日々仕事で忙しく、仕事終わりや休日は寝るだけで終わってしまう。そんな生活にメリハリをつけるために始めるといいのが「習い事」です。休みの日や仕事後に習い事をするだけでも、生活にハリが出て充実感を得られます。そこで今回は、「大人の習い事」にフォーカス。習い事のメリットや続けるためのコツを解説するほか、安く1万円で始められる人気の習い事も紹介していきます。

大人が習い事を始めるメリットは?

大人の習い事には多くのメリットがあります。まずは習い事をすることでどんなメリットを享受できるのか見ていきましょう。

生活の質が高まる

習い事を始めることで、仕事と私生活以外の時間を持つことになり、ワークライフバランスが改善されます。習い事が趣味になり、知識や教養が身に付くことで、生活の質が高まるでしょう。

新たな人間関係ができる

複数人で受講するような習い事であれば、新たな出会いも期待できます。大人になると新しい友人関係を築きにくくなると言われていますが、習い事が人間関係を広げる良いきっかけになってくれます。

スキルアップにつながる

資格取得のように、キャリアアップにつながる習い事をするのもいいでしょう。すぐに仕事につながらなかったとしても、資格を生かして将来的に副業・兼業の役に立つかもしれません。

大人が習い事を選ぶ際のポイント

習い事と一口に言っても、その内容は多種多様。「どれを選んだらいいか迷ってしまう」という人も少なくありません。続いては習い事を選ぶ際のポイントを紹介します。

好きなもの、興味を持てるものからまず探す

「好きこそものの上手なれ」と言われるように、好きなこと、興味がある事柄を、本格的に学んでみるというのがセオリーです。好きなことであれば長続きしやすいですし、それだけ上達もしやすいでしょう。

負担費用の大きさも重要

習い事の種類によっては、出費の大きいものもあります。毎回のレッスン料に加えて、道具・材料の費用についても事前に調べておきましょう。

例えば、バイオリンを習い始めようとした場合には、一般的にレッスン料は月額数千円だけれども、楽器を購入するのに別途10万円くらい必要というケースも考えられます。初期費用だけでなく、ランニングコストを含めて負担費用を見積もっておくといいでしょう。

特にやりたいことがなければ、取りあえずいろいろ体験してみる

「やりたいこともない」「なんとなく何か始めたい」という人は、間口を広く持っていろいろなことにチャレンジしてみるといいでしょう。

無料体験、無料レッスン、30日間無料など、お試しサービスを実施しているところも多くあります。まずは実際にトライしてみて、自分に合うか合わないかを判断しながら、やりたいことを見つけてみてはいかがでしょうか。

大人の習い事は「教室」「通信教育」どっちがいい?

習い事の形態は、大きく教室型と通信教育型の2つに分けられます。それぞれにメリット・デメリットがあり、何を学ぶかによってもどちらが適しているか異なります。

教室型

「教室型」は実際に足を運んで、教室でレッスンを受ける形式です。料理教室や英会話教室などが一般的。教室型のメリットとしては、先生と直接やりとりができるので、分からないことがあればいつでも質問・相談できる点です。

さらに複数人で受けるようなレッスンであれば、そこから友人関係が広がるかもしれません。一方、一番のデメリットはコストです。教室型は月謝が高くなる傾向にあり、さらに実際に足を運ぶ必要があるので交通費や時間的なコストもかかります。

通信教育型

通信教育型はインターネットや郵便などを通じて、講師とやりとりをするスタイル。通信講座の「ユーキャン」や「キャリカレ」などが有名です。教室型よりも自分のペースで進めやすいのがメリットです。

さらに、新型コロナウイルスによる感染症の影響もあって、インターネットを介したオンラインレッスンにも注目が集まっています。語学や簿記などの資格取得系に人気があり、家に居ながらにしてレッスンを受けられるので、仕事で忙しいという人でも続けやすいのではないでしょうか。

大人が習い事を長く続けるためのポイント

せっかく新しいことを始めるのですから、できれば長く続けたいものです。次に習い事を長続きさせるためのポイントを確認していきましょう。

スケジュールに組み込んでおく

教室に通うにしろ、通信教育で学ぶにしろ、習い事に充てる時間を「月曜日の19~21時」というようにスケジュールに組み込むことが長続きの秘訣です。

なんとなく「空いた時間にやろう」とすると、忙しさにかまけてサボりたくなってしまいます。それを律するためにも、手帳やスマホのスケジュールに書き入れておくといいでしょう。

目標を決める

何事にも目標は重要です。目標があることでモチベーション維持にもなりますし、理想と現実の距離感を知ることもできます。ただなんとなく習っているだけではなく、現状を見つめた上で実現できそうな目標を立ててみましょう。

トレーニングなら体脂肪率を〇%下げるとか、料理教室なら新しいメニューを何品マスターするとか、数値で目標を立てると達成したことも分かりやすくなります。

人に話す

習い事を始めたらそれを周囲の人に話すことも、長続きさせるためには有効です。人に話すことで、途中で投げ出しにくい環境に身を置けます。さらに応援してくれる知人・友人がいれば、モチベーションアップにもなるでしょう。

学んだことを生活で実践する

習い事を始めてみると、いろいろと学ぶことが多いかもしれませんね。習い事の種類にもよりますが、学んだことを日常生活で実践してみると習い事の成果をよりリアルに実感できます。

例えば英会話教室に通い始めたという人は、街中にいる外国人に積極的に話しかけてみるというのもいいかもしれません。教室の外で英語を使う機会を持つことは実践練習になり、さらにそれが自分にとっての刺激にもなるはずです。