ラブストーリーは「必然」に。年収2000万円の男性と出会えた場所とは？

こんにちは、婚活FP（ファイナンシャル・プランナー）山本です。

婚活支援をしていると、女性からはよく「どうやったらもっと高年収の男性と出会えるか、そして落とせるか」を聞かれます。

この質問に対する明確な回答や手段は中々ないのですが、ごくまれに一例と出会うことがあります

今回は「高年収男性と結婚した普通の女性」の実話をお伝えします。なお、今回は相手の心理を理解しやすいように、男性視点です。

クリスマスも近づいてきましたね。あなたの婚活に、そして人生にお役立てくださいませ。

年収2000万円でも女性に縁のない若き投資家

ある都心部に、30代半ばの独身男性、悟（仮名：サトル）さんがいました。

悟さんは大卒後、証券会社に入社したものの3年程度で辞め、その後は祖父からの遺産と貯金を元手に投資家となり、この頃には年収2000万円を稼いでいました。

ある意味「成功者」である一方、悟さんはコミュニケーションが苦手で、特に女性相手だと何を話せばいいのか分からなくなってしまいます。

普段の交友範囲も極めて限定的で、年齢的にも出会いを求めるものの、中々出会いの場へは参加できませんでした。

そんな悟さんでしたが、ある時転機が訪れました！

普段ならほとんど男性や夫婦連ればかりの不動産投資のセミナーに、若そうな女性、栄子（仮名：エイコ）さんが一人で参加し、隣に座ってきたのです。

悟さんは、セミナー中もつい栄子さんをチラ見するほど一目惚れに近い感覚になり、セミナー後にわずかな勇気を出してお茶に誘ってみました。

すると、まさかのOK！

その後も悟さんは、何度も「投資の勉強」にかこつけて栄子さんとデートしました。

話す内容は基本的に投資ネタばかりなので、口下手な悟さんでも話題には事欠かず、また素直に聞きながらも、自分の知識や経験を褒めてくれる栄子さんにドンドン惹かれました。

そんな二人の関係は、いつしか普通の交際に発展し、そして出会ってから数えて約2年後、結婚に至りました。

現在、悟さんは相変わらず投資家として活動し、栄子さんは働きながら自分でも投資をするようになりました。

ちなみに、結婚当時の悟さんは、以下のような心境だったそうです。

「あの時、栄子さんと出会えて本当に良かった。投資以外になんの取り柄もなかった自分を、自信をもって人前に出られるようにしてくれたのは栄子さんです。自分を選んでくれて、本当にありがとう」

お金は稼げていても、本当に自信がなかったのですね。

栄子さんは悟さんと出会った当初、30代前半で中小企業に勤める本当に「普通の女性」。ただ、なかなか出会いがなく、軽く婚活を諦めていた代わりに不動産投資を始めようとしていたのだそうです。

当時の心境を以下のように語っていました。

「今まで投資セミナーで声をかけられたことがなくて、普通に嬉しかった。それに当時は投資仲間もいなかったし、悟さんが心強く感じられた。あとで年収を聞いた時はビックリしたけど、金額が大きすぎてイマイチよく分からなかった。とりあえず、出会いがあって良かったです」

「投資」を通じて出会ったことで二人とも自然体で接することができ、良縁につながったのかもしれませんね。

一口に高年収な男性といってもさまざまです。

多くは年収が高いほどに自信家で女性にモテ、かなり落とすのもハードルが高いものですが、中には悟さんのようなコミュニケーション下手で恋に不器用な方もいます。むしろ、若い投資家男性にはそういう不器用な方のほうが多いかもしれません。

「互いに相手をしてくれる異性がその人しかいない」という、まるで無人島で二人っきりのような境遇なら、ほぼ年齢や容姿に関わりなく、誰もが互いに恋に落ちて当然でしょう。

1人で投資セミナーに訪れる女性は未だに少数派。栄子さんと同じ行動を取ると、似たような結末が、あなたを待っているかもしれませんよ。

文・婚活FP山本（ファイナンシャル・プランナー）／DAILY ANDS