新型コロナウイルスによって、働き方に変化が起きています。これまでは出勤して仕事をするのが当たり前でしたが、自宅でリモートワークする人も増えています。これによって、居住地を首都圏や都市部にこだわらなくても良いのではと考える人が増えているのです。今回は、コロナ禍で移住への意識に変化があったのか、また、移住するならどこに住みたいのかを調べました。

リモートワークをきっかけに好きな場所に住める?

(写真=PIXTA)

コロナ禍で外出が制限されリモートワークが増えたことで、本社を地方へ移転する計画を打ち出した企業があります。このような変化で話題になっているのが移住です。

林野庁が2020年6月に20代から50代の男女3,200人を対象に行った「新しい日常における森林活用の意向調査」によると、農山村への移住や定住意向の人は24.4%でした。さらに移住希望者に、テレワーク可能になった場合の移住意向を調査すると、71.9%が移住意向となったのです。

勤務先がリモートワークを推奨すれば一定数移住する人がいるということでしょう。

移住先を選ぶときのポイント

(写真=PIXTA)

次に、株式会社エイチーム引越し侍が2020年6月から7月に実施した、「住んでみたい地域」に関するアンケートの「住んでみたい移住先」を選んだ理由を見ていきます。理由の第1位は、自然が豊かでのびのび暮らせそう、第2位は都市部に近く不便でないからでした。

豊かな自然、または自然と都市部との距離感が移住先を選ぶポイントのようです。