青春時代はアイドルを追いかけて過ごした人も、大人になるにつれて情熱が冷め、現実的に生きる人が多いでしょう。しかし、その一方で、ジャニーズや韓流スターに夢中になる40代女性も少なくないようです。なぜアイドルに情熱を注ぐのか、その理由を探ってみましょう。

アイドルに夢中になるのはなぜ?

男性アイドルの熱愛が報じられると、インターネット上には悲痛の叫びが無数に寄せられます。芸能人に対して特別な感情を抱くことのない筆者は、そうした嘆きに対して不思議な思いでした。

話せるわけでも、付き合えるわけでもない。テレビ越しでしか会えない男性のことで、一喜一憂するのはなぜなのか。想像するだけでは答えが出ないため、木村拓哉さんと韓流ドラマが好きな友人Sさんに、男性芸能人に夢中になる心理について聞いてみました。

きっかけはあこがれ、その後は現実逃避

「あこがれから始まるんじゃないかな。学生時代は本気で拓哉に恋してたけど、大人になってからは落ち着いたかな」と語るのは、木村さんのファン歴20年を超えるSさん。SMAP解散前はコンサートにたびたび足を運び、解散時には数日間食欲をなくすなど、とても熱心なファンぶりでした。

「結婚後は、おなかが出てきて髪も薄くなった夫とのギャップもあって、イケメンを見たくなるよね。子どももいるから不倫するわけにもいかないし、現実逃避かな」と40代既婚女性ならではの核心をつくコメントが語られました。なかなか簡単に恋愛に飛び込めないキャリア独身女性も同じような状況ではないでしょうか。

「こんな恋がしたかった!」願望を満たしたい女性たち

テレビ越しの男性芸能人たちは、いわば理想の塊。ルックスや歌、ダンス、演技などすべてがエンターテインメントとして視聴者に提供されています。

大人のファンたちは、理想とかけ離れた現実の箸休めとして、そのエンターテインメントを消費しています。時には、ドラマの中で恋愛に溺れたり、生き生きと歌い踊る姿から元気をもらったりして、娯楽に興じているといえるでしょう。

最後に、Sさんはこうも語っています。「韓流ドラマはありえないキザなセリフをサラッと言うし、ヒロインになったつもりで聞くと、キュンキュンくるのよね。こんな恋がしたかった!」

実はとてもスマートな選択肢

「恋をしたい!」という欲望に忠実になりすぎると、不倫に走ったり、問題になったりするケースも。恋愛をすることが難しい環境の女性にとって、ジャニーズや韓流スターのファンになることは、実はとても賢い選択肢だといえるのではないでしょうか。

文・古賀令奈

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