連休に向けて海外旅行のプランを立てている人も多いだろう。海外で買い物をする際に気になるのがクレジットカードだ。「海外旅行ではクレジットカードを使うとお得」と言われることは多いが、クレジットカードをどのように使えばよいのだろうか。また事前に何か準備しておくことはあるのだろうか。

今回は、海外旅行でクレジットカードをお得に利用するために、渡航前の注意点を3つ、渡航後の注意点を3つ紹介する。

渡航前の注意点1  旅行用に持参するカードを選択 保険やサービスもチェック

海外旅行の前に確認したいのはカードの利用限度額、付帯サービスや盗難にあったときなどのサポートである。クレジットカードによっては海外旅行保険が自動付帯してくるもの、旅行代金をそのクレジットカードで支払った時のみ海外旅行保険が付帯してくるものがあり、サービス内容を十分確認したうえで決めたいものだ。気になる人は、海外旅行保険の自動付帯に加えて、ショッピング保険も付帯するクレジットカードを選択するのもよいだろう。

海外保険を利用したい場合やカード紛失の場合を考えると、24時間対応で日本語サポートがあるカードがいいだろう。

自宅から空港までの手荷物宅配サービスがあったり、空港でのコート預かりサービスがあったり、空港のラウンジが利用できたり、ホテルがアップグレードされるクレジットカードもある。国内空港のカードラウンジだけではなく、世界で1,000か所以上の空港ラウンジが利用できるプライオリティパス付帯のクレジットカードもある。

国によって加盟店が少ない国際ブランドのクレジットカード会社もあるので、事前に渡航先の加盟店の状況も調べておく必要がある。渡航先で加盟店が多い国際ブランドのクレジットカードを持っていれば安心だ。

渡航前の注意点2  暗証番号とサインを忘れない

現地で通貨が足りなくなった場合は、クレジットカードのキャッシングが便利だ。現地通貨のキャッシングはその日の為替レートで決済される。ATM手数料と金利が発生するが、両替所の換金よりもお得なケースがある。この場合ATMで暗証番号が必要になるので、クレジットカードの暗証番号を忘れないでおくことが必要だ。ICチップ付きのクレジットカードを利用する場合も暗証番号を求められるので、必ず控えておくようにしたい。

渡航先の加盟店によっては、クレジットカードを利用する場合IDカードの提示を求められることがある。よってクレジットカードの署名欄のサインは、パスポートと同じものを使うのが無難だ。

渡航前の注意点3  カード番号、カード会社の連絡先をコピーしておく

盗難や紛失など海外旅行でトラブルが発生した場合、被害を食い止めるためにクレジットカードの番号、クレジットカード会社の連絡先はコピーをして持って行くようにしよう。

以上が渡航前の3つの注意点である。これらをふまえて
2~3枚ほど異なる国際ブランドのクレジットカードを準備するのがよいだろう。次は渡航後の注意点を3つ紹介しよう。