新型コロナウイルスの影響でふさぎがちな今だからこそ、センスを感じる取り組みが輝いて見えます。ちょっと笑えて、元気がでる、そんなセンスある取り組みを4つ紹介します。

京都嵐山の「スイてます嵐山」キャンペーン

画像元:@sagaarashiyamao

新型コロナウイルスの感染拡大によって観光客が減少している京都嵐山では、「スイてます嵐山~今こそ!おこしやす~」というキャンペーンが実施されています。キャンペーンは、嵐山周辺の5つの商店街からなる「嵯峨嵐山おもてなしビジョン推進協議会」が主催。協議会は、「人の少ない今こそ、ゆったりと嵐山観光を楽しんでもらえるチャンス」ととらえ、ポスターなどで嵐山の観光地をアピールしています。

渡月橋の写真に「すいすい渡れて なんか、、、すいません。。。」というコピーをつけたり、竹林の写真に「#人いない」「#エモい」などのハッシュタグを添えたりするなど、ユーモアあふれる内容が話題になっています。協議会は、「いつも以上のおもてなしの心でお迎えする」として嵐山への来訪を呼び掛けています。

市民総出のプロジェクト!「別府エール飯」

新型コロナウイルスへの感染を懸念し、不要不急の外出を控えようという動きが加速するなか、来客数が減った飲食店が大きな打撃を受けています。そんな飲食店を応援しようと、大分県別府市では「#別府エール飯」というプロジェクトが3月18日にスタートしました。「美味いは、コロナに負けない。持ち帰れ、別府の美味い飯!」をキャッチフレーズに掲げ、「店内飲食や宴会は自粛しても、テイクアウトなら大歓迎」とテイクアウト料理を推奨しています。

プロジェクトは、テイクアウトメニューのハッシュタグ付き投稿を増やすことで別府市内の飲食業界を盛り上げようという取り組み。飲食店は持ち帰り用の料理を作り、「#別府エール飯」のハッシュタグをつけて写真をSNSに投稿し、市民は持ち帰った料理を同様に投稿することで、両者をつなげようという企画です。飲食店は自信を持って宣伝できるようになり、市民は手軽にテイクアウト料理を楽しんだり応援したりすることができます。

正しい感染予防法伝えるスタンプ、LINEが無償配布

 

新型コロナウイルスへの感染を防ぐために、正しい予防や対策方法をまとめたLINEスタンプ「母からメッセージ【感染予防編】」が注目を集めています。スタンプでは、「こまめな手洗い」「栄養バランスのある食事」「咳エチケット」「運動」「睡眠」など、8つの正しい予防方法が伝えられています。

新型コロナウイルスの感染予防方法については、事実とは異なる誤った情報がネット上で出回るなど、混乱が生じています。このLINEスタンプは、正しい予防方法を少しでも多くのユーザーに伝えたいという目的で作られました。スタンプは、「ナビタスクリニック」の久住英二理事長が監修、デザインは「母からメッセージ」シリーズで人気のナオコさんが担当しています。くすっと笑えるような遊び心のあるイラストや、なまりのあるセリフがユーモアたっぷりのスタンプは、会話を楽しくしてくれそうですね。