海外旅行先の中でも高い人気があるタイの首都、バンコク。ここは、世界の中でも渋滞が激しい街としても知られています。実際、タクシーに乗った場合は時として何十分も動かないことも珍しくありません。そこでおすすめしたいのが、渋滞知らずのバンコクの高架鉄道「BTS」。この「BTS」をスムーズに使いこなすための、ちょっとお得な乗車パス、そしてチャージ式カードをご紹介します。

バンコクの電車「BTS」とは

数分感覚で運行しているので観光客の足としても利便性抜群
(写真=筆者撮影)

バンコク市内を走る高架鉄道(スカイトレイン)、「BTS」には、スクンビット線とシーロム線があります。今回ご紹介する2種類の乗車券は、このどちらの線でも使用可能です。地下鉄のMRTでは使うことができませんのでご注意ください。

「BTS」は、デパートやホテルが多く建ち並ぶ中心部のスクンビットエリア、そしてショッピングスポットとしても知られている「チャトゥチャック・ウイークエンドマーケット」方面へも伸びています。この2路線は、「サイアム駅(Siam)」で相互に乗り換えができます。

なお、厳密な時刻表はありませんが、数分間隔で電車が運行されていますので、移動手段としての利便性は抜群です。

短期旅行におすすめ!一日乗り放題の「ワンデイパス」

140バーツで購入可能なワンデイパス
(写真=筆者撮影)

短期のバンコク旅行におすすめなのが、一日乗り放題の「ワンデイパス(1 DAY-PASS)」です。「BTS」なら、どこまでいっても、そして何度乗り降りしてもOK!乾季があるとはいえ、基本的には毎日暑いバンコクです。たった一駅とはいっても実際に歩くと、熱中症になってしまったり、予想外に疲れてしまったりすることも。そんな時、乗り放題のパスがあると気兼ねなく移動ができます。

「ワンデイパス」は、BTS各駅にある窓口で購入します。「ワンデイパス、プリーズ」と英語で伝えればOKです。料金は、一枚140バーツ。日本円で約476円です。購入した日に限り有効で、一日乗り放題。発行手数料がないので、お得なパスです。

お土産探しや観光スポット巡りなど、バンコク市内の駅をあちこち移動する日は、ぜひこのパスを活用してみてはいかがでしょうか。