思いがけず起きてしまった交通事故。人生の中で何度も経験することではないですし、どう対応して良いか分からない場合も多いですよね。

この一言を言ってしまったばっかりに保険が下りないかも?とならないためのNGワードをまとめました。

NGワード(1)「私の不注意ですので、こちらで修理します」

自己負担を求められる可能性も?

(写真=Martin Novak/Shutterstock.com)

自分が加害者になってしまった事故の直後に言ってしまいがちなNGワードの代表です。

保険会社に相談をする前に具体的な金額の話や示談などを勝手に進めてしまったり、保険会社以外が手配したレッカー車やレンタカーを利用してしまったりすることがありますが、保険会社との見解に相違が生じ自己負担を求められる可能性もありますので注意が必要です。

100%加害者になってしまった場合でも、誠意あるお詫びの言葉を伝えながらこの言葉は出さずに、「加入している保険で対応させていただきます」の一言を添えると良いでしょう。

NGワード(2)「上司の人を出して」「(相手に対して)直接請求します」

担当者が変わってしまい、思いもよらない結果に?

(写真=fizkes/Shutterstock.com)

事故を起こした時イライラしてしまい保険会社の対応に納得できなくて、つい言ってしまいそうなNGワードです。

事故対応はあくまでも客観的事実に基づいて判断され、過去の判例を基に当事者に確認をしながら双方の保険会社の担当者間で話し合われます。そこには、お客さまとのやり取りの中で少しでも納得してもらえるように、という人間的な思いも含まれているもの。

それが、上のような言葉を発することで、担当者が変わってしまったり、相手側も弁護士を入れてきてしまう可能性が出てくるかも知れません。こうした事態になると杓子定規な判断となり、より不満が残る結果になってしまうこともあります。

しかし、どうしても納得できない時には「そんぽADRセンター」という交通事故における相談・苦情・紛争の窓口であるところがあります。そこに連絡してみてはいかがでしょうか。