自営業者、サラリーマンを問わず、お金を稼いでいる人には、いくつか共通点があります。筆者は、開業して10年の行政書士です。職業柄、さまざまな職業の方と知り合う中で、お金持ちには共通点があることに気づいたのです。「お金持ちになりたい」気持ちは、職業、性別、年齢に関係なく、誰もが持っているはず。稼いでいる人はどのような考え方、習慣があるのか、詳しくご説明いたします。

お金持ちは当たり前をまめに守る

(写真=PIXTA)

まず一つ目の共通点は、まめな性格です。まめな男性は女性にもてると言われますが、仕事でもそうです。

仕事でのまめな性格とは、「時間・期限を守る」「こまめに連絡を取る」など、社会生活、人間関係ではごく当たり前のことです。これが意外と難しいもので、きちんと実践、実行している人は、思っている以上に少数派なのです。

お金持ちは相手の時間を無駄に消費しない

例えば、仕事で午前10時に取引先の会社に訪問する約束をしたとします。多くの人は、約束の時間に間に合うように準備をして、10時前に到着します(もちろん、遅刻は論外です)。このとき、思ったよりも早い時刻、9時45分に到着したとします。あなたはどうしますか。

「遅れるよりはいいから、そのまま訪問してもいいのでは」と思うかもしれません。しかし、逆の立場になって考えれば、他の仕事をしている時に、約束の時間より15分も前に来られたら、迷惑だと思われる可能性もあります。

こんな場合、お金持ちは「約束の時間が来るまで、時間をつぶせば良い」と思います。あるいは、「15分ほど早く着きそうですが、よろしいですか」と、会社に到着する前に電話を入れているのです。

お金持ちは相手の心配事を先回りして取り除く

また、仕事を依頼された後、完成までにしばらく時間がかかる場合もそうです。仕事ができる人ほど、定期的な進捗報告を忘れません。私は仕事柄、司法書士さんや税理士さんに仕事をお願いすることがありますが、稼いでいる事務所の方は、4、5日おき位に「現在○○を行っていて、〇日までには完了する予定です」と連絡を入れてこられます。

このような方は、こちらから「○○の件は、今どこまで進んでいますか」と尋ねる前に、報告されますから信用が置けますし、安心です。このような対応を日常的にされているからこそ、繁盛しているのだと思います。