人気が高まっていることから上場後に株価が急騰したあと、急落するケースも少なくありません。そのため株価が適正水準に戻るところを狙って空売りを行えば利益を狙えます。
SBI証券の特徴:取引ツールが豊富
SBI証券の取引ツールは、初心者向けから上級者向けまでさまざまな種類があります。その一部を紹介します。
【SBI証券株アプリ】

投資初心者から経験豊富な上級者まで、すべての人がスマホで便利に利用できる国内株式取引アプリです。便利な機能と豊富な情報量が魅力です。銘柄を探したりリアルタイムで銘柄の動きを確認したりできます。
売買されている銘柄や、急騰している銘柄が一目でわかるランキング機能も便利です。
【HYPER SBI】

投資に必要な情報収集から注文発注までを一貫して行えるのが、「HYPER SBI」。パソコンで利用する上級者向けのツールです。
ドラッグ&ドロップのマウス操作をするだけで注文発注や注文訂正、取消ができます。この注文方法は、ネット証券で初めて導入された機能です。
HYPER SBIでは、アラート機能で株価や市況を教えてくれるなど取引をサポートしてくれる機能が盛りだくさんです。
2021年10月2日からHYPER SBIは、誰でも無料で利用できるようになりました。投資初心者の人も情報収集にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
SBI証券の特徴:ネット証券最多の外国株
SBI証券では、米株や中国株を含めた9ヵ国の株式取引が可能です。これは、外国株式を取り扱っているネット証券の中でも最も多い国数です。
他のネット証券の取扱国を比較してみましょう。SBI証券で取り扱っている国数が圧倒的に多いことが分かりますね。
証券会社名 | 取扱国 |
---|---|
SBI証券 | 米国、中国、韓国、ロシア、シンガポール、 ベトナム、インドネシア、タイ、マレーシア |
マネックス証券 | 米国、中国 |
DMM株 | 米国 |
楽天証券 | 米国、中国、シンガポール、タイ、 マレーシア、インドネシア |
NISA(一般NISA)、つみたてNISA(積立NISA)とは?

本記事の主題となる「SBI証券のNISA」の特徴を見る前に、NISA全般の概要も確認しましょう。NISAは「少額投資非課税制度」のことです。
NISAとは、2014年1月にスタートした、少額からの投資を行う方のための非課税制度です。
例えば投資信託に投資した場合、「普通分配金」と売却時の「譲渡益」が非課税になります。
出典:金融庁「NISAの概要」
NISAには、次の種類があります。
- 一般NISA
- つみたてNISA
※ジュニアNISAもありますが2023年に廃止予定
これらの取引を行う口座のことを「NISA口座」と呼びます。NISA口座は、一つの証券会社でしか利用できないので注意しましょう。
一般NISA、つみたてNISAの特徴をそれぞれ見てみましょう。
NISA(一般NISA)の特徴
一般NISAは、年間120万円までNISA口座で売買して得た利益が非課税になります。投資対象は、上場株式、ETF(上場投資信託)、リート(不動産投資信託)、株式投資信託などです。非課税保有期間は、最長5年間。一般NISAで積立投資もできます。
一般NISAのメリットとデメリットを確認しましょう。
つみたてNISA(積立NISA)の特徴
つみたてNISAは、2018年1月から始まった積み立てをメインとした非課税制度です。つみたてNISAで売買した公募株式投資信託の「分配金・譲渡益」が、最長で20年間非課税になります。
つみたてNISAで非課税になるのは、年間40万円までの投資です。つみたてNISAは、金融機関によって購入できる銘柄や最低取引金額が違っています。
つみたてNISAでは、金融庁が「長期」「積立」「分散」の投資に適していると判断した公募株式投資信託やETFが対象です。そのため投資信託を初めて購入する人も、リスクを抑えた運用ができます。
2021年10月25日時点で金融庁が公表しているつみたてNISA対象銘柄は、以下の201本です。
- 指定インデックス投資信託:173本
- 指定インデックス投資信託以外の投資信託:21本
- 上場株式投資信託:7本

これは、ドル・コスト平均法という方法です。長期的に見ると平均的な値段で積み立てをしていく効果があります。
安部 智香(安部智香ファイナンシャルプランニングオフィス代表)
NISA(一般NISA)とつみたてNISA(積立NISA)の違い
一般NISAとつみたてNISAの大きな違いは次の3点です。
- 非課税上限額
- 非課税期間
- 対象商品
非課上限額 | 非課税期間 | 対象商品 | |
---|---|---|---|
一般NISA | 年間120万円 | 最長5年 (ロールオーバー選択可能) |
上場株式、 公募株式投資信託等 |
つみたてNISA | 年間40万円 | 最長20年 | 公募株式投資信託 |
一般NISAとつみたてNISAは併用できないので、自分にぴったり合った方を選びましょう。
SBI証券はNISA口座開設数が180万口座と、ネット証券でトップです(2020年9月現在)。これだけの人気を集めているSBI証券のNISA口座。次からそのメリットを見ていきましょう。
SBI証券のNISA口座を始めるメリット

ここからは、本記事の本題でもあるSBI証券のNISAについてチェックしていきましょう。まずは、SBI証券の一般NISA・つみたてNISA共通の「NISA口座」のメリットを紹介します。
SBI証券のNISA口座のメリット: TポイントやPontaポイントが貯まる

ネットショッピングやキャッシュレスサービスなどを利用してポイントを貯めている人も多いのでは?
SBI証券では、投資信託の保有残高に応じてTポイントやPontaポイントを貯められる「マイレージサービス」があり、NISA口座でもポイントを貯められます。
対象となる投資信託の月間の平均保有額に応じて、例えば通常銘柄の場合は毎月以下のポイントが付与されます。
- 1,000万円以上:0.2%相当のTポイント
- 1,000万未満で:0.1%相当のTポイント
【メインポイントを選択して活用】
ログイン後にメインポイントを「Tポイント」にするか「Pontaポイント」にするかを選びます。自分にとって使い勝手のいい方を選択して活用しましょう。

SBI証券のNISA口座のメリット:NISA枠ぎりぎり注文で投資可能額を使い切れる
SBI証券では、NISA投資可能枠を残らず使い切るために「NISA枠ぎりぎり注文」という便利な注文方法があります。
NISA枠ぎりぎり注文を利用することで「残りのNISA投資可能枠より積立金額が多い場合」でも、NISA投資可能枠を使い切る金額で発注できます。
NISA投資可能枠を使い切るために、わざわざ1円単位で調整する手間が省けるでしょう。
SBI証券でNISA(一般NISA)を始めるメリット

続いてSBI証券で「一般NISAのメリット」を始めるメリットを見てみましょう。
- ① 一般NISA対象の投資信託数がトップクラス
- ② 一般NISA対象の外国株式数がトップクラス
- ③ 一般NISAの取引コストが業界最低水準
- ④ 夜間でも取引できる
- ⑤ TポイントやPontaポイントで投資信託が購入できる
SBI証券のNISA(一般NISA)のメリット① 一般NISA対象の投資信託数がトップクラス
SBI証券の投資信託の取り扱いは、2,633本(2021年10月28日現在)で、その多くが一般NISAの対象です(一般NISAの対象2,576本)。これは国内でトップクラスの取扱本数です。
2021年9月現在、日本国内で販売されている投資信託は5,914本です(2021年9月末)。SBI証券では、この半数近くを取扱っておりその豊富さが分かりますね。 出典:一般社団法人投資信託協会「数字で見る投資信託」
主なネット証券の一般NISA対象の投資信託取扱本数(2021年10月28日現在)を比べてみましょう。
証券会社 | 投資信託本数 |
---|---|
SBI証券 | 2,633本 |
楽天証券 | 2,662本 |
マネックス証券 | 1,220本 |
松井証券 | 1,568本 |
auカブコム証券 | 1,481本 |
SBI証券の本数がトップクラスであることがわかります。たくさんの選択肢から投資先を選べるのは、大きなメリットです。
SBI証券のNISA(一般NISA)のメリット② 一般NISA対象の外国株式数がトップクラス
SBI証券の 一般NISAで取り扱う外国株式は、主要ネット証券で最多の9ヵ国です。
・中国株式
・韓国株式
・ロシア株式
・ベトナム株式
・インドネシア株式
・シンガポール株式
・タイ株式
・マレーシア株式
今は興味がなくても、将来は外国株に興味を持つかもしれません。その時に外国株式の選択肢が多いことはメリットといえるでしょう。
SBI証券のNISA(一般NISA)のメリット③ 一般NISAの取引コストが業界最低水準

SBI証券では、一般NISAの取引手数料もお得に設定されています。
他社と比較すると、海外ETFの買付手数料をキャッシュバックで還元する証券会社が多い中、SBI証券は最初から無料です。
SBI証券 | 楽天証券 | au カブコム証券 |
松井証券 | マネックス 証券 |
|
---|---|---|---|---|---|
国内株式 | 無料 ※単元未満株取引 (S株)は対象外 |
無料 | 無料 | 無料 | 無料 ※単元未満株取引 (ワン株) は買付のみ無料 |
海外株式 |
米国ETF、中国ETF、 韓国ETFの 買付手数料が無料 ※売却手数料は対象外 |
米国ETF、中国ETF、 シンガポールETFの 買付手数料が全額 キャッシュバック |
× | × | 米国株、中国株の 買付手数料が 全額キャッシュバック |
投資信託 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
SBI証券のNISA(一般NISA)のメリット④ 夜間でも取引できる
仕事をしたり子育てで忙しかったりすると日中は忙しくて取引するのが難しいこともありますよね。そんな人に向けてSBI証券では、「PTS」で朝や夜間に取引できます。
SBI証券では、一般NISAでもPTSが利用可能です。(つみたてNISAは対象外)
デイタイムセッションは8時20分~16時まで、ナイトタイムセッションは16時30分~23時59分まで取引できるので、仕事の前や夜間に取引できますね。
PTSの手数料は、取引所での取引より安いことも特徴です。
- デイタイムセッション:取引所より約5%安い
- ナイトタイムセッション:無料 ※インターネットコースのインターネット取引の場合
SBI証券のNISA(一般NISA)のメリット⑤ TポイントやPontaポイントで投資信託が購入できる
SBI証券の一般NISAでは、貯めたTポイントやPontaポイントを使って投資信託を購入できます。

安部 智香(安部智香ファイナンシャルプランニングオフィス代表)
ポイントでの投資を活用すれば「現金で投資するのは不安」という人も気軽に一般NISAを始められます。
SBI証券でつみたてNISA(積立NISA)を始めるメリット

SBI証券の「つみたてNISAのメリット」もチェックしましょう。
- ① つみたてNISA対象の投資信託数がトップクラス
- ② 取引コースが「毎日」「毎週」「毎月」から選べる
- ③「かんたん積立アプリ」でスムーズにつみたてNISAの設定ができる
SBI証券のつみたてNISA(積立NISA)のメリット① つみたてNISA対象の投資信託数がトップクラス
SBI証券は、つみたてNISAで取り扱う投資信託も176本(2021年10月28日時点)と豊富です。証券会社によっては、つみたてNISAの取扱本数が少ないところもある中、SBI証券はこちらもトップクラスの本数です。
証券会社 | つみたてNISA 対象投資信託の本数 (2021年10月28日時点) |
---|---|
SBI証券 | 176 |
楽天証券 | 179 |
マネックス証券 | 152 |
松井証券 | 172 |
auカブコム証券 | 157 |
選択肢が豊富なら、自分に合った商品を探しやすいでしょう。
SBI証券のつみたてNISA(積立NISA)のメリット② 取引コースが「毎日」「毎週」「毎月」から選べる

SBI証券のつみたてNISAでは「毎日」「毎週」「毎月」の3つのコースから、自分のペースに合わせて自由に積立コースを選べます。
投資信託を積み立てていくときに大切なのが分散投資。分散と一口にいっても「資産」「国」「時間」といったさまざまな分散方法があります。
投資信託を1本購入すれば「資産」や「国」は、ある程度分散できます。加えて、自分で行いたいのが「時間」の分散です。例えば「毎日積立」を選ぶと、より細かい分散投資が期待できるでしょう。
SBI証券のつみたてNISAなら、細かく分散投資ができるといえます。
SBI証券のつみたてNISA(積立NISA)のメリット③ 「かんたん積立アプリ」でスムーズにつみたてNISAの設定ができる
SBI証券の「かんたん積立アプリ」は、スマホなどで簡単に投信積立ができるアプリです。投信積立に必要な情報が分かりやすく提供されています。「つみたてNISAポートフォリオ」画面から、つみたてNISAの設定も可能です。

診断結果をもとに自分にとって最適なポートフォリオが自動で作成されるため、はじめてでも安心ですね。
積立買付のタイミングもかんたん積立アプリで設定できます。積立買付のタイミングは、毎日、毎週、毎月、複数日、隔月から選択可能です。(つみたてNISAは毎日、毎週、毎月のみ)
アプリを利用すれば、無理のない積み立てを設定ができるでしょう。
SBI証券のNISA口座のデメリット

多くの人が利用しているSBI証券のNISA口座ですが、デメリットも気になりますよね。SBI証券のNISA口座のデメリットを確認しましょう。
SBI証券のNISA口座のデメリット:システムのメンテナンスが多い
自分が利用したいと思った時にシステムがメンテナンス中だと、利用できません。自分の好きなタイミングで投資ができるのはネット証券のメリットですが、システムメンテナンスによってそのタイミングを失うことがあるのはマイナスポイントですね。
SBI証券のNISA口座のデメリット:実店舗がないため直接相談できない
ネット証券は実店舗がありません。特につみたてNISA・一般NISAを始める投資初心者は、実店舗で相談できないことを大きなデメリットと感じるのではないでしょうか。
電話での注文も可能なので、パソコンやスマートフォンの操作が苦手な人でも安心して取引ができます。
これらのサポートをフル活用すれば、実店舗がないというデメリットもカバーできるでしょう。
SBI証券のNISA口座のデメリット:ポイント制度は他社のほうが便利な場合がある
SBI証券では、NISA口座でTポイントやPontaポイントを貯めたり使ったりできますが、普段Tポイント・Pontaポイントを貯めていない人にとってはあまり魅力に感じないかもしれません。
例えば楽天ポイントなら「楽天経済圏」と呼ばれるように、ポイントを活用してできることは大きな広がりを持っています。また楽天ポイントなら株式への投資もできます。
その点、SBI証券では投資信託にしかポイント投資ができません。さらに積立買い付けはできないという制限もあります。
証券会社 | ポイントサービス | 投資対象商品 | |
---|---|---|---|
SBI証券 | Tポイント Pontaポイント |
一般NISA | 投資信託 |
つみたてNISA | ― | ||
楽天証券 | 楽天ポイント | 一般NISA | 株式、投資信託 |
つみたてNISA | 投資信託 |
SBI証券のNISA口座の評判・口コミ

実際にSBI証券のNISA口座を開設した人の口コミを集めました(fuelle編集部)。
SBI証券の商品の豊富さや、積立頻度のきめ細やかさを評価するポジティブな声が多く聞かれました。一方で、ポイント制度は使いにくいというマイナス評価もありました。
積立頻度に関する口コミ
- 「週一」や「毎日」など細かく設定できる
★★★★★ -
初めてのつみたてNISAの運用にSBI証券を選びました。大手の安心感とネット上に多くのレビューや紹介があったからです。実際に利用してみると多くの金融商品がありました。手数料や近年のリターン、インデックスやアクティブなどの特徴ごとに表でまとめられていて、商品同士を比較しやすく良かったです。
他社より特に優れていると思ったのは、商品によっては「毎月」だけでなく「毎週」「毎日」など積立頻度を細かく設定できる点です。20代・男性
手続きに関する口コミ
- NISA口座の開設もスムーズ
★★★★★ -
SBI証券のテクニカル分析はとても使いやすいので、一般NISAの株投資と相性がいいと思います。
証券口座の開設時にNISA口座の開設も一緒にできます。一般NISAからつみたてNISAにする、あるいはその逆に変更する手続きも簡単でした。年度ごとに投資スタンスを変えられます。30代・男性
商品数に関する口コミ
- 種類が豊富なので分散投資しやすい
★★★★★ -
SBI証券でNISA口座を開設した理由は、取扱商品が多いからです。投資信託の種類も多く、日本株やETFだけでなく外国株式も豊富です。SBI証券の一般NISAなら色々な銘柄に分散しながら活用できるというのがとても良く、おすすめできます。今のところNISA口座を利用していて気になる点はありません。
30代・女性
ポイント制度に関する口コミ
- Tポイントがイマイチ
★★ -
結論から言えば、自分のニーズにはあまりマッチしませんでした。100円から積み立てられたり、Tポイントを貯められたりする点はメリットです。また貯めたTポイントを使える魅力もあります。ですが個人的にはTポイント自体にはまあり馴染みがないので、他のネット証券で他のポイントを貯めた方が使い勝手が良かったです。
40代・男性
手数料に関する口コミ
- 取引手数料が無料なのが魅力
★★★★★ -
他の銀行でNISA口座を開設していましたが、娘からSBI証券をすすめられて乗り換えました。購入するときに手数料がかからないことや、取扱商品の多さに魅力を感じました。
50代・女性
SBI証券でおすすめのNISA銘柄

SBI証券でNISAを始める際、どのような銘柄を購入したらよいか迷ってしまうかもしれません。そこでSBI証券のNISA口座での取引におすすめの銘柄を紹介します。
NISA(一般NISA)・つみたてNISA(積立NISA)両方におすすめの銘柄
【ニッセイ日経225インデックスファンド】
日経平均株価に連動する値動きを目指す投資信託で、一般NISAでもつみたてNISAでも購入できます。
日経平均株価は、日本を代表する225社の平均株価です。つまり、「ニッセイ日経225インデックスファンド」を1本持つだけで、日本を代表する225社に投資をするのと同じ効果を得られます。
日経平均株価は、毎日ニュースや新聞などで動きを確認できるので、初めて投資信託を購入する人にもわかりやすいでしょう。
【eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)】
日本や先進国、新興国の株式や債券、REITなど、8つの資産に均等に分散して投資します。こちらも、一般NISAでもつみたてNISAでも購入可能です。
リスクを抑えて運用するには、日本だけでなく世界に、そして株式だけでなく債券やREITなど幅広い資産に分散投資をすることが大切です。このファンド1本で運用するのはもちろん、他のファンドとあわせて持つのもおすすめです。
NISA(一般NISA)でおすすめの銘柄
「一般NISAで株式投資を始めたい」という人は、高配当銘柄への投資がおすすめです。2021年10月現在、大手銀行の1年定期の利率は0.002%と低金利ですが、株式には4~5%の高配当がもらえる銘柄があります。
一般NISAなら配当金に税金がかからないので、高配当銘柄をお得に運用できます。
【日本たばこ産業 <2914>】
日本たばこ産業は、 1株当たりの配当が130円(2021年度予想)と高配当な銘柄。2021年10月27日の終値は2,265円なので、22万6,500円の購入資金で1年間に約1万3,000円の配当がもらえます。利回りは約5.73%(2021年10月27日時点)です。
【ソフトバンク <9434>】
ソフトバンク、ワイモバイルを展開している通信会社です。ヤフーやZOZOなどを買収し、非通信部門も拡大しています。
1株当たりの配当は、86円(2022年3月期予想)です。2021年10月27日の終値は1,543円なので15万4,300円の購入資金で1年間に8,600円の配当がもらえます。配当利回りは約5.57%(2021年10月27日時点)です。
【日本郵船 <9101>】
海運で国内首位の会社です。陸空運も強化しています。傘下に郵船ロジスティクスや日本貨物航空があります。1株当たりの配当は700円(2021年度予想)です。
2021年10月27日の終値は、7,740円のためで、77万4,000円の購入資金で1年間に7万円の配当がもらえます。配当利回りは、約9.04%(2021年10月27日時点)です。
つみたてNISA(積立NISA)でおすすめの銘柄
SBI証券のつみたてNISAで人気があり、初心者にもおすすめの銘柄を紹介します。
【SBI・V・S&P500インデックス・ファンド】
「バンガード・S&P500ETF」を通して米国の代表的な株価指数であるS&P500指数(円換算ベース)に連動する投資成果を目指している投資信託です。1本持っているだけで米国の代表的な会社の株式に分散投資をすることができます。
SBI証券のつみたてNISA週間買付金額ランキング(2021年10月18日~2021年10月22日)でも1位常連の、人気のあるファンドです。
【eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)】
日本を含む先進国と新興国の株式に投資しMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指して運用を行う投資信託ドです。
新興国の株式にも投資をするため、より細かい分散投資をすることができます。このファンドもSBI証券におけるつみたてNISA週間買付ランキング(2021年10月18日~2021年10月22日)でベスト3にランクインしている人気ファンドです。
【ひふみプラス】
国内外の上場株式が主要な投資対象の投資信託です。株式の上昇が予測される場合には株式の比率を高めています。一方で下落が予想される場合では、株式を売却。組入比率を柔軟に変化させることで、資産を守りながら増やしています。
SBI証券でNISA口座を開設するステップ

ここからは、SBI証券でNISA口座を始めるステップをお伝えします。
オンラインは最短2営業日で開設できるのでおすすめです。郵送の場合は、最短でも7営業日かかります。ここではオンラインでの口座開設手続きについて説明します。
SBI証券で「総合口座を持っていない人」と「すでに総合口座を持っている人」とで、進め方が異なります。
・SBI証券で総合口座を持っていない人……「総合口座」と「NISA口座」の開設手続きを同時に行う
・SBI証券で総合口座を持っている人……「NISA口座」の開設手続きを行う
ここでは、「総合口座を持っていない人」の手順を説明します。
-
書類を準備する
-
ホームページにアクセスし口座開設の申し込みをする
-
書類をアップロードする
SBI証券のNISA口座開設ステップ1. 書類を準備する
まずは、口座開設に必要な書類を準備しましょう。必要な書類は条件によって異なります。自分が用意すべき書類は何かを事前にチェックしておくと、手続きがスムーズに進みます。
【書類をスマホで撮影できる人】
「その場で本人確認書類をスマホで撮影できる人」は、以下の書類を準備しましょう。
- マイナンバーカード もしくは
- マイナンバー通知カード+運転免許証

【書類をスマホで撮影できない人】
「スマホを持っていない人」や、「過去に撮影した画像を利用したい人」「上の組み合わせの書類が用意できない人」は、以下のいずれかを選択して準備しましょう。
- マイナンバーカード+その他本人確認書類1種類
- マイナンバー通知カード+その他本人確認書類2種類
※その他の本人確認書類
・運転免許証
・運転経歴証明書
・住民基本台帳カード(写真付き)
・日本国パスポート
・住民票の写し
・各種健康保険証
・印鑑証明書

マイナンバーカードを提示する場合は、個人番号カードの両面の写しが必要です。
SBI証券のNISA口座開設ステップ2. ホームページにアクセスし口座開設の申し込みをする
SBI証券のホームページにアクセスして、手続きを進めましょう。
次の流れで申し込みを進めます。
1.SBI証券のホームページにアクセスし、「NISA・つみたてNISA」のタブをクリック
2.「総合口座と同時にNISA/つみたてNISAに申し込む」をクリック
SBI証券ですでに総合口座を持っている人は、「NISA・つみたてNISAに申し込む」をクリックして手続きを進めましょう
3.メールアドレスを登録する
4.登録したメールアドレスに送られた認証コードを入力する
5.住所などの情報を入力する

6.口座開設方法の選択を求められるので「ネットで口座開設」にチェックを入れる
SBI証券のNISA口座開設ステップ3. 書類をアップロードする
ステップ1で準備した書類をアップロードしましょう。提出する書類によってフローが異なるので、画面の案内に従って進めてください。
これで申し込みは完了です。
SBI証券のNISAで少しでも早く資産形成をスタートしよう

資産形成のコツは、少しでも早く始めること。一般NISA・つみたてNISAならハードルが低く、初心者でも始めやすいのでおすすめです。思い立ったら、ネット証券口座開設数トップのSBI証券でNISA口座を開設しましょう。
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つみたてNISAなら「かんたん積立アプリ」が便利です。「つみたてNISAポートフォリオ画面」から積立買付のタイミングなどの設定が可能です。

結婚退職後は、証券会社在職中に得た知識を活かし投資による資産形成を行っていたが、周りの主婦の中の大半の方は、投資の方法を知らないことに気付く。そのため、「もっとお金のこと、家計のこと、資産運用のことを伝えたい」という思いで、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。現在は個人事務所を立ち上げ、個別相談、執筆業務、マネーセミナー講師として活動中。
■ファイナンシャルプランニング技能士2級、AFP(日本FP協会認定)、一種外務員資格
結婚退職後は、証券会社在職中に得た知識を活かし投資による資産形成を行っていたが、周りの主婦の中の大半の方は、投資の方法を知らないことに気付く。そのため、「もっとお金のこと、家計のこと、資産運用のことを伝えたい」という思いで、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。現在は個人事務所を立ち上げ、個別相談、執筆業務、マネーセミナー講師として活動中。
■ファイナンシャルプランニング技能士2級、AFP(日本FP協会認定)、一種外務員資格
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