老後のための資産形成に使える「iDeCo(個人型確定拠出年金)」は、どの金融機関で運用するかも重要です。その選び方と、数ある金融機関の中でも人気のある楽天証券の特徴について解説します。
iDeCoの運用で楽天証券を選ぶメリット
楽天証券でiDeCoを運用すると、以下のようなメリットがあります。
運用中に毎月かかる費用が少なくて済む
運用中にかかる「口座管理手数料」は、(1)国民年金基金連合会、(2)事務委託先金融機関、(3)運営管理機関(自分で選ぶ金融機関)のそれぞれで発生します。
このうち(1)国民年金基金連合会と(2)事務委託先金融機関に支払う手数料はどこで加入しても同じですが、運営管理機関の取り分となる運営管理手数料だけは金融機関によって異なります。
楽天証券の運営管理手数料は0円なので、国民年金基金連合会と事務委託先金融機関に支払う分だけで済みます。
運用先として人気の投資信託を選べる
iDeCoの運用先として選べる銘柄は金融機関によって違いますが、楽天証券では「楽天・全世界株インデックス・ファンド」「楽天・全米株式インデックス・ファンド」といった楽天バンガードシリーズなど人気の銘柄に投資できます。
資産管理がしやすくて便利
楽天証券のiDeCoは、楽天証券の口座がなくても利用できます。でも、楽天証券の口座があると、より便利です。
マイページ内でいつでも年金資産の値動きをチェックでき、掛金の配分変更もできます。また楽天証券内で運用しているiDeCo以外の資産状況も同時に確認可能です。
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楽天証券のiDeCoのおすすめ商品ランキング
iDeCoの投資先としてどんな銘柄を選べるかは金融機関によって違うため、まずは銘柄を選んでから、それを扱っている金融機関を選ぶようにすると後悔しにくいです。
楽天証券のiDeCoで選べる商品は、元本保証の定期預金も含め32種類(2020年8月18日現在)です。
名称 | 特徴 | |
---|---|---|
1位 | 楽天・全世界株式 インデックス・ファンド (楽天・バンガード・ファンド (全世界株式)) |
世界中の会社の株式にこれ1本で投資できる 楽天証券の人気シリーズ。 |
2位 | 楽天・全米株式 インデックス・ファンド (楽天・バンガード・ファンド (全米株式)) |
1位と同シリーズ。 こちらはこれ1本でアメリカの 株式市場全体をカバーできる。 |
3位 | たわらノーロード先進国株式 | 日本以外の先進国の株式に投資できる商品。 低コストで済むのがメリット。 |
4位 | 三井住友・DCつみたてNISA・ 日本株インデックスファンド |
東証1部上場の全銘柄が 対象のTOPIX(東証株価指数) との連動を目指す商品。 |
5位 | 楽天・インデックス・バランス (DC年金) |
世界各国、株も債券も投資できる。 バランスファンドの中ではコストが低め。 |
6位 | たわらノーロード 日経225 | 日経平均(日経225)はニュースでも おなじみで初心者でも状況を把握しやすい。 |
7位 | たわらノーロード国内債券 | 一般的に株式より低リスクと言われる債券、 特に日本国債が中心。 |
8位 | たわらノーロード先進国債券 | こちらは日本以外の先進国の国債がメイン。 低コストで人気のシリーズ。 |
9位 | セゾン資産形成の達人ファンド | この中では唯一のアクティブ型ファンド。 積極的な運用を希望する方に。 |
10位 | みずほDC定期預金 | iDeCoはしたいけどリスクを取るのは どうしても怖い!という方のための選択肢。 |
iDeCo3年連続新規加入者数No.1!(楽天証券調べ)
iDeCoはせっかく利益が出たときの税金が非課税になるのだから、多少リスクを取ってしっかりリターンが見込める銘柄に投資しようというのも1つの考え方ですし、60歳まで何十年もの間ずっと積み立て続けるなら、減る心配が少ないものを選んで安心したいという方もいます。
楽天証券には国内も海外も、株式、債券、不動産(REIT)、コモディティなどさまざまなジャンルの投資商品があるので、希望に応じて適したものを選びやすいでしょう。
投資信託には信託報酬などのコスト(手数料)がかかります。どれだけのリターンが得られるかはやってみないとわかりませんが、コストは投資前から確実にわかります。
表中にある「楽天・バンガード・ファンド」や「たわらノーロード」といったシリーズは、特にコストを抑えた投資をしやすくおすすめです。
iDeCoの金融機関は1つしか選べませんが、iDeCoの商品は複数選んで組み合わせることができます。また、必要に応じて途中で入れ替えることも可能です。
自分の価値観や資産状況などに合わせて、最も適していると思われる組み合わせを考えてみましょう。
楽天証券でiDeCo運用するときの注意点
メリットだけではなく、気を付けるべきポイントも確認しておきたいですね。
移換時に手数料がかかる
楽天証券では、運用時に毎月かかる手数料は抑えらますが、楽天証券から別の金融機関、もしくは企業型確定拠出年金に資金を移す際は4,400円の手数料がかかります。
投資先の選択肢が合わない人も
楽天証券のiDeCoのラインナップには、低コストで投資ができるため人気の「eMAXIS Slim」シリーズや、アクティブ型として長期リターンを期待する人に人気の「ひふみ年金」がないので、人によっては希望を叶えられないかもしれません。後悔しないよう、どんな銘柄に投資したいかを考えて金融機関を選択しましょう。
iDeCoは楽天ポイントの付与対象にならない
同じ楽天証券でも、投信積立やNISAならポイントが貯まったり使えたりしますが、iDeCoはポイントプログラムの対象外なので注意しましょう。
iDeCoの金融機関を選ぶポイント
iDeCoを始めるには、銀行、証券会社、保険会社などiDeCoを扱う「運営管理機関」の中から、1社だけ選ぶ必要があります。
後で変更することもできますが、手続きが面倒だったり、移換に数ヵ月かかったり、手数料が発生したりすることがあるので、変更しなくても済むような金融機関を選んでおきたいところです。具体的には、以下のポイントをチェックするといいでしょう。
手数料
iDeCoでは加入するときや、運用しているとき、受け取るとき、他の金融機関や企業型確定拠出年金に移換するときに、それぞれ手数料がかかります。特に運用中に毎月かかる手数料は金融機関によって差があり、最終的な運用結果に影響する可能性もあるので、よく確認しておきましょう。
取扱商品
運用先として選べる商品数や内容も、金融機関によって違います。商品によって投資方針や予想されるリスク・収益、信託報酬などが異なるので、どんな商品に投資したいかを考えて、それを扱っている金融機関に絞るといいでしょう。
サポートや便利さ
いろいろな手続きをネットで完結させられる証券会社が便利と感じる人もいれば、最寄りの銀行窓口で担当者にじっくり話を聞きながら手続きをしたいという人もいるでしょう。人によって感じ方が違うところなので、自分に合っていて苦にならない方法を選びましょう。
iDeCoで節税しながらお金を増やそう
iDeCoの最大のメリットは、運用成果次第でお金が増えるだけでなく、さまざまな税制優遇が受けられることです。掛金の全額が所得控除になる、つまり所得税や住民税が軽減されるという節税効果も期待できます。運用益も非課税で、将来受け取るときも所得控除もあります。
もちろん資産運用にはリスクが付き物ですが、将来のためにお金について学びながら、金融機関や投資先の銘柄を選んでみるなど、少しずつ実践してみてはいかがでしょうか。
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