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2019/01/10

婚活アプリでも使える、ベストパートナーを見つけるための統計学

(写真=HDesert/Shutterstock.com)
(写真=HDesert/Shutterstock.com)
さて、突然ですが質問です。

男性:29.0% 女性:19.2%

この数字の意味、分かりますか? 国立社会保障・人口問題研究所が発表した「生涯未婚率」の予測です。それによると、2035年には50歳の時点で一度も結婚していない人の比率が、男性で29.0%、女性で19.2%になるといいます。

2015年の生涯未婚率は男性が22.1%、女性13.4%なのですが、今後もさらに上昇を続け、2035年には男性のおよそ3人に1人、女性の5人に1人が「結婚しない」社会となることが予測されているのです。

生涯未婚率の上昇は、もはや社会問題といっても過言ではありません。今回は「結婚」と「婚活」について、様々な角度から考えてみましょう。

生涯未婚率の上昇と非正規雇用問題

生涯未婚率の上昇を招いている要因は様々です。もちろん、本人が自分の意思で結婚しないと決めているケースもあるでしょう。でも「本当は結婚したいのに、結婚できないケース」もあります。その大きな原因の一つとして指摘されるのが、非正規雇用問題です。

2012年に厚生労働省職業安定局が発表した資料によると「初職が正規雇用」の30代前半の男性で、結婚している人は50%を超えているのですが、「初職が非正規雇用」の男性は30%程度にとどまっています。ただ、女性は男性ほど雇用形態による違いは認められません。

非正規雇用問題は、若者の貧困問題をもたらしているとの指摘もあり、これが結婚率の低下を招いている可能性があります。

もちろん、「幸せはお金では買えない」との考え方もあるでしょう。決してそれを否定するつもりはありませんが、現実は過酷です。結婚して子供を授かり家庭を築くためには、やはり経済力が必要なのです。それは、正規雇用と非正規雇用の「結婚率の違い」からも読み取ることができます。

理想的な結婚のタイミングとは?

国立社会保障・人口問題研究所は「結婚相手と付き合い始めた年齢」と「結婚するまでの期間」の平均も明らかにしています。結婚相手と付き合い始めた年齢の平均は男性が25.6歳、女性24.3歳。結婚するまでの平均期間は4.2年です。

ちなみに、国勢調査(2010年、2015年)のデータをもとに「未婚の男女が5年以内に結婚できる確率」を年齢別に見ると以下のようになります。

22歳男性:21.9% 22歳女性:31.4%
26歳男性:34.6% 26歳女性:43.5%
30歳男性:29.1% 30歳女性:35.5%
35歳男性:17.8% 35歳女性:21.5%
40歳男性:8.9%  40歳女性:9.3%
44歳男性:5.2%  44歳女性:5.5%

男女とも「26歳がピーク」でその後は急激に低下しているのが分かります。上記2つのデータを考え合わせると、およそ「20代半ばでパートナー候補と出会えるか?」がキーポイントで、4~5年の恋愛期間を経て30歳という節目で「決断する」のが最も「結婚できる確率が高い」と考えられます。

子育てという点を考えても、働き盛りを迎える30歳前後で「結婚を決断する」のは理想的と言えるのかも知れません。子供は本当に可愛いものですよね。ただ、先に紹介した厚生労働省の資料に見られるように「非正規雇用」が原因で、理想的な結婚のタイミングを逃しているとすれば、本当に残念なことと言わざるを得ません。
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