こんにちは、婚活FP(ファイナンシャル・プランナー)山本です。

婚活市場では大抵の女性は「若さと美貌」で勝負を挑んでいるように感じます。しかし、モテる男性には美しい女性が群がりますから容姿は決め手になりません。

では、どうしろと言うのでしょうね。そんなお悩みを抱えている方の参考になりそうな「医者を教育していたら結果的にプロポーズされた女性」の実話をお伝えします。

今回も男性心理を学ぶために男性視点から。あなたのクリスマスデート、そして人生にお役立てくださいませ。

年収1,500万円「遊び人」の外科医

ある都心部に、30代半ばの独身男性、健二さん(仮名)がいました。健二さんは外科医として病院に勤務し、当時の年収は約1,500万円です。

また健二さんはハッキリいって遊び人で、とにかく女性にモテました。当然かもしれませんね。そして、女性の望むままにデート代はいつも全額オゴる代わりに、結婚話が出る度にフッてきたそうです。

当時の健二さんにとって女性との交際は、どんな美人であろうと全て遊びであり、お金を出していたからこそ「女性を買っていた」ような感覚だったと言います。

モテモテ外科医を戸惑わせた初デート

そんな健二さんにもある日、転機が訪れます。それは20代後半の女性、詩織さん(仮名)との出会いです。

どこに行きたいか?聞くと、なんと彼女は「ファミレス」と言いました。健二さんは戸惑いを感じつつも、詩織さんがいいならとファミレスに行ったそうです。

健二さんの戸惑いは続きました。なんと彼女は、代金の半分を支払ったのです。これまでそんな女性はいなかったので、心底驚いたそうです。

その後もそんなデートが続く中、なぜか詩織さんは健二さんに株式投資を勧めてきました。

「そんなのやったことないんだけど……」というと、「大丈夫、私が教えますから」と。

若干の面倒臭さはあったものの、物珍しさも感じました。こうして健二さんが詩織さんに投資を教わるデートが始まりました。

「遊び人」がついに告白。1年後にゴールイン

(写真=Nong4/Shutterstock.com)

さすがは外科医でしょうか。以後、詩織さんも驚くスピードで健二さんのお金の知識と投資スキルはぐんぐん向上しました。同時に原資確保のため健二さんは貯金も意識するようになりました。

そしてその度に詩織さんから褒められ、いつしか詩織さんから褒められたいがために頑張る自分に気付いたそうです。よっぽど嬉しかったのでしょうね。さらに、詩織さんの他の女性との違いも感じたとの事です。

その気持ちに気付いた健二さんは、初めて自分から詩織さんに交際を申し込みました。結果はもちろんOK。それから約1年後、二人は結婚しました。

ちなみにその約5年後の結婚生活は相当なもので、世帯年収2,500万円にも関わらず、年間生活費はわずか300万円です。差額の大半は、二人で投資しているとの事。

健二さんはこんなことをつぶやきました。

「今の生活には何の不満もありません。そして、これが遊び相手と結婚相手の違いなのかなと感じるんですが、どう思います?」

筆者は、苦笑いするしかありませんでした……。