コンビニスイーツのレベルの高さはどんどん上がっています。コンビニがここまで徹底してオリジナルのスイーツにこだわるのはなぜなのでしょうか? 

(写真=GagliardiImages/Shutterstock.com)
(写真=Sakarin Sawasdinaka/Shutterstock.com)

セブンはスイーツアンバサダーを募集中 

セブン-イレブン(セブン&アイ・ホールディングス <3382> 、以下セブン)では「セブンスイーツアンバサダー」を募集しています。セブンのスイーツが大好きで、セブンのスイーツを広めていきたい思いに溢れているのがスイーツアンバサダー。このアンバサダーに登録すると、認定書が発行され、限定のスイーツ情報や、新商品試食会の招待やクーポンがゲットできます。

流行りは和テイストとアイス 

セブンでは2016年に「ふわっとろくりぃむわらび」が大ヒットしました。飲み物レベルとまで言われたとろける柔らかさが評判の、大福タイプのスイーツです。今年も和テイストは、コンビニスイーツの主戦場となることでしょう。 

セブンはこの春「ふわもちさくら和むれっと」「さくらの和ぱふぇ」「きなことほうじ茶の和ぱふぇ」など、新感覚の和テイストを登場させました。一方で、ファミリーマート(ユニー・ファミリーマートホールディングス <8028> 、以下ファミマ)は和みの桜抹茶ぱふぇ」「ふんわり桜のぶっせ」などをぶつけてきました。ローソン <2651> も「桜香るチーズスフレケーキ」「いちご大福(甘酒あん)」などで春を迎えました。 

また、コンビニ限定アイスやフラッペの需要も年々拡大しています。かつては、アイスや氷菓は夏の季節商品でしたが、今は1年中売れる定番商品になりつつあります。特に、コンビニ限定の高級価格帯オリジナルアイスが人気となっています。 

ローソンが2015年5月に投入したヘルシー志向の「スムージー」は大ヒットしました。期間限定テイストが話題の「フローズンスイーツ」も2013年からの人気商品で、6月の現在はマンゴーとチョコレートが発売中です。

ファミマは2017年、「ミルクティーフラッペ(ブラックタピオカ入)」「北海道産練乳のいちご氷バー」などをリリースし、セブンは「クリームブリュレ氷」「いちご練乳氷」などを発売。初春にはローソンも、「ウチカフェ ミルクワッフルコーン 苺」などを発売していました。夏前からすでにアイス市場が熱くなっていますが、これからも期待できそうですね。

(写真=David Tadevosian/Shutterstock.com)