秋も深まり、ボジョレーヌーボーの解禁日が近づいてきました。今年の解禁日は11月15日(木)です。1年の中でもワインを飲む機会が増える時期ではないでしょうか。知れば知るほど奥深いワインの世界。トレンド情報を知り、ワイン選びの参考にしてみてください。

世界のトレンド最前線

「ワイントレードモニター」と呼ばれるSOPEXA JAPON株式会社によるグローバルリサーチの2018年調査結果が発表されました。主要6市場(ベルギー、カナダ、米国、日本、中国、香港)の輸入業者、卸売業者、小売業者を含む781の専門家を調査対象としたリサーチ結果をもとに、最先端のワイントレンドをご紹介します。

やっぱり断トツ。根強い人気のフランス産ワイン!

2017年の全世界でのワイン売上を見ても、フランスワインは他の生産国を押さえトップの座をキープしており、その地位は不動のものになっています。今後もその傾向は続く見込みです。フランスワインは「特別な日に飲むワイン」として特に高い評価を受けています。その理由は、品質がとても高いこと。さらにボルドー、ブルゴーニュなどの高いブランドイメージを持つ生産地があることがあげられます。

他にもフランスワインが支持される理由として、有名なブランド生産地ではなくても、デイリーワインとしてさまざまな商品展開をしていること、環境に配慮するなど持続可能な開発へのアプローチをしていること、消費者の期待に応えられる商品づくりをしているといった理由があげられます。

ワイン別の今後注目の生産地でも、フランスワインは独占状態です。赤ワインの売り上げが増えそうな生産地として選ばれた4ヵ所は全てフランスで、1位がボルドー、2位がラングドック、3位がコート・デュ・ローヌ、4位がブルゴーニュでした。アジアの国には特にボルドーワインの人気が高く、売り上げはグングン伸びている模様。ロゼワインでもフランス人気がさらに高まりそうで、プロヴァンス、コルシカ島、ラングドックに注目が集まっているとのことです。