世界の超富裕層はどんな場所でどんな料理を楽しんでいるのだろう—。富裕層向け高級ホリデーアパートメントの仲介サービスLVH Globalのアミール・ベネシュCEOが、純資産3000万~40億ドル(約32.7億~4367億円)、平均年収500万ドル(約5.4億円)の顧客からの予約リクエストが多いレストランをまとめた。

東京からは「すきやばし 次郎」と「Quintessence」が選ばれた。味・質・雰囲気・エンターテイメント性を満喫できる「超富裕層が愛する世界のレストラン」14軒をご紹介しよう。

ベネシュ氏によると、超富裕層はレストランを選ぶ際、食事の良質さだけではなく、話題性も重視する。「予約をとるのが難しいレストランで食事をする」ことで、エクゼクティブな気分を堪能するのだという。

Catch L.A.—ロサンゼルス(米国)

ロサンゼルスとハリウッドヒルズが見渡せる、全340席の大規模なシーフードレストランCatch L.A.。寿司などアジア料理からインスピレーションを受けたメニューが個性的だ。ロブスターや蟹の盛り合わせが スモールサイズで99ドル(約1万円*2018年5月8日為替レート、1ドル=109円で換算)、寿司はベジタリアン巻きで17ドル(約1852円)から。

Chef's Table at Brooklyn Fare−ニューヨーク(米国)

ニューヨークで最も予約が取りにくいという大人気のミシュラン3つ星レストラン、Chef's Table at Brooklyn Fare。日本料理とフランス料理のテイストを取り入れたメニュー が自慢。テイスティングメニューは一人前394.36ドル(約4.3万円)から。

Alinea−シカゴ(米国)

米富裕層雑誌「エリート・トラベラー」やビジネス情報サイト「ビジネス・インサイダー」などが「世界1のレストラン」 に選んだAlinea。料理と科学が融合した独創的なメニューは、最早アートの域だ。10~12品コース一人前で175~225ドル(約1.9万~2.5万円)。

Lio−イビザ(スペイン)

食事をしながら華麗なショーが楽しめるLio。レストランとクラブ、キャバレーが融合した建物内には、高級マリーナという場所柄、富裕層が集う。飲み物だけの利用もOKだが、飲み物にもショー代が含まれているため、値段は少々高め

すきやばし次郎−東京(日本)

人間国宝の寿司職人、小野二郎氏が店主のすきやばし次郎。2014年にオバマ大統領が来日した際、安倍首相と非公式な会食の場にも選ばれたミシュランの3つ星だ。客室が約10席のため、予約がとるのが非常に困難だそうだ。

Club Les Palmiers—サントロペ(フランス)

高級リゾート地サントロペで、海を眺めながら地中海料理に舌鼓を打てるClub Les Palmiers

The Fat Duck—ロンドン(英国)

英国のカリスマシェフ、ヘストン・ブルーメンソール氏が、視覚を強く刺激する幻想的な創作料理で客を驚かすThe Fat Duck。均一価格のコース料理は一人前462ドル(約5万円)。