過去に借金をしていた、支払いを延滞していたことのある人は、「審査なしでクレジットカードを作れるのか」が気になるのではないでしょうか。

原則クレジットカードには審査が必要です。しかし審査なしで作れるカードがあるのをご存知でしょうか?それは、クレジットカードと似たような機能を持つ「デビットカード」「プリペイドカード」です。

今回は、そのなかでもおすすめのカードをご紹介いたします。また審査が比較的通りやすいと考えられるクレジットカード も併せて紹介するので、参考にしてください。

この記事でわかること
  • クレジットカードは審査なしでは作れない
  • 家族カードなら原則審査なしで作れる
  • デビットカードプリペイドカードなら原則審査なしで作れる
  • 審査に通りやすいと考えられるクレジットカードは、「ライフカード」など
  • 審査に通りやすくするためには、 「たくさんのカードに申し込まない」「キャッシング枠はゼロにしておく」こと

原則審査なしで作れるクレジットカードはない

クレジットカード
(画像=karinrin/stock.adobe.com)

原則、審査なしでクレジットカードは作成できません。なぜなら審査なしで発行することは、クレジットカード会社にとって「お金が返ってこなくなるリスク」が高くなってしまうからです。

クレジットカードのシステムは次のような「後払い」です。

クレジットカードのシステム
利用者が店舗でカード払いを行う

代金は一旦カード会社、またはカード決済代行会社が肩代わりをし、店舗に代金を支払う

利用者は決められた期日までに、カード会社に利用額分を支払う

後払いとは、「カード会社」「店舗」「利用者」それぞれの「信用」を担保にして成り立つシステムです。

「信用」を簡単に崩してしまう利用者がいたら、クレジットカードのシステムは成り立たなくなってしまいますよね。そのためクレジットカード発行の際は、信用に値する人物かどうかの審査が行われるのです。

クレジットカード会社は「お金を返せる見込みがあるかどうか」を審査しますが、その審査難易度や基準は会社によってさまざまです。
青山健(ファイナンシャルプランナー)

家族カードなら審査なしで作れる

ネットショッピングでクレジットカード決済する女性
(画像=Monet/stock.adobe.com)

前述したようにクレジットカードは審査が必須です。しかし「家族カード」なら原則審査不要です。

家族カードとは
「自分の家族にだけ作れるクレジットカード」で、本会員の配偶者や両親、子供等が利用できます。

クレジットカードを持っている本会員が審査に通っているため、その家族は審査なしで家族カードが作れます。

家族カードの特徴

一般的な家族カードの特徴は以下の通りです。

  • 本会員と同じ種類のカードが発行される
    例:本会員がゴールドカードを持っているなら、家族もゴールドカードが発行される
  • 毎月の支払い金額は、一部のカードを除いて本会員が登録されている支払い口座にまとめて請求される
  • カードの利用限度額や海外・国内の旅行保険やショッピング保険などは一部のカードを除いて本会員と同じものが適用される
  • 利用限度額は本会員と合算になる。

家族にクレジットカードを持っている人がいるなら、家族カードの発行を相談してみてもいいでしょう。

家族カードの発行ステップ

一般的な家族カードの発行ステップは以下の通りです。

  • 本会員が家族カードに申し込む
  • 本会員の審査
  • 家族カードの発行

【家族カードの発行ステップ1】本会員が家族カードに申し込む

まずは家族カードに申し込む必要があります。申し込みの際は、一般的には本会員が手続きをしなければなりません。またクレジットカードを1枚も所有していない状況で「家族カードのみ」の発行はできません。

家族カードの追加発行ができないクレジットカードもあります。 まずは、目当てのクレジットカードが家族カードの発行に対応しているか確認してみましょう。
青山健(ファイナンシャルプランナー)

【家族カードの発行ステップ2】本会員の審査

家族カードに申し込むと、本会員の審査が行われます。審査では「現在の経済状況」が問われると考えられます。そのため、過去のクレジットカード発行時には問題がなかったとしても、「本会員の現在の経済状況」が悪化していれば、家族カードの審査が通らない可能性もあります。

本会員の現在の状況によっては、家族カードの審査に落ちる可能性がある点に注意しましょう。

【家族カードの発行ステップ3】家族カードの発行

本会員の審査が無事に通れば、家族カードが発行されます。

家族カードを所有するにあたっての注意点は以下の通りです。

  • ・家族カードの発行枚数上限は各社によって異なる
  • ・家族カードの年会費は各社によって異なり、カード発行枚数によって変わる可能性がある
年会費は本会員と同じとは限りません。特に複数枚所有されるのであれば、家族カードの年会費についてよく確認しておくようにしましょう。
青山健(ファイナンシャルプランナー)

クレジットカードの審査基準は?重視されるのはどんなこと?

悩む女性
(画像=metamorworks /stock.adobe.com)

クレジットカードの審査基準はカード会社によって異なります。また、原則審査基準などは公開されていません。しかしある程度予測を立てて対策を練ることは可能です。

クレジットカードの審査で重視されるであろう項目は、以下の通りです。

  • 属性情報
  • 取引の履歴(信用情報)
  • 借り入れ状況

それぞれどういう内容が問われるのか確認しましょう。

クレジットカードの審査で重視される項目:属性情報

「属性情報」とは、年齢・年収・勤務先・勤続年数など支払い能力に関わるさまざまな個人情報のことです。

属性情報の一例
  • 年齢
  • 職業
  • 雇用形態
  • 勤務先
  • 勤続年数
  • 家族構成
  • 居住状況(持ち家か賃貸か)

例えば、有名企業に勤めている、年収が高い、勤続年数が長いといった人は「支払い能力が高い」と判断されて審査が通る可能性が高いです。

年収が低かったり学生であったりしても、審査に落ちやすいというわけではありません。 例えば年収が低くても、勤務先やこれまでのクレジットカードの利用状況など総合的に判断されるので、クレジットカードが持てる可能性もあります。重要なのは、クレジットカードの申し込みに虚偽の申告をしないことです。
青山健(ファイナンシャルプランナー)

虚偽の申告が発覚すると、クレジットカードの強制解約となる上、信用情報に傷がつきます。信用情報とは、「クレジットやローンの契約や申し込みに関する情報」のことで、別のクレジットカードの審査に悪影響が出る可能性もあるので注意が必要です。

クレジットカードの審査で重視される項目:取引の履歴(信用情報)

「取引の履歴(信用情報)」とは、過去のクレジットカードや住宅・自動車ローン等の情報です。取引の履歴はカード会社にとって、「クレジットカードの申込者が信用できるか」を判断するための重要な情報です。

信用情報とは、クレジットやローンの契約や申し込みに関する情報のことで、客観的な取引事実を登録した個人の情報です。

そして、この信用情報は、クレジット会社が顧客の「信用」を判断するための参考資料として利用されます。

そのため、信用情報には人種や思想、保健医療、犯罪歴などの項目は、一切含まれません。

個人の信用情報は、カード会社ではなく「信用情報機関」によって管理されています。カード会社は新規のカード申し込みがあると、信用情報機関に申込者の信用情報を開示請求します。

日本にある信用情報機関は以下の3つです。

  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)
  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 株式会社日本信用情報機構(JICCまたはJBA)

カード会社が見るポイントは多岐に渡ります。期日通りに支払いができているか、過去に滞納や債務整理などの事故情報がないかなど確認されます。

例えば、債務整理を行うと5~10年ほど返済に関する情報が信用情報機関に残ることもあります。 そのため、この期間中はクレジットカードの審査に悪影響が出る可能性があります。

できるだけ信用情報に傷がつかないように、日頃からお金の管理はしっかり行いましょう。

クレジットカードの審査で重視される項目:借り入れ状況

「借り入れ」とは消費者金融や銀行などの金融機関から借りている借金のことです。現在の借り入れ状況によって、審査に通るかが変わってきます。

借り入れ状況は金融機関で共有されているため、クレジットカード会社も確認できます。審査不可となる具体的な借り入れ額は公表されていませんが、年収の3分の1程度と見ておくとよいでしょう。

年収の3分の1というのは、賃金業法で定められた総量規制の対象にもなっています。総量規制とは、賃金業者がお金を貸し付ける際に、「返済能力を超える貸付け」に該当するか否かを判断する基準です。

(過剰貸付け等の禁止)

第十三条の二

貸金業者は、貸付けの契約を締結しようとする場合において、前条第一項の規定による調査により、当該貸付けの契約が個人過剰貸付契約その他顧客等の返済能力を超える貸付けの契約と認められるときは、当該貸付けの契約を締結してはならない。

もともと総量規制は消費者金融などの貸金業者が、個人の支払い能力を無視して多額の貸し付けを行わないように設定された法律です。年収の3分の1以上を超えた貸し付けは禁止されています。

総量規制の上限近くまで借り入れしている人は、返済能力が無いと見られて審査が通らない可能性があるということです。
青山健(ファイナンシャルプランナー)

審査で落とされる人の特徴

クレジットカード
(画像=Africa Studio /stock.adobe.com)

審査で落とされる人には共通した特徴があります。具体的には以下の通りです。

  • 初めてクレジットカードを作る
  • 多重申し込みをしている
  • 複数社で借金をしている
  • 公共料金などの支払いに延滞した経験がある

審査に落ちた理由はカード会社から教えてもらえるわけではないため、これらの理由はあくまで推測に過ぎません。しかし信用情報機関が公開している信用情報を見れば、ある程度の予測を立てることが可能です。

審査で落とされる人の特徴:初めてクレジットカードを作る

初めてクレジットカードを作る人は、良くも悪くもクレジットカードやローンの利用履歴(クレジットヒストリー)が何もありません。スーパーホワイト(信用情報にデータがない)と呼ばれる状態です。

クレジットヒストリーに何もデータがないと、きちんと返済できるのか、信用できる人物なのか判断できないため、審査に通りにくくなる可能性があります。

初めてクレジットカードを作る場合は、支払い能力が低くても申し込める若年層向けのクレジットカードを作ると良いでしょう。学生向けのカードなどもおすすめです。

例えば、セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは26歳未満は年会費が無料です。こういった若年層向けのクレジットカードを作りクレジットヒストリーを積み上げていきながら、数年後に本当に申し込みたいカードの作成をするというのもひとつの手です。
青山健(ファイナンシャルプランナー)

審査で落とされる人の特徴:多重申し込みをしている

クレジットカードの多重申し込み をしていると、不正利用や貸倒れ(貸したお金が倒産などの理由で回収できず損失になること)のリスクがあると判断され、審査に通りにくくなる可能性があります。

多重申込みの特徴は次の通りです。

  • 短期間に複数枚のクレジットカードに申し込んでいる
  • 消費者金融カードローンにも複数申し込んでいる

クレジットカードの申し込み情報も、信用情報機関に一定期間保存されます。そのため、やみくもに多くのクレジットカードへの申し込みは避けましょう。

一般的には「1ヵ月以内に2枚まで」であれば、審査の影響は少ないと考えられます。クレジットカードの申し込みは1ヵ月以内に2枚を超えないようにしましょう。

審査で落とされる人の特徴:複数社で借金をしている

借金を複数社でしている方はクレジットカードの審査に通りにくくなると考えられます。借金の金額が同じでも借り入れしている会社の件数が多くなるほど、クレジットカードの審査に通りにくくなる可能性が上がります。

考えられる理由は以下の通りです。

  • 1社からまとめて借りられない人物とみなされてしまう可能性がある
  • 借金を返すために他社で借金を借りる「自転車操業状態」に陥っている可能性があると判断される

できるだけ借り入れ先を1つにまとめておくのが良いでしょう。

審査で落とされる人の特徴:公共料金などの支払いを延滞した経験がある

基本的に公共料金を滞納したとしても、信用情報機関に延滞の登録はされません。

ただし水道代や電気代などの公共料金の支払いにクレジットカードを利用している場合、支払いを延滞すると信用情報機関に滞納情報が登録されてしまうこともあります。

公共料金の支払い方法は、請求書支払い・口座引き落とし・クレジットカードのいずれかになりますが、このうち クレジットカードの支払いのみ審査に影響が出る可能性があります。

何故クレジットカードでの支払いだけ審査に影響するのでしょう。

公共料金のクレジットカード支払いも店舗での買い物と同じように、クレジットカード会社が納付先に代金を立て替えて支払ってくれています。

そのため、口座の残高不足などで支払いが滞納していると、「クレジットカードの料金を滞納している」とみなされ、信用情報機関に滞納情報が登録されてしまうのです。

延滞したという情報の保存期間は、5年~10年ほどになります。

延滞情報の保存期間中はクレジットカードの審査に通りにくくなる可能性があります。公共料金の支払いを延滞しないように家計簿などをつけて管理するか、支払い方法にクレジットカード以外を選択するなどを検討しましょう。

審査がなく「クレジットカードの代わり」になるカード

銀行デビットカード
(画像=kegfire/stock.adobe.com)

どうしてもクレジットカードの審査が通らない……そんな人のために、「クレジットカードの代わり」になるカード を紹介します。

基本的に審査がなく、クレジットカードのように利用できるカードです。

  • デビットカード
  • プリペイドカード

これらはクレジットカードと似た機能を持つカードですが、いくつかの違いがあります。違いを表でまとめました。

クレジットカード デビットカード プリペイドカード
支払いのタイミング 後払い 即時引き落とし 前払い(チャージ形式)
年会費 掛かる場合がある 掛かる場合がある 原則不要
年齢制限 原則18歳以上(高校生不可) 原則15歳以上(中学生不可) 誰でも作成できるカードもある
ETCカード 利用不可 利用可能 利用不可
ポイント/キャッシュバック 原則適用される 無い場合もある 原則適用されるが、クレジットカードより低還元の場合がある
リボ払い・分割払い 利用可能 利用不可 利用不可
審査の有無 あり 原則なし 原則なし

デビットカードやプリペイドカードは、ネットショッピングなどで現金決済ができない時にクレジットカードの代替として使える場合があります。

プリベイトカードやデビットカードであれば、前払い式や即座に口座から引き落とされるため、使いすぎてしまうことがないので安心です。

また、クレジットカードよりも年齢制限が緩いケースが多いのも特徴です。プリペイドカードであれば小学生でも持てるカードもあります。

デビットカード・プリペイドカードは、クレジットカードの代替として1枚は持っていると便利です。

審査なしのカード「デビットカード」の特徴

ネットショッピングでカード決済する女性
(画像=ponta1414 /stock.adobe.com)

デビットカードはクレジットカードと同様、キャッシュレス決済ができるカードです。デビットカードは審査不要のものが多く、原則15歳以上(中学生不可)から利用できます。

デビットカードはクレジットカードと異なり、登録されている口座から即時に引き落としされるという特徴があります。

デビットカードには2つの種類あります。

  • J-Debit
  • ブランドデビット

「J-Debit(ジェイデビット)」は、キャッシュカードをそのままデビットカードとして用いるタイプのデビットカード です。主にJ-Debitマークがある加盟店で使用できます。

基本的に手数料が不要で、年会費も掛かりません。銀行のカードを利用するため、わざわざカードを発行してもらう手間も少ないです。なお海外やネットショッピングでの利用ができないなどの制限があります。そのため、J-Debitは「主に国内でカードを利用したい人」におすすめです。

一方ブランドデビットは、VisaやMastercardといった国際ブランドがついたデビットカードです。スーパーやコンビニなどさまざまな提携先の店舗で利用できます。日本国内だけではなく海外でも利用可能です。

ブランドデビットは、J-Debitと異なり海外やネットショッピングの利用ができたり、海外で現地通貨の調達も可能であったりと、使用用途がJ-Debitに比べて広いです。そのため、総合的に見るとブランドデビットの方が使用勝手が良いかもしれません。

デビットカードのメリット

デビットカードのメリットは以下の通りです。

デビットカードのメリット
  • 審査不要のものが多い
  • キャッシュバックやポイントがつく
  • 使いすぎを防げる
  • 不正利用など万一に備えた補償がある
  • 現金をチャージしなくても使える

クレジットカードと同様に現金をチャージしなくても使える点が便利で、不正利用の際に被害額の全額または一部が補償される制度もあります。

デビットカードのデメリット

デビットカードのデメリットは以下の通りです。

デビットカードのデメリット
  • 分割払いやリボ払いができない
  • J-Debitはネットショッピングで利用できない
  • 口座の残高までしか使えない

デビットカードは、原則口座からの即時引き落としです。そのため、大きな買い物をしたい場合にも口座残高が少ないと利用できません。分割払いやリボ払いにも対応していないため、クレジットカードと比べて、使いづらさを感じる点があります。

またJ-Debitはネットショッピングで利用できません。そのため、頻繁にネットショッピングを利用する方はブランドデビットを作成しましょう。

代表的なデビットカード :楽天銀行デビットカード

楽天デビットカード
(画像=楽天銀行HPより引用)

代表的なデビットカードのひとつとして、楽天銀行デビットカードがあります。楽天銀行デビットカードの特徴、メリット、デメリット、年会費、還元率などを表にまとめました。

楽天銀行デビットカード
特徴 ・年会費永年無料
・国際ブランドが3種類から選べる
・タッチ決済対応
年会費 無料
還元率 1%
発行日数 最短約1週間から10日ほど
国際ブランド Mastercard/JCB/VISA
メリット ・アプリで利用状況を確認できる
・カード利用時にメールが送られてくるなど、セキュリティ対策が充実している
・海外ATMから現地通貨を引き出せる
・カード利用で楽天ポイントが貯まる
デメリット ・旅行傷害保険などの付帯サービスが無く、付帯サービスを利用するにはグレードアップする必要がある
・ポイントを貯めるには楽天会員になり紐づけが必要になる
・ガソリンスタンドや高速道路通行料金の支払い、一部公共料金の支払い等利用できないケーズがある

代表的なデビットカード:イオン銀行キャッシュ+デビット

イオンデビットカード
(画像=イオン銀行HPより引用)

イオン銀行キャッシュ+デビットも代表的なデビットカードのひとつで、イオンやWAONの特典もあります。イオンを利用する機会のある方は持っておくと便利です。

イオン銀行キャッシュ+デビットの特徴、メリット、デメリット、年会費、還元率などを表にまとめました。

イオン銀行キャッシュ+デビット
特徴 ・年会費永年無料
・イオンやWAONの特典が受けられる
・イオンカードと同じ0.5%のポイント還元
年会費 無料
還元率 0.5%~1.0%
発行日数 最短2週間ほど
国際ブランド JCB
メリット ・お客さま感謝デー(毎月20・30日)はお買物が5%OFF
・イオンシネマがいつでも300円割引
・イオングループ対象店舗の利用なら還元率が1%にアップ
・電子マネーWAONに対応
デメリット ・PayPayに登録できない
・ガソリンスタンドや高速道路通行料金の支払い、一部公共料金の支払い等利用できないケーズがある

審査なしのカード「プリペイドカード」の特徴

プリペイドカード
(画像=ltyuan/stock.adobe.com)

プリペイドカードは事前に利用者がカードに現金をチャージして、チャージした分だけ利用ができるカードです。チャージタイプのプリペイドカード以外にも、「図書カード」「QUOカード」など「使い切り型」のプリペイドカードもあります。

プリペイドカードは審査不要で、年齢制限がクレジットカードに比べて緩く、誰でも作れるカードもあります。

プリペイドカードのメリット

プリペイドカードのメリットは以下の通りです。

プリペイドカードのメリット
  • 審査不要のものが多い
  • キャッシュバックやポイントがつく
  • 使いすぎを防げる
  • 年齢制限が緩やか
  • 年会費がかからないものが多い

プリペイドカードは年齢制限が緩やかなこともあり、クレジットカードに比べて多くの人が持てるカードです。そのため、年会費がかからないものが多いです。

使い過ぎを防止するためにチャージ式の前払いシステムを採用しています。キャッシュバックやポイントがつくカードもあるので、気軽に使えるクレジットカードの代替用として持っておくと便利でしょう。

プリペイドカードのデメリット

プリペイドカードのデメリットは以下の通りです。

プリペイドカードのデメリット
  • 残高が不足していると使えない
  • 自動引き落としが使えない
  • 分割払い・リボ払いが使えない
  • 毎回現金をチャージする必要がある

チャージ型のプリペイドカードの場合、毎回コンビニ等でチャージする必要があり手間が掛かります。また、分割払い・リボ払いや自動引き落としも利用できません。そのため、公共料金の月々の支払いなどには利用できないなど用途に制限があります。

代表的なプリペイドカード:バンドルカード

バンドルカード
(画像=バンドルカードHPより引用)

代表的なプリペイドカードのひとつとして、バンドルカードがあります。バンドルカードの特徴、メリット、デメリット、年会費、還元率などを表にまとめました。

バンドルカード
特徴 ・年会費永年無料
・最短5分でバーチャルカードを発行可能
・用途によって3種類のカード(バーチャルカード・リアルカード・リアルプラスカード)が持てる
年会費 無料
還元率 0%~5%
発行日数 最短10営業日程度
国際ブランド VISA
メリット ・年齢制限と審査がない
・コンビニ、飲食、ガソリンスタンドなどでキャッシュレス決済を用いると最大5%の還元がつく
・豊富なデザインから選べる
・ポチっとチャージを使えば月5万までは支払いを後回しにできる
・利用停止の仕方が簡単
デメリット ・基本の還元ポイントが無い
・ガソリンスタンドや高速道路通行料金の支払い、一部公共料金の支払い等利用できないケーズがある
・発行手数料がかかる(300円~)

代表的なプリペイドカード:kyash visaカード

kyash visaカード
(画像=kyash visaカードHPより引用)

kyash visaカードも代表的なプリペイドカードのひとつです。kyash visaカードの特徴、メリット、デメリット、年会費、還元率などを表にまとめました。

kyash visaカード
特徴 ・年会費永年無料
・最短5分でバーチャルカードを発行可能
・用途によって3種類のカード(Kyash Card、Kyash Card Lite、 Kyash Card Virtual)が持てる
年会費 無料
還元率 0.5%~1%
発行日数 最短10営業日程度
国際ブランド VISA
メリット ・年齢制限と審査がない
・クレジットカードからチャージすると、ポイントの2重取りが可能
・d払いなら、ポイントの3重取りも可能
・Apple PayとGoogle Payに対応
・VISAのタッチ決済に対応
デメリット ・海外加盟店の利用時は手数料が掛かる
・ガソリンスタンドや高速道路通行料金の支払い、一部公共料金の支払い等利用できないケーズがある
・ポイント還元は月間5万円まで
・発行手数料がかかる(300円~)
・JCBのクレジットカードではチャージ不可

審査に比較的通りやすいクレジットカード4選

審査に比較的通りやすいクレジットカードを4つご紹介します。 審査に中々通らない、初めてクレジットカードを申し込むといった方はぜひチェックしてください。

審査に比較的通りやすいクレジットカード
カード名 ライフカード 三井住友カードRevoStyle イオンカードセレクト セゾンカード インターナショナル
券面
ライフカード
詳細はこちら
公式サイトへ
三井住友カードRevoStyle
詳細はこちら
公式サイトへ
イオンカードセレクト
詳細はこちら
公式サイトへ
セゾンカード インターナショナル
詳細はこちら
公式サイトへ
年会費 永年無料 永年無料 永年無料 永久無料
還元率 0.30%~3.3% 0.5%~3.0% 0.5~1% 0.5%
発行スピード 最短3営業日 最短翌営業日 最短即日発行 最短即日発行
国際ブランド Mastercard/JCB/VISA VISA Mastercard/JCB/VISA Mastercard/JCB/VISA
入会資格 18歳以上の方(高校生は除く) 18歳以上の方(高校生は除く) 18歳以上で電話連絡可能な方(高校生は除く) 18歳以上(高校生は除く)でご連絡が可能な方で、提携する金融機関に決済口座をお持ちの方
その他特典
キャンペーン
・年会費永年無料
・入会後1年はポイント1.5倍
・お誕生月の利用でポイントが3倍
・ステージプログラムによりポイントが最大2倍
・L-Mallの利用でポイントが最大25倍
・入会・ご利用で1万円分ポイント付与
・年会費永年無料
・手数料率9.8%でリボ払いが利用可能
・1回払いは自動的にリボ払いへ変更される
・お買物安心保険付帯で年間100万円まで補償
・セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドでのタッチ決済でポイント最大5倍
・入会・ご利用で5,500円相当のプレゼント
・年会費永年無料
・イオン系列のお店のご利用でポイント2倍
・WAONにチャージでポイントの2重取りが可能
・お客さま感謝デーで5%OFF
・毎月10月はポイント5倍
・55才以上の方は毎月15日のご利用で5%OFF
・入会・ご利用で1万円分ポイント付与
・年会費永年無料
・ポイントに有効期限が無い
・セゾンクラッセの利用でポイント最大5倍
・Abemaプレミアム3ヵ月無料
・セゾンカード感謝デーで5%OFF
・セゾンポイントモールのご利用で最大ポイント30倍
・入会・ご利用で4,400円相当のポイント付与

審査に比較的通りやすいクレジットカード① ライフカード

ライフカード
(画像=ライフカードHPより引用)

ライフカードの特徴は以下の通りです。

  • デポジット型のクレジットカード
  • 年会費永年無料
  • ポイントが貯めやすい
  • 入会資格が18歳以上の方のみ
ライフカードのおすすめポイント
  • 未成年・学生・無職、過去に延滞歴がある方でも審査に通りやすい
    ※FPである筆者の見解、FPに寄せられる意見の傾向として
  • 海外旅行傷害保険の自動付帯
  • 年会費無料で、特典をたくさん手に入れられる
  • ポイントの有効期限が5年で、入会後の1年ポイント1.5倍制度を利用してたくさん貯められる

ライフカードに申し込む

ライフカードはデポジット制のため、事前に保証金を払う必要があります。その保証金が「信用」の証になるため、審査が比較的通りやすいと考えられます。

またライフカードはポイント還元サービスが充実しており、上手く利用すれば大きなメリットになります。

例えば、入会後1年間は常時ポイントが1.5倍になったり、誕生月の利用でポイントが3倍になったりと特典が豊富です。

さらには、海外旅行傷害保険が自動付帯になり、海外ご利用総額の3%がキャッシュバックされるなど、海外でのご利用にもおすすめのカードと言えます。

今なら無料入会・カードのご利用で1万円分のポイントが付与されるので、気になる方は申し込んでみましょう。

年会費 永年無料
還元率 0.30%~3.3%
発行スピード 最短3営業日
国際ブランド Mastercard/JCB/VISA
入会資格 18歳以上の方(高校生は除く)
その他特典、キャンペーン ・年会費永年無料
・入会後1年はポイント1.5倍
・お誕生月の利用でポイントが3倍
・ステージプログラムによりポイントが最大2倍
・L-Mallの利用でポイントが最大25倍
・海外旅行傷害保険が付帯
・海外ご利用総額の3%キャッシュバック
・入会・ご利用で1万円分ポイント付与

審査に比較的通りやすいクレジットカード② 三井住友カードRevoStyle

三井住友カードRevoStyle
(画像=三井住友カードRevoStyleHP より引用)
三井住友カードRevoStyleの特徴は以下の通りです。
  • 原則リボ払い専用カード(利用可能枠を超えた分は1回払いになる)
  • 年会費永年無料
  • お買物安心保険が付帯
  • 手数料率9.8%でリボ払いが利用可能
三井住友カードRevoStyleのおすすめポイント
  • リボ払い専用カードなので未成年・学生・無職、過去に延滞歴がある方でも 審査に通りやすい
    ※FPである筆者の見解、FPに寄せられる意見の傾向として
  • リボ払いを多く使いたい人におすすめ
  • リボ払いの手数料を安く抑えられる
  • コンビニやマクドナルドでお得にポイントを貯められる
  • 最短翌営業日に発行

三井住友カードRevoStyleに申し込む

三井住友カードRevoStyleはリボ払い前提のため審査に通りやすいと考えられます。リボ払いのため毎月の返済額が少額で済むので延滞が起きにくいことが理由でしょう。返済能力が低めな方でも審査に通りやすいのではないでしょうか。

明確な審査基準は公表されてはいません。しかし入会資格が「18歳以上の方」のみなので、クレジットカードの中では比較的審査が緩い可能性があります。

三井住友カードRevoStyleのデメリットは、原則リボ払いでの支払いになり手数料9.8%が掛かることです。一括払いでも強制的にリボ払いに変更されるので、場合によっては損をしてしまう可能性もあります。また、リボ払いでの手数料が発生しないとポイント還元が発生しないという点にも注意しましょう。

今なら無料入会・カードのご利用で5,000円相当が付与されるので、気になる方は申し込んでみましょう。

三井住友カードRevoStyleに申し込む

年会費 永年無料
還元率 0.5%~3.0%
発行スピード 最短翌営業日
国際ブランド VISA
入会資格 18歳以上の方(高校生は除く)
その他特典、キャンペーン ・年会費永年無料
・手数料率9.8%でリボ払いが利用可能
・1回払いは自動的にリボ払いへ変更される
・お買物安心保険付帯で年間100万円まで補償
・セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドでのタッチ決済でポイント最大5倍
・入会・ご利用で5,500円相当プレゼント

審査に比較的通りやすいクレジットカード③ イオンカードセレクト

イオンカードセレクト
(画像=イオンカードセレクトHP より引用)

イオンカードセレクトの特徴は以下の通りです。

  • クレジット機能とイオン銀行のキャッシュカード、電子マネー「WAON」機能が付いているカード
  • 年会費永年無料
  • イオンユーザーにお得な特典が豊富
イオンカードセレクトのおすすめポイント
  • 未成年・学生・無職、過去に延滞歴がある方でも入会資格がある
  • イオン系列のお店を利用するとお得
  • WAONにチャージでポイントの2重取りができて、ポイントが貯めやすい
  • 最短即日発行

イオンカードセレクトに申し込む

入会資格が「18歳以上で電話連絡可能な方」なので、クレジットカードの審査が通りやすいと考えられます。

イオンカードセレクトは、WAONを利用する際にオートチャージ機能を利用すると、自動的にイオン銀行口座からチャージされます。入金する手間が省けるので便利です。

チャージでもポイントが貯まるため、WAONを頻繁に活用する人にとってはさらにお得に利用できます。その他お客さま感謝デーや、ありが10デーなどのポイント増加や割引など、イオンユーザーにとってお得な特典が豊富。イオンをよく使う方なら、1枚は持っておきたいカードです。

今なら無料入会・カードのご利用で1万円分ポイントが付与されるので、気になる方は申し込んでみましょう。

イオンカードセレクトに申し込む


年会費 永年無料
還元率 0.5~1%
発行スピード 最短即日発行
国際ブランド Mastercard/JCB/VISA
入会資格 18歳以上で電話連絡可能な方(高校生は除く)
その他特典、キャンペーン ・年会費永年無料
・イオン系列のお店のご利用でポイント2倍
・WAONにチャージでポイントの2重取りが可能
・お客さま感謝デーで5%OFF
・毎月10日はポイント5倍
・55才以上の方は毎月15日のご利用で5%OFF
・入会・ご利用で1万円分ポイント付与

審査に比較的通りやすいクレジットカード④ セゾンカード インターナショナル

セゾンカード インターナショナル の特徴は以下の通りです。

  • ポイントの有効期限が無い「永久不滅ポイント」が売り
  • 年会費永年無料
  • セキュリティが高いデジタルカードタイプが選択できる
セゾンカード インターナショナルのおすすめポイント
  • 未成年・学生・無職、過去に延滞歴がある方でも入会資格がある
  • 西友・リヴィン・サニーで割引特典あり
  • 最短即日発行

セゾンカード インターナショナルに申し込む

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発行スピード 最短即日発行
国際ブランド Mastercard/JCB/VISA
入会資格 18歳以上(高校生は除く)でご連絡が可能な方で、提携する金融機関に決済口座をお持ちの方
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クレジットカードの審査に通るためのコツ

スマホを持つ笑顔の女性
(画像=taka /stock.adobe.com)

クレジットカードの審査に通るためのコツをいくつかご紹介します。ただし、これらのコツを実践したとしても必ず審査に通るとは限りません。あくまで「審査に通る可能性を高める」ためのものだということをご理解ください。

クレジットカードの審査に通るコツ:たくさんのカードに申し込みしない

審査が不安で、ついたくさんのカードに申し込んでしまう方もいるでしょう。

先述した通り、短期間に何枚も申し込むと「多重申し込み」扱いになり、入会キャンペーン目当てや不正行為を疑われてしまいます。

信用情報機関にも申し込み状況は保存されます。申し込み情報は約6ヵ月間保存されることになっているので、一度多重申し込み者扱いになるとその期間中は審査が不利になる可能性があります。

そのため、たくさんのカードへの申し込みは避けるようにしましょう。

どのカードが自分に合っているのかわからず、たくさん申し込みしてしまいそうになる人もいるかもしれませんね。

迷う時は、例えばイオン系列のお店を頻繁に使うならイオンカード、など自分の行動範囲や好みなどを踏まえてクレジットカードを選ぶといいでしょう。

どのクレジットカードが自分にとって最適なのかよく調べてから申し込むことが、多重申し込みを避けるポイントです。

クレジットカードの審査に通るコツ:キャッシング枠はゼロにしておく

キャッシング とは、クレジットカードを使ってお金を借りられる機能です。キャッシング枠が高ければ高いほど、カード会社は貸し倒れリスクなどを警戒するため、当然ながら審査難易度も上がります。

なぜなら通常のショッピング利用の審査に加えて、借金の返済能力があるかの審査が加わるからです。 キャッシング枠はゼロにしておくことで審査が通りやすくなるでしょう。

後からキャッシング枠を追加したい場合は、再審査が必要になる点に注意しましょう。
青山健(ファイナンシャルプランナー)

クレジットカードの審査に通るコツ:虚偽の申告はしない

虚偽の申告は絶対に避けましょう。 本人確認ができなかった場合審査に通らなくなる上、審査員の心象は悪くなります。

また、嘘をついてもバレないと思う方もいるかもしれませんが、審査に必要な情報は信用情報機関に全て保存されているため、虚偽の申告はすぐに発覚します。

虚偽の申告をすると、「後ろめたいことがある人物なのでは?」と疑われてしまいかねません。全て正しい情報を申告するようにしてください。

クレジットカードの審査に通るコツ:ランクの低いクレジットカードに申し込む

ゴールドカードプラチナカードなど、ランクの高いクレジットカードは審査が通りにくい傾向があります。

クレジットカードのランク順は以下の通りです。下に行くほどランクは高くなります。

● 一般カード
● ゴールドカード
● プラチナカード
● ブラックカード

ランクが高くなるにつれ特典も充実していき、空港ラウンジやコンシェルジュサービスを利用できたり、限定イベントへの参加などができたり と、幅広いサービス使えます。

最高ランクのブラックカードは、ほとんどが招待制で、所有していること自体にステータスがあるカードです。その分実績が無いとまず審査に通りません。高ランクのカードを持ちたいのであれば、一般カードからコツコツと信用を得ていく方法がおすすめです。
青山健(ファイナンシャルプランナー)

クレジットカードの審査に通るコツ:申し込みの際、入力情報を全て入れる

申し込みの際、個人情報など項目に沿って記入しますが、入力情報を全て入れるように心掛けましょう。 抜けやミスがあった場合はカード会社に悪い印象を与えてしまう可能性があります。

また必要な情報が抜けていたり間違っていたりすると、それだけ審査に時間が掛かってしまいます。

スムーズに審査をクリアするためにも、申し込みの際、入力情報を全て入れるように心掛け、間違いがないか再度確認するようにしましょう。

一度審査に落ちても再審査できるの?

考える女性
(画像=naka /stock.adobe.com)

一度審査に落ちても再審査自体は可能です。申し込み回数自体に制限はありません (※一部のカードを除く)。

なお審査に落ちた場合、クレジットカード会社は明確な理由を公表しません。そのため、自分で信用情報の開示請求を行うなどして、審査に落ちた理由を洗い出す必要があります。
青山健(ファイナンシャルプランナー)

すぐに再審査をしても通らないことが多い

一度落ちた同じクレジットカードにすぐに申し込んでも、再度審査に落ちる可能性があります。審査に落ちた理由の中には、短期間で改善するのが難しい項目も含まれているからです。

クレジットカードの審査は、申し込み書に記載された情報や信用情報機関に登録されている情報など さまざまな情報をもとに総合的に判断されます。 申し込み書に記載された情報は年収、職業、勤続年数、家族状況、居住状況などですが、こちらは短期間で改善するのは難しいでしょう。

また信用情報機関には債務整理や支払い延滞などの情報も登録されます。これらは項目ごとに保管期間が定められているため、一定の期限を過ぎないと変化しません。

そのため、すぐに再審査をしても通らないことが多いのです。

申し込み履歴が消えてから再審査しよう

再審査をするのであれば、申し込み履歴が消えてからにしましょう。

クレジットカード会社が申し込み履歴を参照できる期間は長くても6ヵ月程度なので、再審査はそれ以降が無難です。

クレジットカードの審査に落ちると、信用情報期間には「カードの申し込み履歴」だけが残ります。そのため、他のクレジットカードに申し込んでもカード会社からは「他のクレジットカードに落ちた人物」と判断され、審査が不利に働く可能性があります。

クレジットカードの短期間での申し込みはやってはいけませんが、1ヵ月に2枚までなら審査に影響が出る可能性は低いと考えられます。

もし審査に落ちてしまった場合は、本記事で紹介しているクレジットカードに申し込んでみるというのもありです。
青山健(ファイナンシャルプランナー)

不安でもとりまずは審査に申し込んでみよう

パソコンでクレジットカードの申し込みを行う女性
(画像=west_photo /stock.adobe.com)

再審査などではない限り、審査をしてみないと通るかどうかはわからないため、不安な人はとりあえず審査をしてみましょう。

確実にクレジットカードの審査を通るという方法はありませんが、

  • 本記事で紹介した審査に通りやすくなる方法を実践する
  • 審査が緩くランクの低いクレジットカードに申しこむ

上記を実践すれば、クレジットカードの審査を突破できる可能性は高くなるでしょう。

クレジットカードは一部のカードを除き何度でも再審査が可能です。もし仮に落ちてしまっても、ご自身で信用情報の開示請求を行うことで具体的な改善案も見つかるでしょう。

悩むよりもまずは行動!不安でもとりあえず審査をしてみましょう。

審査なしのクレジットカードについてQ&Aでチェック

Q

A
審査なしでクレジットカードは作れる?
審査なしでクレジットカードは作れません。

Q

A
家族カードは審査なしで作れる?
クレジットカードを持っている本会員が審査に通っているので、その家族は原則審査なしで家族カードが作れます。ただし一般的には、本会員の審査が行われるため「本会員の現在の経済状況」が悪化していれば、家族カードの審査が通らない可能性もあります。

Q

A
クレジットカードの審査基準は?
原則、審査基準は公開されていません。ただしクレジットカードの審査で重視されると予測される項目は「属性情報」「取引の履歴(信用情報)」「借り入れ状況」などです。

Q

A
クレジットカードの審査で落とされる人の特徴は?
審査で落とされる人には次のような特徴があります。
・初めてクレジットカードを作る
・多重申し込みをしている
・複数社で借金をしている
・公共料金などの支払いに延滞した経験がある
審査に落ちた理由はカード会社から教えてもらえるわけではないため、これらの理由はあくまで推測に過ぎない点をご理解ください。

Q

A
審査がなく、クレジットカードの代わりになるカードはある?
クレジットカードと似た機能を持つ「デビットカード」「プリペイドカード」があります。これらは原則、審査がなく年齢制限も緩めです。

Q

A
審査に通りやすいクレジットカードを教えてください。
例えば「ライフカード」はデポジット制なため事前に保証金を払う必要があります。その保証金が「信用」の証になるため、審査が比較的通りやすいのではと考えられます。

Q

A
クレジットカードの審査に通るコツは?
たくさんのカードに申し込みをしないことです。信用情報機関にも申し込み状況は保存されるため、審査が不利になる可能性があります。またキャッシング枠が高いほど審査の難易度も上がると考えられるため、キャッシング枠はゼロにしておくのもコツです。その他、虚偽の申請をしないことや、ランクの低いクレジットカードに申し込むことなどもコツと言えるでしょう。ただし、これらのコツを実践したとしても必ず審査に通るとは限りません。あくまで「審査に通る可能性を高める」ためのものだということをご理解ください。

著者名
執筆・青山健(ファイナンシャルプランナー)
エンジニアの経験を活かして、フリーランスに転身。老後2000万円問題や、30年前に比べて下がる平均給与・物価の上昇など、お金にまつわるさまざまな現代の不安を感じて、ファイナンシャルプランナー2級の資格を習得。現在ではWEBライターとしてさまざまなメディアで「お金」の重要性を説いています。資産運用や投資などで老後不自由なく生活するのが夢。
保有資格:FP2級
エンジニアの経験を活かして、フリーランスに転身。老後2000万円問題や、30年前に比べて下がる平均給与・物価の上昇など、お金にまつわるさまざまな現代の不安を感じて、ファイナンシャルプランナー2級の資格を習得。現在ではWEBライターとしてさまざまなメディアで「お金」の重要性を説いています。資産運用や投資などで老後不自由なく生活するのが夢。
保有資格:FP2級