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2020/06/30

男性の育休について、男性育児休業取得率から考える

政府はイクメンプロジェクトとして男性の育児休業取得率を2020年までに13%とする目標を掲げています。皆さんは厚生労働省が発表している最新版2018年の男性育児休業取得率が、何%だったかご存知ですか。

2018年男性育児休暇取得率は、「6.16%」でした。(出典:厚生労働省平成30年度雇用均等基本調査)

2017年と比べると1.16%改善し、長期的には上昇傾向にあるものの、目標の13%には程遠い状況です。

 

この記事では、これだけ男性の育児休暇取得が叫ばれるなか取得率が上がらない理由から、政府が推し進める育休取得のメリットについて考えます。

 

また、さくらインターネットでは2018年度の男性育児休業取得率が「42.9%」と100%にはまだまだ及ばないものの、厚生労働省が発表しているデータと比べると男性育児休業取得率は高いといえます。

 

どうして、さくらインターネットでは比較的高い水準で男性の育休が進んでいるのかも記事の中でお伝えしたいと思います。

実は男性で育休を取りたいと思っている人はこんなに居る!

「育休を取得したい」と希望している新入社員男性は、2017年の時点で79.5%と過去最高の数値をたたき出しています。(出典:日本生産性本部「2017年度 新入社員 秋の意識調査」)

 

しかし、実際の男性育児休業取得率は6%台にとどまっているのが現実です。この新入社員の希望と実際の取得率の差はとても大きいのがわかります。育休を取得したいと考え、育休制度が整っている企業に就職できたとしても、実際には取得が難しいのです。

現代の男性育児休暇の課題はこの乖離にあるのではないでしょうか。

 

日本の育休制度について

日本は育休制度が整備されていないイメージがありますが、実は制度としては整っているのです。ユニセフ(国連児童基金)が先進国の子育て支援策についてまとめた報告書によると、日本が父親に認めている育休期間は、OECD(経済協力開発機構)、EU(欧州連合)に加盟する41カ国中最も長いとされています。

 

このようにパパとママをサポートして安心できるような制度があるのです。

なぜ男性は育休が取りにくいのか?

このような乖離が起こる大きな原因として挙げられるのが「企業による課題」と「男性自身の意識」です。

 

そもそも企業側としては「人員不足」「長時間労働」が経営課題として存在する以上、これらを助長しかねない男性の育休取得はリスクとなるも事実です。実際に休むにあたって「まわりに迷惑をかけてしまうのではないか」と不安に思う人は少なくありません。

それは休んだ分の仕事のしわ寄せが同僚に来ることに問題があるからです。ひどい場合には、独身社員と子を持つ既婚社員に溝ができ、組織のバランスを壊しかねません。しかし、打開策がないわけではありません。育休取得者が早めの取得宣言をおこなうことで仕事分担を事前にしたり、他の社員の業務を平等化したりと、政府がしかるべき対応案を提示しています。

 

これらの案は結果として、業務の棚卸しや「見える化」を促進し、業務効率の向上・生産性向上や長時間労働の抑制にもつながります。こうした世論のなか、男性の育休取得の課題について取り組んでいる企業は増えています。

例えば、積水ハウス株式会社は男性社員の育児休業1カ月以上の完全取得を目指して2018年9月より「イクメン休業」制度の運用を開始しています。休業取得計画書を作成し、上司と面談をして育休を取得することで取得促進をするだけでなく、誰もが育休を取りやすい環境づくりをしているのです。この育休制度によって積水ハウスでは男性の育休取得率が100%となっています。

 

また、それに反して「育児休業を取る意識がない」男性が多いこともわかっています。「男性自身の意識」の問題です。上記のような「周囲への影響」の他にも、キャリアアップの機会を逃す「キャリアロス」や給付以外の賃金が支払われないことによる「所得ロス」を懸念してなかなか踏み切ることができないのです。積極的に育児参加をすることは重要だと分かっているはずですが、なかなか踏み出すことができないといえます。

たしかにこの2つの「ロス」は今後の生活において大きな壁となるでしょう。ただし、「子どもが小さい時間」は二度と取り戻すことができないのに対し、この「キャリアロス」「所得ロス」は挽回可能なものであるともいえます。

 

また、育休を取得することで以前より「業務のやり方を見直す」ことができたり、「効率的な働き方が身に付く」ことも考えられます。

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