(本記事は、星渉氏の著書『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』、KADOKAWA、2018年7月6日刊の中から一部を抜粋・編集しています)
【『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』シリーズ】
(1)「がんばっても報われない」と感じてしまうのにはこんなワケがあった
(2)東日本大震災が変えた「自分がやる」理由
(3)物ごとを3日坊主にしないためのカンタンなコツ
(4)引き寄せはスピリチュアルではなく「脳のしくみ」だった
※以下、書籍より抜粋
未来の自分を生きると現実が追いついてくる
「自己評価」は自分で書き換えられるもの
どうやって自分の今現在の”低い自己評価”を書き換え、高めていけばいいか?
まずは「今のあなた自身の自己評価」がどうなっているのかを、あらためて知る必要があります。
より具体的に「あなたの自己評価を書き換えるために」今の自己評価を見ていきたいと思います。
実際に「書き換える」わけですから、現状を把握する必要があります。
さらにいえば、もしかしたら今のあなたの自己評価は、あなたがたどり着きたい場所、変わりたい自分になるために十分なものになっている可能性があります。
すでに十分な自己評価であれば、わざわざ書き換える必要はありませんし、逆に、書き換えてしまうことで上手くいかなくなることも起きてしまいます。
まずは、現在地を知ること。
これが、すべてを思い通りにするための第一歩となります。
- A4の紙を1枚準備してください。または真っ白なノート1ページでも構いません。準備できない場合は、この本のスペースを利用してもOKです。
【質問】あなたはどんな人ですか? 制限時間10分間で、この質問に対しての答えを50個以上書いてください。
多ければ多いほどよいですが、最低でも50個書いてください。
ちなみに、答えとして「間違っている」答えはなにひとつありません。
「私は男性/女性です」「私は会社員です」「私は人の話を聞くことが好きな人です」などなど、どんな切り口でも構いません。
それでは、スタート!
さて、50個以上書けたでしょうか?
なかなか大変な作業だったのではないでしょうか?「自分はどんな人なのか?」……書き出したものをもう一度眺めてみてください。あなたはどんな感想を持ちますか?
現実が自己評価に追いついてくる仕組みとは
さあ、それではここで、さらに1つ質問があります。
【質問】その自己評価は、目的地に到達した時の自分と同じ自己評価になっていますか?
たとえば、あなたが”1年後”の欄に「本を出版した」と書いたとしましょう。1年後、あなたが本を出すことができていたら、その時点でのあなたの自己評価は「(私は)本を出した人である」 「(私は)作家である」 といったものになるはずです。
「目的地に到達した時の自分と同じ自己評価ですか?」というのは、この場合でいえば「(今現在の本を出していない時点でも) 『本を出版した人』『私は作家』という自己評価になっているか?」という意味です。
「まだ本を出していないのに”自分は本を出版した人”なんて自己評価は持てない」と思いますか?
だからこそ、持つ必要があるのです。
今のあなたが「(本を出していないにもかかわらず)本を出している」という自己評価をします。
当たり前のことですが、 「自己評価」(本を出している)と「現実」(本を出していない)の間には、ギャップが生まれます。
すると、あなたの脳はこのギャップを埋めるために必要な情報を集め始めます。
あなたの脳が「ギャップを埋める情報が最優先」と判断して、次々と「あなたが本を出版するために必要な情報」を認識するようになるのです。
たとえば、すでに本を出版している著者や、出版プロデューサー、出版社の編集者と知り合う機会、参考にすべき本などが、目の前に現れるのです。
ありがたいことに、これが人間の脳の仕組みです。
また、あなたの自己評価が「本を出した人」として確立されていれば、脳が探してきた情報に対して、躊躇なく行動することができるようになります。
つまり、「本を出版する」という1年後に目指していた目的地に対しての「手段」も明確になり、メンタル=自己評価も揃っているので、目的地に向かって一直線に突き進むことができるわけです。
そうなるためにも、「今この瞬間」を「今のままの自己評価」ではなく、「未来の自分の自己評価」で生きることがポイントです。