(本記事は、大木ゆきの氏の著書『書くだけで勝手にかなう! 宇宙におまかせノート』、SBクリエイティブ、2018年11月30日刊の中から一部を抜粋・編集しています)

【『書くだけで勝手にかなう! 宇宙におまかせノート』シリーズ】
(1)なぜ「思い通り」になっても幸せにはなれなのか?
(2)お願いも引き寄せもいらない「宇宙におまかせ」って?
(3)「宇宙におまかせ」をこうするだけで思った以上の人生が手に入る
(4)意識の「向き」を変えるだけでカンタンにうまくいく

※以下、書籍より抜粋

「意識の向き」に意識的になる

自分の現在地を把握する

結局、宇宙におまかせをうまく機能させるには、宇宙の周波数に同調させることが大事なわけです。

周波数は、自分が何に意識を向けているかによって変わります。

けれども私たちは、ほとんど無意識に、あちこち気になる方向に意識を向けている状態にあります。

自分が今、何を思っているのか、どういう認識になっているかを客観的に把握していない状態にあることがほとんどです。

それをあえて意識して、自分が今何を思っているのかに意識的になれば、自分の周波数も変えることができます。

そのためにはまず、自分の意識が今どこにあるのか、その現在地を把握することが必要ですよね。常時、神経質に意識していなければならないということではありませんよ。

ちょっと意識的になるだけでいいんです。

特に、怖れや不安に意識が向いていることに気づくことが大事です。

まだ何も決まっていないのに、勝手に最悪のことが起こると思っていないか。

自分にはどうせできっこないと思っていないか。

自分なんて愛されるはずがないと思っていないか。

不信感にばかり意識を向けていないか。

騙されないように、損しないように警戒してばかりいないか。

意識がどっちに向いているかに意識的になることが大事だと思っていれば、低い周波数に引っ張られそうになるときに、「あっ、今そっちに意識が向いているな」って気づけるようになります。

気づいたなら、大成功。そこで止まることができますから。

決して怖れや不安にさいなまれている自分を、「ダメじゃないか」って責める必要はありませんよ。

責めずに、現在地を把握して、止まるんです。

道に迷ったときもそうですよね。やみくもに歩き回ったら、ますます迷路にはまってしまう。

それよりも今自分が、地図上のどこにいるのかを把握することです。

そうすればどっちに進めばいいのか方向を定められます。それと同じことです。

だからまず、意識の現在地を把握するようにすることです。

意識の向きは選べる

意識の現在地が把握できるようになると、意識の向きを宇宙の周波数に同調させる方向に向け直すこともできるようになります。

今まではあちこち無意識に意識を向けていた状態だったので、意識的に意識の向きを変えることをあまりしなかっただけで、できないことではないんです。

  • 最悪のことが起こる→きっとうまくいく。
  • 自分にはどうせできっこない→私にもそんな力がある。私は宇宙の最高傑作で、無限の宇宙とつながっている。
  • 愛されるはずがない→すべての創造の源である宇宙が、どんなときも、どんな私のことも愛している。私は愛される価値がある。
  • 騙されるんじゃないか→それ以前に私自身を信頼しよう。ちゃんと危険を回避することができる。 意識の向きなんて、こんなふうにあなたの好きな方向に変えられるんです。

    わざわざ「そんなにカンタンにはできない」って決めつけると、そっちに意識が向くことになりますから、思った通り、なかなか意識の向きを変えられない。

    でも意識の向きなんて、アンテナの向きを変えるくらいのことで、それほど深刻になるようなことじゃないんだって方向に意識を向ければ、本当にそうなる。

    難しく考えるようなことではありません。すごくシンプルなことなんです。

    どう思ったってあなたの自由なわけですから、できるだけあなたが満ち足りて、楽しくて、うまくいく方向に意識を向けたほうがいいじゃないですか。